最近聴いたCD
自家用車での通勤時間が長いのです。今年度は片道1時間が週2日、片道40分が2日となりました。というわけで、BOX CDを次々聴いていきたいと思っております。そして最近聴いたものについてコメントしておきたいと思います。

ワーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』クナッパーツブッシュ&バイロイト(1952 モノラル)CD4枚組
最近、専らワーグナーばかり聴いてしまう的なところがあるのですが、ちょっと今気に入っているのはニュルンベルクのマイスタージンガー。ギルドの親方というのにも憧れるところがありますが、まぁ、ハンスザックスはもう16世紀ぐらいの人で中世ではありませんが。しかし喜劇でCD4枚組というのもなんかすごいものがありますが、ふつうのCDだとこの辺はいいやと思う箇所がやはりありますが、クナッパーツブッシュはなんというか、どこをとっても飽きるとかそんなことはなく、どの箇所でもしみじみと味わい深い音作りであり、いつまでも聴いていたいと思うところがあります。

シューリヒトの芸術(ブルックナー:交響曲第3番、第8番、第9番)CD3枚組
シューリヒトが演奏する第3番を聴きたいと思って購入しました。最近になって、ブルックナーは3番が非常によく出来ているのではないか、という気がしてきておるのです。8、9番も聴いてみましたが、こちらはブルックナーファンには定番中の天板である名録音だったので、特に改めて言及することはなさそうなので、とりあえず第3番について述べると、第1楽章が妙にテンポが速くて軽い感じがして、これどうなのかなと心配になりますがすぐに慣れます。むしろこれがシューリヒトなのでしょう。逆に第4楽章のコーダは溜めに溜めて壮大な感じになっており気に入ってます。なお、この3枚組のCDが定価7020円で販売されていたらしいのですが、当時はそれでも買う人がいたというのは、90年代というのはまだなにかと商売がしやすかった時代なのでしょう。今では非常に安く手に入る時代になったけれども、何やってもなかなか儲からないというのを考えると、少し羨ましい気もするのだけれども、やはり安価に山ほどCD買える今の方が楽しいという気もする。

ブラームス:交響曲全集、管弦楽曲集、協奏曲集 コリン・デイヴィス&バイエルン放送交響楽団(5CD)
こちらは交響曲全集の他に、協奏曲なども収録されていて、しかも価格がリーズナブルであり、BOX CDとしてお薦めかと思ったけれども、ヴァイオリンとチェロの為の協奏曲は含まれていなかった。ブラームスの協奏曲中でこれが一番好きなのだが。で、いろいろ検索してみたが、交響曲+協奏曲のBOXでこのダブルコンチェルトが含まれているものが数が非常に限られている模様。別にセット買わなくてもいいのだが、何かこう、人にお勧めでるものがあったらいいなぁというのはあります。

ブラームス:交響曲&協奏曲全集 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団&ベルナルト・ハイティンク
こちらはAmazonプライムでストリーミング視聴できるのすが、CDは買わず、そっちで聴いたんですが、ヴァイオリンとチェロの為の協奏曲も含まれており、曲目としては完璧と言えるでしょう。ロイヤル・コンセルトヘボウの演奏に私がどうこういうようなものではないのですが、交響曲などは昔よく聴いていたウィーンフィルとのCDの方が良かったなぁと思ったのですが、そのCDも手元にもうないので記憶が美化されているだけかもしれません。やはりしかしウィーンフィルと比べると滑らかすぎるような気がしないでもないです。時にちょっと粗野なところもあって欲しいというところで、個人的な好みでいうと、あまり納得がゆかず、プライムで聴くに留めて、mp3は買わなかったです。

モンテヴェルディ:ポッペアの戴冠 全曲 ガーディナー
非常に良い演奏で、各種レビューでも高評価ですが、個人的に思うのは、その昔実際に演奏されたときは、何かこうもっと自由なアレンジみたいなものがあったのではなかろうか、という気がしないでもないです。本当にこうだったのだろうか、という気がするんですが、私如き素人がどうこういうにはまだまだ知識が足りませんが、しかしそれはおいておくとして、これはこれで非常に美しいCDです。

| 音楽 | 11:55 PM | comments (0) | trackback (0) |
トーマス・ハウフェ(著)『近代から現代までのデザイン史入門 1750‐2000年』他
引き続きいろいろ読んでおります。まずは知識不足のところ、自分の弱点といえる部分を克服する感じで勉強したいと、何故か今頃になって奮起してしまって、しかしそうやって考えてみると、全方位弱点だらけではないかという気がしてきてなかなか終りが見えてこない。まぁ、終りはありませんな。

