コーパルに関する動画#3
様々の種類のコーパル樹脂についてマニアックに語っている動画の第3弾を公開しました。

実はずっと前に鳥越さんが編集を終えていたのですが、ここまでくると誰も興味ないだろうと思って公開を控えてもらっていました。が、そのままにしておくのももったいないので、年末年始のあまり人が居なそうな隙に公開しようという話になりました。まだ続きがありまして、3日連続で公開していく模様です。

ちょっと補足たい事項があります。ザンジバル島はかつてオマーン国が支配していた時期があり、それどころがザンジバルを首都に定めて、奴隷貿易、その他の貿易を行なっていたということですが、樹脂も大量に出荷されたことでしょう。ザンジバルは比較的小さな島です。興味深いのはマダガスカル島かもしれません。マダガスカル島はけっこう大きな島です。最近、生物進化についての本を読んだらそこでちょっとマダガスカル島に触れられていたのですが、マダガスカル島の森林の歴史は是非とも詳しく読んでみたいところです。そして、最近気になっているのは大陸の大移動です。超大陸パンゲアがバラバラになる当初の地図を見ていると、アフリカと中南米大陸はぴったりとくっついていたし、バルト海も近かったかもしれない。コーパルを出す樹木の進化に関係あるかもしれません。東南アジアはあんまり近くなったけど、あっちのコーパル樹木は属が違うし別ものなのでしょう。などと適当に考えたことを書いてみましたが、しかし、これらについて調べるような時間はたぶんないですね。



| 絵画材料 | 12:03 PM | comments (2) | trackback (0) |
ウェルドの種
海外で販売されているウェルドの種を入手しました。
ウェルド
国内のショップで販売されている種は何度か購入したのですが、どうしても発芽しなかったので、鳥越さんが、海外で買い物をするついでにということで、ウェルドの種も買ってもらいました。それが今届いたところです。これで発芽するかどうかは、試してみないとわかりませんが・・・。

ウェルドは日本ではほとんど知られていませんが、黄色い染料となる植物で、ヨーロッパで昔から使われていました。私はDaniel V. Thompsonの”The Materials and Techniques of Medieval Painting”を読んで以来、染料系の顔料について非常な関心を持つようになり、いろいろと試してきたのですが、まぁ、以前は、植物染料から作った顔料はあせやすいので、昔は丈夫な無機顔料が得られなかった色で仕方なく使っていたのだろうと思っていたのですが、この本を読んでからは、絵画で使用する植物染料(あるいは動物性の染料も含めてですが)、その世界の広大さに感銘を受けつつ、実際植物染料を使ってみたその色の魅力はひとくちでは語り尽くせないものがあるのですが、それはともかく、とりあえず、来年はこれを植えてみたいと思います。あと、植物染料の顔料について多大なアドバイスも頂いておりますので、顔料作りも試してみたいと思います。

| 絵画材料 | 11:55 PM | comments (4) | trackback (0) |
フレスコ画 実技編 その1
以前、フレスコ画の技法と材料に関する動画(ほとんど漆喰の話でしたが)を公開しておりましたが、もちろん実技編も収録しており、順次公開を初めております。実技と言っても、非常に安価な学校用教材を利用したものですが、なかなか工夫された商品であり、感心するところもいろいろとあります。よかったらご覧ください。

[Medici] フレスコ画を体験してみよう #1

↑まずは支持体に漆喰を塗るところから。

[Medici] フレスコ画を体験してみよう #2

↑それからいよいよ描画編、大したものは描いてないですけど。

漆喰はアルカリ性ですので、耐アルカリに弱い顔料は使用できません。が、そちらも試し塗りしております。結果は次の動画で明らかになります。

| 絵画材料 | 09:28 PM | comments (0) | trackback (0) |
鉛白作りの動画
以前、ヴィネガーと鉛板での鉛白づくりを軽くやってみたことはあったのですが、もうちょっと鉛白づくりの実験をやってみたいと思っています。そんなわけで、参考になりそうな動画をyoutubeでチェックしてみたのですが、けっこう出てくるものです。その中でも参考になりそうなものを挙げてみたいと思います。自分用メモみたいなものですが、よかったらご参照ください。

joe besch
Stack Process Lead White


Master Pigments
How to make genuine flake (lead) white pigment and flake white oil paint. Rev. 1


paul - talk
Flake (lead) white!


