ボローニャ手稿とインディゴ
まだタデアイがたくさん生えている。これで何をするか。

ボローニャ手稿にインディゴの作り方が列記されおりますな。

bolognese manuscript

bolognese manuscript

bolognese manuscript

何かピックアップして試せないかとも思ったけど、微妙にいろいろ意味がわからないところがあって悩ましい。

ところで、かつて、ウォードを入手しようとして全く手がかりがなくて諦めたことがあったが、改めてネット上を検索したら、種も苗もふつうに売っているではありませんか。
待っていればネットショップに何でも出てきそうですね。

一応、苗を注文してみた。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/keifuen/xx-006.html

しかし、苗を数本植えたところで、利用できるほどまとまった染料素材とはならないだろうから、種でごそっと植えたい。

種はこちら。
http://www.e-tisanes.com/original/seed/item2/sd071358.html

しかし、このメーカーの種はウェルドもフラックスも西洋アカネも全く発芽しなかった。

発芽の難易度が高いという注記をしているショップもあるけど、当方はここまで完全に敗北で、なんとも無念である。
フラックスなら、仮に難易度高いとしても、全滅するほど難しいものとは思えないのだが。。
ウェルドは春に失敗し、その後、育苗ポットを使って再挑戦したが、やはり発芽しなかった。しかし、今秋と来春も試してみるつもり。

| 絵画材料 | 01:12 PM | comments (0) | trackback (0) |
藍生葉の叩き染め
植物の葉を布の上に置き、その上から槌などで叩いて、葉の形に染め付けたりする、いわゆるたたき染めというのをタデアイの生葉でやってみました。たぶんかなり原始的な方法の一つかと思われるので、一応やってみておかねば的に。。

というわけで、タデアイの葉を取る。
藍生葉叩き染め
だいぶ日が高くなってからだったので、強い日射しに当たってちょっとヘナっとしてますな。朝とか夕方はもっと生きがよさそうな姿なんすけどね。

藍の生葉では植物性の繊維に染めるのは難しいということなので、シルクの切れ端を用意。一応、シルクは、お湯に洗剤をいれたものに浸けたのち、水洗いして乾かしておいた。

シルクの上に、取ってきた生葉をのせ、さらにその上にビニールを被せてから、牛乳瓶で叩いてみる。
藍生葉叩き染め
カナヅチみたいなもので、弱めにたたき続ける方がよかったと思われる。
牛乳瓶は面積が大きくて、いまいち力が伝わらない模様。

あんまり上手くはいってませんなぁ。
藍生葉叩き染め
落ち着いてじっくりたたき続ける余裕があればよかったのだけど、無理矢理押しつぶすような感じになって、葉から汁がはみ出してしまった。もしくは葉の裏表が逆だったかもしれない。

すこしおいてから、洗剤と水でよく洗いながす。インディコというか、インディカン以外の色素をしっかり落とすということですかな。その後、外で干していると、だんだん青が濃くなっていく。
藍生葉叩き染め
ちなみに、右の方がちょっと染まりが薄いのだけど、これは1回目の刈り取りを行なった後に成長してきた、2回目の葉である。やっぱりちょっとインディカンの量が少ないのかもしれない。

| 絵画材料 | 11:12 AM | comments (0) | trackback (0) |
藍の生葉で皮膚が染まるか
古代、ブリテン島に住んでいたケルト人は、ウォード(大青)で全身を青く染めることがあったようである。ユリウス・カエサルのガリア戦記には「・・・ブリタンニー人はすべて、タイセイ草で体を青く染めている。そのため、戦闘のときの姿たるや、すさまじい。また、髪を長くたらし、頭と上唇のほかは、全身の毛を剃っている。・・・」(『新訳 ガリア戦記』PHP研究所)と書かれている。映画『キング・アーサー』(2004年)は、アーサー王を、ローマ帝政末期に実在した人物というような感じで、ややリアル志向に描いた映画だったけど、劇中、ローマに敵対するウォードという集団が全身を青く染めて戦っていた。

日本では、藍と言えばタデアイのことであるが、藍の色の元であるインディカンを多く含む植物は他にもいろいろ在って、ヨーロッパに生えていたものはウォード(大青草)、ただし古代から既にインドの藍がはるばる輸入されていたようで、その色はインドから来たみたいな意味の名前だったようであり、ウォードはインド藍の代用品的な立場だったともされる。さすがにブリテン島ではウォードしかなかっただろうけど。

藍は発酵などの作用を利用して、濃い色に染めるなどの工夫があり、多種多様な方法があるけど、強いアルカリ剤を使うものは、肌を酷く荒らすと思われるので、安全性の面では生葉染めが、いいかもしれない。生葉の汁そのままでは、植物性の繊維には染まりにくいが、動物性の繊維には助剤無しに普通に染まる。皮膚もいけるかと。原始的な方法と言えば、葉で皮膚を擦るだけでも青くなったかもしれないけど、全身で行なうのは大変そうだ。葉を磨り潰したあと、全身に摺ったものを塗り、しばらくそのまま待つという方法あるかも。などとあまり調べもせずに述べていてもしかたないが、とりあえず、生葉染めの要領で試してみよう。

先月、一度目の刈り取りを行なった、タデアイであるが、ご覧の通り、短い期間の間にすっかり回復している(ただし、2回目のタデアイは、1回目よりインディカンの量が少ないという話である)。
藍の生葉で皮膚が染まるか

