動画:フレスコ技法の材料 1~3
フレスコ技法の材料、特に漆喰についていろいろと語った動画を公開しました。私も鳥越さんも油絵しか描かないので、フレスコについて語っていいものかどうかは疑問ですが、何かご指摘等あれば是非コメント欄へ。鳥越さんはともかく私の方は一時期フレスコ技法、特に漆喰と格闘していたことがありました。それはウィトルウィウスなどの昔の技術書を理解したかったから、というのと、ポンペイの壁画の色彩や特に艶やかな表面に関心があったらからですが(ポンペイの方は発掘後の処理で鑞が塗られてしまったせいとも聞くので、表面処理上の参考にはならなかったのですけれども)、その時期に蓄えた知識で話をしております。

第1回目はフレスコ画とは何かという点を大ざっぱに。前置きみたいなもので、特にこれと言って重要な点はありません。

動画では触れられていませんが、入門書としては宮下孝晴(著)『フレスコ画のルネサンス 壁画に読むフィレンツェの美』がよろしいかと思います。

第2回目はフレスコ技法の仕組み、言い換えれば漆喰の仕組みについて述べています。石灰岩、生石灰、消石灰などについて述べておりますが、これも一般的な説明に終始しており目新しいものはありません。


第3回目は引続き漆喰に仕組みについて語っております。

動画では触れていませんが、参考書として、大野彩(著)『フレスコ画への招待』がよろしいかと思います。

ここまでは前説のようなものであり、次回以降、ご家庭で漆喰、言い換えれば消石灰を作る方法を紹介する予定です。もちろん、買ってきた方がはるかに安くて均質な消石灰が手に入りますが、まぁ、物事の理解の手助けになるかな、という目的の為にということで。

| 絵画材料 | 08:00 PM | comments (0) | trackback (0) |
クレサンロールキャンバス No .13 入手しました。


極細目亜麻、油彩用地塗りです。


| 絵画材料 | 11:12 PM | comments (0) | trackback (0) |
天然ウルトラマリンの抽出実演動画 後編
前回、ラピスラズリ岩石を砕き、樹脂などでパテを作るところまで進みましたが、いよいよ抽出の場面です。

[Medici] 実践・天然ウルトラマリンの抽出 #2


チェンニーニの方法では、器と灰汁を換えつつ、くり返し抽出してゆくのですが、初めの方は濃い青が採れ、徐々に薄くなってゆき、最後の方にはアッシュブルーといったような灰色がかった青になります。しかし、実際やってみると、2番目の方が濃かったりします。

抽出後は丁寧に洗浄して完成となるのですが、そちらも収録して公開済です。

[Medici] 実践・天然ウルトラマリンの抽出 #3 天然ウルトラマリン顔料の完成~比較


抽出の段階によって、様々な色味、粒径のウルトラマリンが得られますが、どれがベストなのかというと、展色剤に何を使うかによっても変わってきそうな気がします。油絵具にするのか、テンペラで使うか、写本のようにゴムで使うか。また、この方法で抽出した後に、水簸などで粒径を分けることによっても、違うグレードの顔料ができるかと思いますが、その辺も動画で語っております。

| 絵画材料 | 11:04 PM | comments (9) | trackback (0) |
ウルトラマリン抽出実演動画
ラピスラズリ原石からの天然ウルトラマリン抽出、その実演動画をアップロードしました。

実演しているのは鳥越さんで、私はそれを見ながらいろいろコメントしているだけですが。たぶん通常よりは非常に少ない量で実行していると思いますので、このまま、手軽にマネして抽出体験をすることができると思います。動画ではラピスラズリを砕く際に、配管を使って自作した鳥越さんお手製の装置を使っていますが、ハンマーと乳鉢乳棒でも、もちろん粉にできます。

ウルトラマリンについては過去に、抽出その他について語る動画を公開していますので、そちらも合せてご覧頂ければと思います。


| 絵画材料 | 12:00 AM | comments (0) | trackback (0) |
絵具の警告表示
クサカベ カドミウムレッド
どちらもクサカベ(ミノー)のカドミウムレッドですが、右が昔買ったもの、左が最近買ったものです。新しい方は有毒性ありの警告表示がありません。ラベルをぐるっと一周して見回しましたが、やっぱりありません。毒性がないものに、有毒性と表示するのは、虚偽ですから、この方が誠実といえるかもしれません。ちなみにシルバーホワイト(鉛白)には毒性に関する表示がありました。バーミリオン(硫化水銀)の方は手元になかったのでわかりません。海外の絵具、特にヨーロッパではシルバーホワイトを買うのは難しくなっており、ジンクと混ぜたものだけになってしまったりといろいろありましたが、その間もヴァーミリオンやカドミウムレッドは普通に取り扱っていたりしたのは何故だろうと思ったものですが。鉛にしろ水銀しろ毒であろうということは古くからそれとなく認識されてはいましたが、ただ触って死ぬというものではなくて、鉛はおろか水銀の白粉もあったほどなのですが。下の動画(※武田邦彦先生のお話なのでツッコミを入れたい人もいらっしゃるかと思いますが)を見ていて何となく思ったのですが・・・水俣では水銀が様々な過程を経て有毒な有機水銀に変わった結果の公害で有り、バリウムですらちょっとした変化で猛毒になるのですから、もしこれで公害が発生していたら、バリウムだって水銀みたいな毒物の代名詞的な扱いになっていた可能性もあったのではなかろうかと。


| 絵画材料 | 12:37 AM | comments (0) | trackback (0) |

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