『世界の歴史4 ギリシア』河出書房新社、他
最近専ら古代ギリシア関連について読み続けております。なんでかと言われても、なんでしょうか。しかし、ギリシアについて読んでいると、その間は日常生活の嫌なことと将来の不安とかだいたい忘れて過ごせてしまうわけで、ひたすらギリシアについて読み、そしてネットで検索しつつギリシア関連の文献を注文し、続々届いてくるわけです。なんとなく他に何もする気が起こらない。こんなことしている場合なのか、という気もしないではないものの、これも全く無駄というわけではなくて、古代ギリシアについて知ってゆくと、その後の西洋美術の様々な事柄についての見方が大きく変わる、変わるというよりも、今まで知らなかったところに関して恥じ入る気分にするらなるほど無知であったと実感することがあります。古典古代の文学について読めば読むほどさらに読まねばならぬものが増えてゆく、これはルネサンスの芸術のパトロンとして知られるメディチ家が古典文献を収集しまくり、その収集熱は凄まじいものでしたが、プラトンについて語るサークルを作っていたし、まさにこれこそがメディチ家界隈というか、ルネサンスの原動力であったかと思うのですが、ルネサンスに限らず時代が下っても例えばルーベンスについては言えば、彼は幼少から古典文学教育を受けており、ラテン語に堪能で古典をよく勉強し、古典研究を語るサークルを作り、古代彫刻を北方に持ち帰ってギャラリーを作ったりしております。以前はこのようなことに大した関心を払っていなかったんですが、今は妙に共感を覚えているところです。まず第一にそれくらい面白い、という事実があるでしょう。そしてそれについて語りたいがためのサークルを作ってしまいたくなる行動もやはりわかるような。私の周りには美術をやっている人はたくさんいますが、古典古代に詳しい人などまず居ませんし。イリアスを読んだ、という人も居ないのではなかろうか。まぁ、今となっては必要のない教養なので、致し方ありませんが。それはともかく最近読んだのは以下になります。

村田数之亮(著)、衣笠茂(著)『世界の歴史4 ギリシア』河出書房新社
文庫版で読了。初出がいつかは確認してないけれども、序文の現代ギリシアの説明がまだ王国だったので、本文が書かれてからだいぶ年数が経っていると思います。しかし今まで読んだ古代ギリシア通史の中では最もわかりやすかった。既にたくさんギリシアについて読んでいるせいで、既に知っているからわかりやすいと感じただけかもしれないけど、しかしそれを差し引いても、読んでいて視界が晴れてゆくような明快さがありました。図などは最小限であり、文章による叙述で語っているわけだけれども、決して長すぎない分量の中で、的確に要点を説明してあるように思われます。そして、美術についての説明を端折っていない。ギリシア美術についての本は過去にけっこうよんだが、いまいちピンとこないところがあったのだけれども、こうして歴史と一緒に読むと、その移り変わりの意味が見えてきて、いろいろと今まで不明確だったことが氷解した気分であります。

大村幸弘(著)『トロイアの真実』読了
学術的な内容かと思っていたら随筆風でさらりと読めました。シュリーマンの発掘について実はそんなに読んだことがなったので勉強になったと共に、なかなか楽しめました。

周藤芳幸(著)『古代ギリシア 地中海への展開』読了
現代の人もギリシアに対するイメージは、後に作られた古典古代的なものであると思いますが、それについていろいろ考えさせられるところがありました。

藤縄謙三(著)『ホメロスの世界』新潮選書
ホメロスや叙事詩の歴史的背景について語り、そしてイリアス、オッデセイアについての章になります。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 11:44 PM | comments (0) | trackback (0) |
ベートーヴェン:ピアノソナタ全集10枚組(バレンボイム)聴了
ラクティスの1年点検済ませました。新車購入後6年間ほぼ毎日のように50kmほど走向しているわけですが、未だ不調なし。点検パック内の部品交換(ワイパーゴム等)で終わりました。勧められるままにフューエルワンとプレミアムパワーを燃料に入れてもらったので、その分ちょっとかかりましたが。次は軽自動車かリッターカーでいいやと思っているのですが、現在はちょっと距離のあるところに通勤しているので、1500ccのエンジンと16インチのタイヤのおかげで多少は運転の疲労感を和らげていてくれてるのではないかと思っているわけですが。

それはともかく、車での通勤時間が長いのですが、その間に近年非常に安く入手できるCDのBOXセットなどを聴いておるという話を何度かしていましたが、最近聴いたのはバレンボイムによるベートーヴェンピアノソナタ全集10枚組Beethoven:Complete Piano Sonatasであります。バレンボイムの演奏が好みかどうかというと、それほどでもないのですが、たまたま2500円くらいと安かったので買ったわけですが、ベートーヴェンのピアノソナタ全32曲は素晴らしいものであるといえるでしょう。あまりにも素晴らしすぎるので、何度も繰り返し聴いて居た為、今回は聴き終えるのにいつもより長い期間を要してしまったので、買いためた他のBOXが放置されてしまった。本セットで個人的に感銘を受けたのは「告別」で、曲も良いし、演奏も良いです。それと「ハンマークラヴィーア」これは規模が大きいのでバレンボイムと相性良さそうには思いましたが、それにしてもなかなかです。これは何かもう2、3別のBOXを買いたいところです。もうベートーヴェンピアノソナタ全集だけ聴いて生きててもいいんじゃなかろうか。

| 音楽 | 11:20 PM | comments (0) | trackback (0) |
HPのデスクトップPC Pavilion desktop 595購入。
Win7のサポートも来年1月で切れるので、次期メインPCとして下記を購入しました。

