WelComeToGreeNWooD!

マイコンBASICマガジン1993年9月号掲載。細菌の世界の物語、という世界観で制作した完全オリジナル構想のゲームです。

ゲーム内容と遊び方

あなたは長い旅の末、GreeNWooDという森にやってきました。この森は苔でおおわれていて、とても住み心地がよさそうでしたが、住人たちは不機嫌でした。なぜなら、最近、グリーン・ドラゴンが住みついたからです。これは小さな細菌たちのお話です。

登場人物と会話したり、アイテムを見つけたりしながらモンスターと戦い、最終的にはグリーン・ドラゴンを倒すのが目的です。サイドビュー、画面切替え型のAVGといった感じです。実行してから1分ほど待つと、ゲームが始まります。テンキーの[8][2][4][6]で移動。ニョロニョロ風の登場人物(一応これもスライム?)にぶつかると、いろいろとお話をしてくれます。武器を手に入れるとスペースキーで攻撃することができるようになります。右側にだけしか攻撃できませんが、敵は右側にしか出てきません。ちなみに、みんなデカキャラ(もしかして死語?)です。

この世界では水晶がお金の代わりです。水晶を集めて買い物をしたりできます。一度にも持てる水晶の数は4つまでです。あと、いたるところに扉があって、これを開けるにはKEYが必要です。KEYはどっかのスライムが水晶2個で売ってくれます。あと宝箱からも出てくることがあります。主人公は、水に落ちたり、デカキャラの攻撃に当たると死んでしまいますが、死ぬとそのとき持っていた水晶とKEYをすべて失うので、場合によってはクリア不可能となることがあります。これはもう手詰まりだなと悟ったときは[ESC]キーを押してください。最初から始まります。

ゲーム画面と大まかな流れ

ゲームスタート直後の画面。ドラクエのスライムみたいなのが主人公。ニョロニョロみたいなのが登場人物で、これと会話して武器を買ったり、ヒントをもらったりして進めていく。右に見えるのは「扉」で、開けるには鍵が必要。
メッセージ類はひらがなを使用して読みやすくしております(当時はゲーム中のメッセージはカタカナが定番だった)。

以下はネタバレになるので、純粋にゲームを楽しみたい方は、プレイ後に閲覧するとよいでしょう。

カギ屋発見。通貨は水晶で、あちこちに落ちています。

トロル出現!! いわゆるデカキャラです。8bitパソコンの時代はデカイというだけで、すごいことでした。なお、データ量の都合上、解像度は16×8ドット。
ここはトロルの巣で、落ちちゃったら出られない。トロルは予め武器(木の剣)を購入しておかないと倒せません。武器を手に入れてから降りてこないと、殺されるだけ。これをやっつけると、後ろにあるアイテムをゲット出来る。

これは中ボス、レッドドラゴン。右上にいるスライムは水門の番人。必要なアイテムを揃えると、水門を閉じて、滝を堰き止めてくれるのだ。

これは湖。

滝を堰き止めると、このように水がなくなります。

ようやくたどり着いたラストボス、グリーンドラゴンの部屋。こいつを倒すとエンディグだぞ!

全マップ公開!!

3×3の全9画面。画面数は少ないけど、イベント、アイテムなどはぎっしり詰まっている。この当時(今でもそうか)、市販ゲームは無駄にマップが広いことが多く、ウンザリ気味だったので、これぐらいが丁度いいんだぞと言いたかった(データが少ないので、掲載されやすいという理由もあるけど)。

その他

本作は、今月のベストプログラマーに選出して頂いた他、表紙にも使ってもらいました(左側にちょこっと写っています)。

1993年9月号表紙

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