おまけ
スタック法により鉛白制作の歌
http://store.humanwine.org/track/white-lead

鳥越さんが見つけてきました。何かの手順書に依るとは思いますが、鉛白製法がシンプルでわかりやすい歌詞になっています。

| 絵画材料 | 10:41 PM | comments (0) | trackback (0) |
連休中に東京に行ってきました。
先週の連休中に東京に行ってきました。画材にまつわる場所を訪れてきましたので、まとめてご報告したいと思います。

まず初日は鳥越一穂氏(http://torilogy.net/)の紹介により、春蔵絵具さん(埼玉)を訪問させて頂きました。
春蔵絵具さんについての詳細は以下を参照ください。
HARUZO絵具 -日本で一番古く一番新しい油絵具-
http://www.haruzo-enogu.com/


春蔵絵具さんはNatural Pigments社の顔料を使った油絵具『ヴィーナス』を製造・販売していますが、私は昨年、ヴィーナスホワイトとグレープブラックを購入して愛用しております。
油絵具ヴィーナス
まだ一部の色しか購入しておりませんが、とくにグレープブラックは気に入っております。今回、製造に関する工夫などのお話を伺うことができました。

翌日はこれもまた鳥越さんの紹介で、アトリエラポルト(東京) http://laporte.suppa.jp/を訪れました。
アトリエラポルト
写真からわかるとおり、カーテンで仕切れられており、それぞれモチーフと照明があるという、素晴らしい環境です。これもまた大変勉強になりました。また、材料や道具類なども洗練されております。私もできることならこのような環境で絵画を勉強したかったです。

最後に、鳥越さんと収録したラピスラズリの動画を通じて最近交流ができ、ブログにコメントもくださっている吉川聡氏の作業場(神奈川県)を見学させてもらうことができました。神奈川ということもあって、滞在時間が限られていたのですが、ラピスラズリ抽出に関する様々な道具類を見て、そしてその他の顔料について貴重なお話を聞くことができました。
特に驚いたのはウェルドです。
ウェルド
植物染料の黄色と言えば、日本ではキハダやカリヤスなどがメジャーなところだと思いますが、西洋絵画ではウェルドです。サフランの方が有名ですがあれは少ししか採れないので、やはり主力はウェルドだと思います。が、本で読むだけで実物の顔料を見たことはありませんでした。種を入手してまいてみたことが何度かあるのですが、いずれも発芽に失敗して断念しました。そもそも絵画材料に興味がある方々もウェルドの存在自体知らないことが多いのですが、まさかウェルドについてお話を聞けるとは思っていませんでした。また、同じ染料系であるコチニール顔料もあり、これは実は私も某所から購入して使っていたのですが、それはレンブラントなどバロック期の赤を求めて使っていた的なところなのですが、そちらの製法についても貴重なヒントを多数頂きました。1時間半くらいしかお話できなかったのですが、私としてはかなり重大な情報でした。もっといろいろ聞きたかった、とも思うのですが、しかし、今回頂いたヒントでまずは自分で試行錯誤してみたいと思います。せっかくの機会なので、ウェルドの発芽はもういちど挑戦してみたいと考えています。その他、ウォード、サフラン、キハダなど染料になる植物を植えまくっているのですが、今後はまとまった数になるように工夫してみたいと思います。

というわけで、大変楽しい旅でした。訪問先の皆様、その節はありがとうございました。

| 絵画材料 | 12:34 AM | comments (2) | trackback (0) |

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