Pavilion Desktop 595-p0101jp
デスクトップPC
Core i5-9400F、メモリ8GB、SSD256GB+HDD2TB、RadeonRX550、DVDRドライブ
送料税込¥64,584

世間はほぼスマホで完結する世界になってきてますが、私にしてみるとデスクトップPCというのはけっこう重要なのです。これまでは自作PCのパーツを交換しつつ世代交代させていたけれども、例えばDVDドライブはパイオニアでなければならんとか、どのプレイヤーに入れても確実に再生するDVD-Rを焼きたいとか、DVDを再生しているときに爆音で回転してもらっては煩くて煩わしいとか、まぁ、そういうのがあって、好きなパーツを使いたかったので、自作PCだったわけだけれども、気が付くとそういう要素はほとんど無くなったなと。DVDみたいな回転メディアも過ぎ去って、アナログ的な要素がどんどん減ってきて、パーツの個体差なくなってきた感がありまして。安定して動作してくれれば皆変わらん。今やパーツに拘る時間がもったいない。今後はごく普通の省スペースデスクトップにして、細々と使っていこう、横置きにしてオーディオか何かみたいにさりげなく設置して、パソコンの存在感を無くしてしまおうというふうに考えていたわけです。省スペースPCはいいですなぁ。机周りのレイアウトがかなり自由になるし、静かだし、現在は性能も問題ないし。しかしちょっとスペックを上げると省スペースPCって意外と高くなったりするんですよね、まるで軽自動車のカスタムみたいに。

省スペースPCを注文するつもりでヒューレットパッカードのwebサイトを見たら週末限定セールにて件の物が送料税込で¥64,584とあったので、同等の構成だと省スペース機では9万近くになってしまうということもあり、まぁ今後もしばらくタワー型でいいかなと諦めて注文したわけですが。タワー型とは言え、奥行きの少ないコンパクトな筐体で、ドライブ類の増設は全くできないというのがちょっと残念。できればM.2のSSDをもう一枚差したかった。実のところ、内部ベイは省スペースPCと変わらんので、この筐体のメリットと言えば、様々なグラフィックボードを付けられることくらいであろうか。本機もRadeon RX550という低価格帯グラボが刺さっている。少なくともCPU内蔵のグラフィックの倍の性能があるらしい。3Dゲームはやらないのだけれども、動画再生に余裕が出てきたら嬉しいところであります。24fpsなどの動画を60fpsに補完変換しつつ再生するという機能や、トリプルディスプレイも可能な模様。久々のグラボなので、ちょっと楽しみだけれども、パソコンのトラブルの大半はグラフィックカードのドライバ絡みであるから、不安定だったら嫌だな、という心配もあり。i5-9400fはCPU内蔵グラフィックを省いたものだそうだけれども、QSVが使えないそうで。動画のエンコードはRadeonの支援機能に対応したソフトを選ばねばならなそう。ま、編集さえ素早ければエンコードは別に遅くてもいいのだが。いずれにしても大して高価なものでもないので、一定の期間メインマシンとして稼働してもらえれば充分ではありますが。

さて、届いたものを開封してみたけれども、思いの外軽かった。このデザインだと横置きにしたら高級オーディオみたいでカッコイイと思われるのだが、縦置きしか対応してない模様。なお、せっかく届いたけど設定はだいぶ後になりそう。まずは現在使っているパソコンをデータ移行の為にファイル整理しなければならんので。それと実はプリンタを新しくしようと思っていて、原稿のプリンタはインクが切れたまま補充してないのだが、これも早くなんとかせねばならず、そしてモニタもHDCP対応の24インチのものに替えたい。そしてプレゼン用に携帯しているノートPCもWin7なので替えなければならぬ。

| 家電・パソコン | 08:55 PM | comments (0) | trackback (0) |
自宅のキハダから染料を取ってみる その2
自宅に植えていたキハダの木から黄色の染料を採って染めみる話のその2です。実際に染めに入ります。

さて、集めたキハダの樹皮であるけれども、前にも書きましたが、表皮と黄色層の間に緑の層があって、木から剥がした時点では緑の層が密着してるんですが、これってふつうどうするんですかね。
私は一応、手短にできる範囲で取り除いておきました。
キハダ
放っていても、やがて薄茶色になるだけで、染料としてそれほど大きな影響はなさそうですが。もし取り除くならば、まだ樹皮が木についている状態のときに刮いでしまった方が楽であろうかと思います。