トーマス・ハウフェ(著)『近代から現代までのデザイン史入門 1750‐2000年』
デザイン史の本の中でも、なかなか出色の出来ではないでしょうか。とくに前半部分は個人的に完璧と思いました。翻訳が少々固くて、特に後半は何を言ってるのか分らないところもありましたが、それはともかくとして、人物の紹介や図像の選択などが良くて、教科書としてはなかなか素晴らしい本であります。けっこう網羅的な感じなので、この本の内容を解説してゆけば、デザインについて大いに語れそうな感じであります。

三井秀樹(著)『美の構成学 バウハウスからフラクタルまで』
構成学についての本ですが、前半はバウハウスについて、後半が構成の概要となっていますが、この流れはやはり正しいのでしょう。美大受験生などで、色彩構成、立体構成になかなか身が入らないというか、意味がわからないと感じている人はこれを読むと、きっとやる気が出てくるのではないでしょうか。比例のところでは、やはり黄金比を古代からの美の原理として絶対視しておりますが、そこはちょっと最近の本では否定されつつあるところです。

海野弘(著)『アール・デコの時代』
こちらは学術的な本というよりは情熱的な随筆集的な感じでしたが、今まで関心がなかったジャンルについてぐいぐいと興味を引き起こされるようなところがあって、ちょっとしたカルチャーショックな本でした。

中村るい(著)『ギリシャ美術史入門』
最近、古代彫刻に興味があって、いろいろと小難しい本を読んでいたところですが、ちょっとなかなか基礎的なところが不勉強で読むのが大変だったので、入門書を物色してたどり着いたのですが、これは素晴らしい。単にわかりやすいというだけでなくて、新しいという感じがします。アルカイック期からクラシック期の解説に重点がおかれおり、一般的知名度の高いヘレニズム期についはわりとあっさりしております。しかし読み終えてみるとそれが正解なんだなぁと思いました。以前からなんとなく疑問に思っていたことがバッサリと書かれてあって、気分的にモヤモヤしていたところがスッキリしたという気がして、たいへん気持ちが良かったです。

というわけで、今回の4冊はいずれもたいへんお薦めですので、まだの方は是非読んでみて欲しいところです。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 12:08 AM | comments (0) | trackback (0) |
別冊みずゑ61 特集ルーベンス、他
法人も解散し、決算も終了し、残るは官報掲載期間が過ぎるのを待つだけなのだけれども、仕事がない日は一日中本を読んでいて、運動不足にならないようにたまに散歩し、夜はワーグナーとか聴きながらワイン飲んで寝るのだけれども、もちろん読んでいる本を美術系をメインにするべきと考えて読んではいるのですが、どうしても世界史とかの本も読んでしまうのだけれども、世界史の知識は美術史には欠かせないものであり読んで悪いことは何も無い。しかし、古墳の関連の本をついつい読んでしまうのはなんとかしたいところでありますが、それはともかくとして、読んでも読んでも読んでおくべき本がなくならないどころか鼠算式に増えてゆくので切りがないのですが、まぁ、いずれは急にどうでもよくなったりして終わるのだろうと思うところです。なお、ワインは1日にボトル半分まで、日に20回腕立て伏せをする、というのが今年の目標です。が、それはともかく最近読んだ本について・・・

別冊みずゑ61 特集ルーベンス
ド・マイエルン手記の概要が書かれている号で、それを目当てにずいぶん昔入手した本ですが、今回は黒江光彦先生が書かれたルーベンスの生涯などにもしっかり目を通してみました。というか本当はかつて一度読んだはずなのだけれども、改めて読んでみたら全く記憶になくて当惑しました。読んでみて思ったのだけれども、これはルーベンスについてかなり詳しくないとほとんど何を言っているかわからないかもしれません。十数年前の自分では全く脳に入らず、記憶にも残らなかったのでしょう。予備知識を前提として書かれていると言えるかもしれないけれども、それほど長い文章ではないので、既に知っていると復習にしかならないところもあり、少々納得いかないところもありますが、ちょっと違う角度から見ているところもあって、やはり目を通しておかずにはいられないというか。

白石太一郎(著)『古墳の被葬者を推理する』(中公叢書)2018/11読了
美術の本を読まねばならぬと思っていたのだけれども、思わず古墳の本を読んでしまいました。これはけっこう安心して読める本です。文献から推移するタイプの本は、なぜそのような結論が出るのか納得いかないことが多いし、ちょっと他説を口汚く罵る本が多くてあまり見たくないところですが、それと比べて本書のような考古学者の本は理論的で自分に合っている気がして新著が出ると買ってしまいます。

森下章司 (著)『古墳の古代史: 東アジアのなかの日本』
古墳の推移がとても理論的に説明されており、それに加えて東アジア全体の流れも叙述されるというダイナミックさも加わって読んでいて非常に面白かった。後半は他文化の墳墓の話が多くなり、ちょっと読み疲れて流し読みしてしまいました。

