SuperLv825

マイコンBASICマガジン1996年4月号掲載。

宇宙暦0297年4月2日0024時、資源惑星N88において大規模な土砂崩れ発生。地下炭坑で作業員が多数生き埋めとなった。同0820時、救助隊到着。救出作戦には最新型のレスキュー・アーマー「スーパーLv825」が投入された。要するに、作業員を救出するのが君の任務である。

救出作業用のロボットSuperLv825をテンキーの[8][2][4][6]で上下左右に操作、<炭坑にいる作業員をすべて救出し>、<基地に戻る>と1面クリアとなります。炭坑は崩れた土砂で埋まっていますが、ロボットはこの上を歩いたり、掘り進んだりすることができます(岩は掘れない)。ただし一度掘った土砂は再生されません。上に移動する時はハシゴを使いましょう。

画面上に見えるのは自分の周囲5×5の範囲だけです(移動に合わせ、スクロールする)。あとはレーダー・スクリーンを頼りに作業員を探し出してください。このレーダーは最初、基地と自分とアイテムの位置しか表示しません。基地は黄色、自分は白、アイテムは赤で表示されます。アイテムは強化レーダーで、これを取ると作業員も(緑で)表示されるようになります。しかしながら<レーダー・スクリーンの情報は、あくまでレーダー・アイテムを取った時点のもの>です。次にレーダーアイテムを取るまで、スクリーンに変化はまったくありません(救出してしまった作業員も表示されていることがあるなど)。だから作業員の残りの数は、表示されている数は、Menというところの数字で確かめましょう(Men:が0になっていたら、基地に行けばよいのです)。動いたあとは自分の位置もだいたいの見当をつけるしかありません。全3面。ギブアップは[G]で、その面を続けるかどうか聞いてくるので[Y][N]で答えます。

ゲーム内容と遊び方

ゲームスタート直後の画面。画面中央のパワードスーツが主人公。画面の下はキャラ紹介で隙間を埋めてたりして。。いかにも8bit時代のパソゲーって雰囲気を演出しています。既にWin95がリリースされている時代でしたから、懐古趣味みたいなところがあります。キャラクタに関してはドット絵の極みって感じです。

レーダーアイテム発見。これを取ると、人がいる場所が、画面右上のレーダーに表示されます。取る度に最新の情報に書き換えられます。

上が人です。キャラ紹介ではMenって複数形になってますけど、よく見るとうなだれている人と、手を振っている人が書き込まれています。

大学卒業前後の作品で、何をやってるんだって感じですが、実際は中高生の頃に作っていたものを手直しして出品したものです。この頃は掲載のコツをつかんでいて、昔作った失敗作を手直ししては投稿していました。

本作は、今月のベストプログラマーに選出して頂いた他、表紙にも使ってもらいました(右下にちょこっと写っています)。

1996年4月号表紙

掲載記事本文

マップ公開

全3面のマップを気前よく公開! はっきり言って、マップ見ちゃうと意味のないゲームなので、純粋にプレイを楽しみたいという方は、以下は参照を控えるということで。

第1面

そんなに難しくはありません。右側から地下に降りてゆき、時計回りにぐるりと歩けばクリア。実際のゲームでは、画面のほんの一部しか見えてないので、大変っちゃ大変ですけど。

第2面

背景が非常に美しい面です。それ以外どうってことないですけど。パズルとしては意図的に簡単にしています。手探りで掘り進んでゆく感じを楽しめればいいかな、と思ったので。

第3面

なぜか、マップの下の方に背景が見える面。こうやってマップを全部見てしまうと、モールモール系のパズルとしては簡単過ぎるほど簡単ですが、レーダーを手がかりに歩くとなると、丁度いい難易度かと思います。

プロトタイプ版

モールモールのように階段まで消えてしまう初期バージョンがあり、そちらもディスクイメージに収録されています。「惑星N88の遺跡」とかいう恥ずかしいタイトルですけど。


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