そして、こちらが数日乾燥させた状態。
キハダ
もっと乾燥させたらどうなるのか見たいところですが、早く試してみたいので、今回はこの程度で。

染めるのは、Amazonで買った小サイズ木綿ハンカチ10枚入りの2枚。
キハダ

キハダ樹皮を煮出してみる。
キハダ
すぐに黄色い汁が出てくる。

キハダ
20分ほど煮たところで、樹皮を取り出して木綿ハンカチを入れてみたところ。

素晴らしい。立派な黄色に染まりました。
キハダ
黄土っぽい黄色とかじゃなくて、レモンイエローのような鮮やかな黄色。これはすごい。黄色と言われている色でも実は茶色っぽかったり、あるいは少量の染料しか採れなかったりとかいろいろガッカリすることがありますが、キハダは文句なくイエロー色であり、そこそこの量を染めることができるということで、大変立派な黄色です。
なお、2枚染めた布のうち、1枚は明礬で媒染しておいたのだけど、媒染なしとで見た目の色の変化はほとんどなかった。耐久性は変わるかもしれないけど。

キハダ
数日経って、皮を剥いたキハダ樹木を見たら、白く生々しかった樹幹が緑色になっていました。

さらに3週間ほど経ったところ、すでに樹皮と黄色の層っぽいものが形成されはじめており、すごい回復力だと関心。
キハダ
いや、これなら毎年取れるのではないか。

ちなみに、樹液も大量に出てきたのでのだけれども、どうも水溶性っぽいので、次はこれでアラビアゴム的な使い方ができるか試してみたいと思います。

| 絵画材料 | 07:56 PM | comments (0) | trackback (0) |
100 Best Baroque Music というのを買ってみた
6枚組CDで100入りの、100BESTなんとかというオムニバス形式のセットが、クラシックから洋楽までさまざまなジャンルで出ておりますが、バロック音楽も何種類かあって、前から何か買ってみたいと気になってたんですが、100 Best Baroque Music(Warner Classics)という輸入盤のものを買ってみた。Amazonで送料込1300円前後と非常にお安いのだけれども、このセット、各CDへのジャンル分けが国または地域別になっており、1枚目はパーセル、ヘンデルを中心としたイギリス編、2枚目はヘンデル、モンテヴェィルディなどのイタリア編、3枚目はヴィバルディ、ペルゴレージ、スカルラッティなどの地中海編、4枚目はリュリ、クープラン、ラモー他数多のフランスバロック、5枚目はバッハとその時代編、6枚目はバッハとその一族という具合なのだけれども、一般的にはあまり名前が知られていない作曲家も取りあげられているなど、なんとなく学究的な感じがするところがクラオタには好感度高いかと思われます。格安セットであり、解説の冊子などもありませんが、自分で調べるなどしたくなるところもあり、ちょっと勉強になるような気がします。他のセットだと、誰もが知っているような曲を、曲調を揃える感じで並べれてて聞きやすくというムード音楽的な構成になっているのだけれども、それらとはちょっと別傾向なんじゃないかと思われます。これはなかなかいい買い物をしました。

さらにオペラの聴き所がつまったCDを持っててもいいかな、と思って同じく6枚組のベスト・オペラ100(EMIミュージック・ジャパン)を買ってみました。オペラ編も何種類か出ていますが、気に入っている曲目ができるだけ収録されているものを選んで買いました。しかし各CDへの収録方法がけっこうバラバラで、同じ曲からの歌が別のCDに収まっていたりして、CDという媒体としてちょっと不便な感じが。そもそもがやはり一曲を通して聴くのが良くて、抜き出して聴いてもいまいち感動しない、という問題もありますが、それはともかくとして、同じ作曲家とか、同じ曲とかは続けて聴けた方がいいような気がするのですが。なお、国内版なので、多少曲の解説がされた紙が付属しております。

その他のものとしては前に書いたかもしれないけれども、やはりCD6枚組である100 Best Wagnerというのが素晴らしい。6枚組だけあって、他の1、2枚のワーグナーオムニバスよりずっと充実しています。CD2枚目の指輪抜粋編が丸ごとハイティンクの録音だったので、そこは既にBOXCDを持っていたのが残念というか、それはべつにしても指輪は4曲もあるのだから多少変化を付けてもよかった気もするんですが。6枚目は序曲を中心に構成されているのだけれどもマイスタージンガーの前奏曲(リッケンバッハー/ロンドンフィル)が特に素晴らしかった。ワルキューレの騎行の管弦楽版(クレンペラー/フィルハーモニア)もなかなかの迫力。

というわけでこの手の6枚組のオムニバスセットなかなかよろしいですな。普通なら買わない演奏家の録音が収録されてるから、ちょっと新たに興味を持つ的なところもあって、その辺もちょっと開拓される感じであります。

| 音楽 | 11:59 PM | comments (0) | trackback (0) |

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