それからウェルギリウスの『アエネイス』を読み始めまたのですが、ラテン語は読めませんのでもちろん日本語訳ですが、韻文だと読みにくいと思って散文訳を購入したんですけど、とても面白い。ラテン文学の最高峰として名高い作品ですが、こんなに面白かったのか。もっと早く読んでおけばよかった。そして思わず固有名詞を調べながら読んでしまうのですが、そこがまた面白いんですが、そのせいでなかなか先に進まないのです。まだ途中までなので、いずれ機会があればコメントしたいところですが、地名が特に興味深いです。古典の知識がまだ足りなくて徐々に読んでいきたいとは思っているところです。なお、目下読んでるのはKindle版の小野塚友吉翻訳というものです。

| その他 | 11:43 PM | comments (0) | trackback (0) |
ルーベンスの生涯 #2 マントヴァ公国とモンテヴェルディ


動画公開しました。私が鳥越さんにルーベンスの生涯について語るという謎の動画第2弾です。今回は音楽家のモンテヴェルディが登場。そして音楽のバロック誕生にルーベンスも居合わせるという話です。絵画以外の人物も拾っていきながら続けていたいと思っています。通常は絵画だけを追っていって説明されることが多いのですが、それではかなり一面的なことしか分らないと思われますので、彫刻、建築、政治などについても大いに絡めていかねばならないという気がしまして。ルーベンスについては政治情勢が外せない要素なのでふつう言及されるわけですが、それに加えて音楽もという感じで幅を広げてゆきたいと。
モンテヴェルディは音楽界においてルネサンスとバロックを繋ぐ大作曲家でありますが、一般的な知名度は後期バロックのJ.S.バッハ、ヴィヴァルディ、ヘンデルなど比べると低いと言わざるを得ませんが、歴史的な重要度では抜きんでていると思いますので、取り上げてゆきたいところです。なお、しばらく後の話になりますが、マントヴァは後継者争いの為に混乱に陥り、モンテヴェルディの作品の多くがこのときに失われてしまいます。そしてイザベラ・デステ他が収集したマントヴァの美術コレクションも散り散りになるのですが、それはルーベンスがイタリアを去る時の動画述べられたらと思います。そして次回はバロック美術に大いに影響を与えたであろう、ラオコーン像を始めとした古代彫刻を中心にルーベンスのローマ時代について話をしたいと思いますが、そもそも私は美術史が専門ではないので、是非、突っ込みやご指摘、追加情報などをコメントしてくださればと思います。

| その他 | 12:48 AM | comments (0) | trackback (0) |
千蔵八郎・他(著)『基本音楽史』(昭和43年4月発行)読了
千蔵八郎・他(著)『基本音楽史』(昭和43年4月発行)

廃棄本をたくさんもらった中の一冊なのですが、古い本ですがとても面白い。古代から中世、ルネサンス、バロック、古典派、ロマンなどど現代まで解説してゆくわけですが、各時代の音楽の話の前にしっかりと世界史について説明するのですが、それがけっこう詳しく解説してあり、ときにはいつまでいっても世界史の話が続くので、いつの間にか世界史の本を読んで気分になってきているうりちに、急に音楽の話になって、あれ?って思ったりする感じであります。世界史好きなので、個人的には読んでてとても面白いのですが、しかも、歴史の流れの説明がなかなかしっかりしており、淡々と説明しているのに、何か重要なポイント的確に突いてきているような、そんな感じの文章であって、昭和40年代とは思えないくらい、解釈の仕方のような感じがします。また、昔の音楽史というと、バロックから始まって、古典派、ロマン派あたりを中心に扱いそうなイメージがあったのですが、古代も中世もルネサンスもけっこう平等に扱っている感じであり、こんなしっかりした本があったのか、と意外に思ったくらいです。音楽史の内容についてですが、過去に何度も読んだものではあるけれども、何度も読んで覚えられるという面もあるので、何度読んでもいいものです。

昨年法人を解散して国民年金に切替えたわけですが、来年度の支払い方法を口座引落にするべく書類を書いて発送しました。1年分前納すると年間4千円ほど安くなるそうなので、そのようにしておきました。しかし20万円近く一気に引き落とされると貧乏な気分になりそうです。今は大丈夫だけれど次回の口座に金が入っているだろうかという心配もありますが、そのときはたんに引き落とされないだけだし、そんなこと気にしなくていいか。社会保険は半額会社が支払ってもらっていたわけですが、しかし自分の会社だと自分で支払っているようなものであり、その点では変わらないのですが、それはともかく個人事業として事業は継続してゆかねば、というか、ちゃんと金を稼がねばと思うのですが、しかしまるで中毒のように本ばかり読んでしまう病みたいな感じで、どうしても読んでします。返信しないといけないメールとか山ほど溜まっているのに読んでしまう。読むほどに自分がいかに無知であったかを思い知るのですが、知らなかったことを知ることが出来るというのが非常に快感で麻薬的なところがあります。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 11:46 PM | comments (0) | trackback (0) |

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