生葉と適量の水を入れ、ミキサーで粉砕する。
藍の生葉で皮膚が染まるか

直接手を入れたり、腕に汁をかけてみたりする。
藍の生葉で皮膚が染まるか

十数分くらい、そんなことをしてから、空気にさらすと↓こんな感じに青く染まった。
藍の生葉で皮膚が染まるか

汁に浸けてすぐには青くならず、空気に触れるなどして、徐々に青さが増してくる。しばらくは青が少しずつ濃くなり、1日くらいは青さが持続するが、日常生活で手を使ったり洗ったり、あるいは代謝しているうちに、だんだん元の肌色に戻っていく。
写真ではわからないかもしれないけど、なかなか不気味な青光りであり、コンビニでおつりをもらうときに、さすがにこれはヤバイというぐらい、自分でも気持ち悪いと思ったが、もし全身を染めた戦士が向かったきたら、かなり恐ろしいものだったと想像できる。

■追記 2011.9.11
2日ほどで、皮膚についた青は消え去ったが、爪に関しては1週間以上経っても、はっきりと色が残ったままで、マニキュアでも塗ったかのような状態になっている。
インディゴで皮膚を染める
皮膚は代謝によって表面が入れ替わってゆくが、爪は先の方に伸びるように更新されていくので、その違いで時間差ができるのであろう。爪を染めた後は、かなり強く擦っても落ちない。

| 絵画材料 | 10:46 PM | comments (0) | trackback (0) |
藍錠
一袋の種を植えただけなのに、自宅敷地内のあちこちにタデアイが育ちまくっているうえ、借りた畑にも生えている。先月一回目の刈り取りを行なって生葉染めを行なったが、その箇所も、ほとんど元通りという感じに再び生い茂っている(タデアイは2回収穫できる)。

そのようなわけで、藍の葉が豊富にあるのだが、来年は他の植物を植えたいと思うから、タデアイで試せることは今年のうちにやっておこうと思うのである。しかし、数ヶ月かけて発酵させるというような方法は、ちょっとキビシイので、わりと少ない日数で済むのに限るとしでだが。。

ボローニャ手稿にインディゴの作り方が羅列されており、そこからピックアップするという手もあるが、タデアイではなくてウォードが素材みたいであるから、その点どうかとも思うが、それはともかく、まずはタデアイで一般的に行なわれている方法を体験していきたい。

で、ネットを検索すると藍錠というものがよく見つかるので、それをやってみることに。

借りた畑で育った藍を引っこ抜いてくる。
藍錠

丁寧にむしった葉を、水に浸ける。
藍錠

水に浸すこと2日間。
藍錠
藍葉から色が落ちて黄色っぽくなっている。

液から葉を取り除くとこんな感じ。
藍錠

ここで消石灰を入れる。
藍錠
しかし、後から思ったが、これはいくらなんでも量が多すぎたかもしれない。

かき混ぜると緑色の液に。
藍錠

だんだんと泡が出て、その泡が青くなってくる。
藍錠

そこでさらに消石灰を入れるのだが、やはり入れすぎだと思われる。
藍錠

泡がブクブクである。
藍錠

2日ほどそっとして、沈殿させた。
藍錠

上澄み液を捨てる。
藍錠

なかなか泥藍っぽい。
藍錠
しかし、ちょっと緑っぽい気がする。これは空気に触れていれば、青くなるのかもしれない。

ここ迄は順調そうである。

でも、何か緑の色素が入っているなら、水で取り除けるかなと思って、再び水を入れてかき混ぜたり沈殿させたりしていたのだが、そのうちに水の表面に白い膜ができるようになって、何度水を取り替えても、その都度むしろ膜が厚くなってくるのである。なんだろう。

結局そのまま乾燥させた。
藍錠

なんだよこれ?、って感じである。

白いのは表面だけで、中は青いですけどね。
藍錠
若干、緑がかりだけど、放っておけばそのうち青くなるかもしれない。
消石灰入れすぎてなければ、もうちょっと濃い色だったかも。
まぁ、わからんことだけですな。

| 絵画材料 | 01:09 AM | comments (0) | trackback (0) |
藍の生葉染めで、綿Tシャツを染めてみた。
以前、生葉染めでシルクを染めた件を書いたことがあったけれども、その後、たて続けに木綿も染めてみており、それはまだ文章化していなかったので、記憶が薄れる前にと思って、以下に書きとどめる。
シルク、ウールなど動物性繊維の場合、刈り取ったばかりの藍葉をジュースにして、単にそれだけでわりと簡単に染めることができるのだけれど、綿、麻の場合は、汁にハイドロサルファイトナトリウムや消石灰などを入れるなどしなければならない。ちなみに参考にした資料は、今回も農文協の『アイの絵本』

藍葉をミキサーでジュースにするところまでは、前回と同じ。
木綿に藍生葉染め

しかし、このままでは、木綿を染めることはできない。

予め水に溶かしておいた消石灰の上澄み液を入れてかき混ぜる。
木綿に藍生葉染め

水に溶かしたハイドルサルファイトナトリウムを入れてかき混ぜる。
木綿に藍生葉染め
やがて泡が青くなるそうだが、たしかに青っぽくなってきた。

綿を投入。
木綿に藍生葉染め

緑ですな。
木綿に藍生葉染め

しばらく浸けてみたけど、すっごい緑である。
木綿に藍生葉染め

空気に曝すと青くなるということだったので、しばらく干してみたが、緑色のまま。
木綿に藍生葉染め
還元されたインディカンが酸化しないのか。あるいは藍葉にも緑の色素はあるだろうから、その緑なのか。
とりあえず、よく洗ってみてから再び干したが、やや薄まったものの、印象としてはかなり緑っぽい印象である。

これは失敗かと思っていたけれど、翌日になってから見たら、すっかり綺麗な水色になってた。
木綿に藍生葉染め

藍染めに於いては、思い描いたような綺麗な青色になっていなかったとしても、あまりがっかりせずに、ヘタにいじったりもせず、まずは気長に待ってみるといいかもしれない。

| 絵画材料 | 12:41 AM | comments (3) | trackback (0) |

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