画家鳥越一穂氏の作品届きました。
毎度の話で恐縮ですが、画家鳥越一穂氏の作品が届きました。

今回はキャンバス画であります。さっそく展示してみました。


個人的にはブルーベリーが魅力的でありました。


正面の切ったイチジクもさることながら、脇にある切ってないほうのイチジクの処理も仕方がなかなか熟れた技術を感じさせます。


現在、本牧絵画館で企画展、「鳥越一穂 銅板油彩画の制作」開催中(2/8から2/24)となっております。
詳細 → https://torilogy.net/13105

| 絵画材料 | 09:20 PM | comments (0) | trackback (0) |
画家鳥越一穂氏の作品をお預かりしております
届いてから少々時間が経ってしまいましたが、画家鳥越一穂氏の作品をお預かりしております。

トロンプルイユということで、設置場所は額に合わせ天然木の壁面に、そして(写真ではわかりにくりですが)影の方向も合わさるように設置してみました。トロンプルイユの場合は、設置場所も非常に重要であるかと思われます。しかし、影の方向は時間帯によっても変わるのでそこは難しいところですが、どちらかというと照明の少ない時間帯の方が栄えるような気がします。かつての西洋の館のような、窓の小さな、暗く涼しげな部屋でこそというのもあるかもしれませぬ。
それはともかく細部の卓越した描写をご覧ください。

何度見ても果実の艶めかしさがよろしいです。

支持体は銅板ですが、裏面には使用したメディウムまで表記されております。


詳細等は下記をご参照ください。
https://torilogy.net/

さて、当webサイト改装ですが、CMSでレイアウトを考えていたら、どんどん時間が過ぎてしまって、これはもうなんというか、CMSというのは経費削減どころか膨大な人件費を消耗しているのではないか、と思ったりします。気にしなければどうでもいいことですが。


| 絵画材料 | 12:38 AM | comments (0) | trackback (0) |
葛城氏、まはた古代葛城地域についての本を三冊ほど読む
平林章仁『謎の古代豪族 葛城氏』読了
門脇禎二『葛城と古代国家』読了
河上邦彦『大和葛城の大古墳群 馬見古墳群』読了

オオヤマト古墳群、佐紀盾列古墳群、古市百舌古墳群、明日香村の古墳などを既に見てきたので、次ぎに関西に行ったときは馬見古墳群を訪ねてみたい、と考えておるのですが、馬見古墳群、特に南の方は葛城氏の根拠地であったかと思われるので、葛城氏に関してちょっと読んでおこうかな、と思って読んでみました。
門脇禎二『葛城と古代国家』ですが、こちらはなかなか面白かったものの、河内王朝説への反論と蘇我氏渡来人説にかなりの紙数が割かれており、入門向きとは言い難いところがなきにしもあらず。最後の章が古墳紀行になっており、馬見古墳群を訪れることになったら再読したところです。門脇禎二『葛城と古代国家』は内容は似ていますが、はじめに読むにはこちらの方がいいかと思います。河上邦彦『大和葛城の大古墳群 馬見古墳群』は淡々と各古墳の内容を紹介しており、類推による被葬者の推定とかもとくにないので、読み物としては面白いかどうはわかりませんが、たいへん誠実な感じで、古墳見学にゆくときは携帯したいところです。

さて、簡単に葛城氏についてまとめてみたいと思います。奈良盆地の東側にはオオヤマト古墳群という王墓と目される古墳が多数並び、その反対側、奈良盆地西側の丘陵地帯に馬見古墳群があります。古墳時代、奈良盆地の東がヤマト王族の領域、西が葛城氏であったかと思われます。葛城氏の最盛期は巨大古墳時代(古墳時代中期)にして倭の五王の時代の大豪族であり、後の飛鳥時代の蘇我氏のようにヤマト王権大王家に継続的にキサキを入れるなど婚姻関係を結び、特に大王の後継者は葛城氏の后の子でならなければならぬような時期が続きました。しかしながら蜜月の関係というものではなく、緊張感のあるものであったと推察されます。記紀編纂の時期には既に滅亡してから長く、文献上では神話的な物語の中から、その活動やヤマト王権との関わりを類推するわけだけれども、朝鮮半島との外交や鉄器等の輸入を担当していたようである。安閑帝、雄略帝の頃にヤマト王権の権力集中化を諮るためか、葛城氏は滅亡に追いやられるが、同時にヤマトの王族にも混乱が生じ、武烈帝の後に断絶し、古く遡って応神天皇五世孫の継体帝が近江から連れてこられることにもなるわけです。更に百済の一時滅亡や朝鮮半島での根拠地喪失などの後退も葛城氏滅亡の影響かもしれません。

| 絵画材料 | 11:00 AM | comments (0) | trackback (0) |
ウェルドに施肥するべきかどうか
染料系の赤では、コチニールが気に入っており、コチニールがあればもはや他の赤染料は要らないくらいに思っているのだけれども、黄色の染料系顔料も欲しくて、それがいまいちまだ手探り状態です。今年、自宅のキハダを使ったら素晴らしい黄色っぷりだったけれども、キハダを油絵に使えるかどうかというのが未知数である。そのうち使いますが。来年は顔料化したい。でも、今はギリシア読書に気を取られてなかなか進まないのですが。

それはさておき、西洋の黄色植物染料の代表格ウェルドを植えているのだけれども、聞くところによると施肥すると色素が少なく育つようなので、肥料をやらずに植えていたのですが、あんまり大きくならない。春から大きさが変わらない。むしろ弱々しくなってゆく。
ウェルド

野菜畑にしているところにも植えていたのだけれども、そっちは肥料やら対比やらいっぱいやっているわけで、気が付いたらすっごい大きくなっていた。
ウェルド
ここからどのように伸びて成長するのか楽しみである。最悪、植物の写真資料が手に入ればいいか。施肥すると色があまり貯まらないというのは、根が張りにくいとか、養分を頑張って吸収しなくていいとか、そういう理由なのであろうから、理にかなっていてたぶんそうなのだろうけれども、自分で試して確認するべきですな。モチーフにしようと思って植えているザクロも施肥すると実が成らないというので、肥料やってないのだけれども、妙に成長が遅い。木がある程度大きくなるまでは肥料やった方がいいのであろうか。

| 絵画材料 | 11:40 PM | comments (0) | trackback (0) |
自宅のキハダから染料を取ってみる その2
自宅に植えていたキハダの木から黄色の染料を採って染めみる話のその2です。実際に染めに入ります。

さて、集めたキハダの樹皮であるけれども、前にも書きましたが、表皮と黄色層の間に緑の層があって、木から剥がした時点では緑の層が密着してるんですが、これってふつうどうするんですかね。
私は一応、手短にできる範囲で取り除いておきました。
キハダ
放っていても、やがて薄茶色になるだけで、染料としてそれほど大きな影響はなさそうですが。もし取り除くならば、まだ樹皮が木についている状態のときに刮いでしまった方が楽であろうかと思います。

そして、こちらが数日乾燥させた状態。
キハダ
もっと乾燥させたらどうなるのか見たいところですが、早く試してみたいので、今回はこの程度で。

染めるのは、Amazonで買った小サイズ木綿ハンカチ10枚入りの2枚。
キハダ

キハダ樹皮を煮出してみる。
キハダ
すぐに黄色い汁が出てくる。

キハダ
20分ほど煮たところで、樹皮を取り出して木綿ハンカチを入れてみたところ。

素晴らしい。立派な黄色に染まりました。
キハダ
黄土っぽい黄色とかじゃなくて、レモンイエローのような鮮やかな黄色。これはすごい。黄色と言われている色でも実は茶色っぽかったり、あるいは少量の染料しか採れなかったりとかいろいろガッカリすることがありますが、キハダは文句なくイエロー色であり、そこそこの量を染めることができるということで、大変立派な黄色です。
なお、2枚染めた布のうち、1枚は明礬で媒染しておいたのだけど、媒染なしとで見た目の色の変化はほとんどなかった。耐久性は変わるかもしれないけど。

キハダ
数日経って、皮を剥いたキハダ樹木を見たら、白く生々しかった樹幹が緑色になっていました。

さらに3週間ほど経ったところ、すでに樹皮と黄色の層っぽいものが形成されはじめており、すごい回復力だと関心。
キハダ
いや、これなら毎年取れるのではないか。

ちなみに、樹液も大量に出てきたのでのだけれども、どうも水溶性っぽいので、次はこれでアラビアゴム的な使い方ができるか試してみたいと思います。

| 絵画材料 | 07:56 PM | comments (0) | trackback (0) |

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