福島長石+NZカオリン
先日、長石のみを釉薬として、志野っぽい茶碗を作ろうとして失敗したが・・・
http://www.cad-red.com/blog/jpn/index.php?e=718

長石のみだった釉薬に、カオリンを混ぜてみることに。
福島長石
「NZカオリン」、ニュージーランドカオリンの略?
なんでカオリンを入れるかというと、あちこちにそう書いてあったからで、別に深い考えはない。

こんな感じで施釉。
福島長石

もう一点。
福島長石

焼き上がり
福島長石
写真だと、ちょっとよく見えるような気がしないでもないが、実物はかなりイマイチ。
福島長石

福島長石

福島長石

どうも、気泡がたくさん出来るし、ざらざらして滑らかさがない。

何が悪いのか。

ということで、ネット状で調べていたら、それは福島長石の特徴らしい。
次は、別の長石を使ってみるか。

| 釉薬・ガラス工芸 | 09:29 PM | comments (0) | trackback (0) |
灰というものについて。
最近、染色、ガラス制作、釉薬などいろいろ試しているうちに、灰というものにいたく感心するようになった。木材その他をしっかりと燃やすと、最後に灰が残るから、これは常日的に頻繁に目にしているものであるが、この灰というのはなかなか有用な物質で、昔はこれを広い用途に活用していたそうである。灰は、水に入れて灰汁を作ることができるが、これはなかなか強いアルカリ性の液体となって、いろんな用途に使える。灰には多くの金属物質が残っていて、釉薬として使用すると様々の色になったりする。古代世界のガラス製造は砂にソーダを混ぜることで燃焼温度を下げていたが、地中海世界がイスラム圏になってからのヨーロッパでは、ソーダが入手できなくなった為に、代わりに灰を用いるようになった等々、挙げるとキリがない。
参考:灰 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%B0

釉薬においては、そもそも原始的なものでは、窯の中で燃やした薪の灰をかぶって、自然と釉薬になったりしたという話があるほど重要である。

しかし、現在使用中の窯は灯油式なので、薪の灰はかぶらない。
そこで、釉薬をかけるように、灰をたっぷりかけて焼いてみることにする。
べつに珍しいものではなく、灰釉と言って、普通に陶芸品店で売っているが。
灰釉
ちなみに、この前やってみた灰釉は、袋に「陶磁器用灰釉」と書かれていたが、今回使用するものは「水簸天然木灰」とある。何が違うか調べたかったが、メーカー名で検索しても、公式サイトみたいなものは見つからなかった。

まずは、灰を水で溶く。
灰釉

そこに、素焼きの陶器を浸す。
灰釉

薄すぎであろうかと思うが、ちょっと灰が被ったくらいな感じにならないものかと、試行錯誤中な為である。
灰釉

↓焼きがあり。
灰釉
素焼きをそのまま本焼きしたものと色が全く変わらない。よく見ると、ところどころ深緑のガラス状物質が見えるが、むしろ何かの汚れかと思われそうである。

まぁ、釉薬としては、灰は粘土と混ぜて使うのが筋であろうということで、長石を混ぜてみることに。
灰釉

というわけで、こんな感じでかけてみた。
灰釉

焼き上がりは↓このような感じである。
灰釉
なかなか悪くないかも。

ひっくり返したところ。
灰釉

| 釉薬・ガラス工芸 | 03:10 PM | comments (0) | trackback (0) |
長石を使ってみる。
志野茶碗が嫌いな日本人というのはまずいないと思われるが、さほど陶器に愛着のない私でも、東博とかで↓みたいなのを見るのは悪い気分ではない。
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?processId=00&ref=2&Q1=&Q2=&Q3=&Q4=11______631__&Q5=&F1=&F2=&pageId=E15&colid=G5749

志野茶碗の釉薬は長石なんだそうで、訳あって長石がどっさりとあるので、試しに長石のみを釉薬として使ってみることに。
長石

長石
本当は、カオリンとかいろいろ混ぜて調整した方がいいのだろうけど、まぁ、素材そのものの性質を知りたいということで、純粋に長石のみで。いろいろ混ぜるのは後からやろうかと。

ということで、長石と水のみで成る釉薬を素焼きの茶碗にかけた。
長石

本焼き前の状態。
長石

で、↓が1260℃で本焼き後であるが、ものの見事に剥離している。無念。
長石

ちなみに、別の器にも同じ釉薬を施釉していたが・・・
長石

こちらは、わりといい感じである。
長石
窯の中でも位置によって温度とか火の通りが違うらしいが、長石の融点が1200℃であるからして、1260℃という焼成温度は微妙なラインだったかもしれない。だからと言って、先の茶碗みたいに極端に剥離するもんだろうかなぁ。

貫入みたいなのが、すごいたくさん見えて、見た目には面白い(なにかの拍子で剥がれてきたりしないか、ちょっと心配だが)。
長石

とりあえず、まだまだ志野っぽくないような気がする。次は石灰、カオリン等を混ぜてみるか。

| 釉薬・ガラス工芸 | 11:57 PM | comments (0) | trackback (0) |
灰釉を試す。
以前、東博で灰釉有蓋壺なるものを見て、まぁ、正直、個人的に好みの色調ではないんだけれど、こういうのをちょっとやってみたいと思ったりはしたのである。

■灰釉有蓋壺
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?processId=00&ref=2&Q1=&Q2=&Q3=&Q4=11______631__&Q5=&F1=&F2=&pageId=E15&colid=G5724

そして、ここに何故か、陶芸用灰釉なる袋が。
陶芸用灰釉

水に溶く。普通よりかなり薄めかもしれない。
陶芸用灰釉

素焼きした陶器に釉薬をかける。
陶芸用灰釉

ちょっと薄すぎるかもしれないが、灰釉有蓋壺風だとこのくらいではなかろうか。
陶芸用灰釉

本焼き後。
陶芸用灰釉

そもそも、素地の粘度の色が違ったようであるが、釉薬の部分はまぁ、こんな感じなのか。

| 釉薬・ガラス工芸 | 11:40 PM | comments (0) | trackback (0) |
鉄砂釉
先日、頂いたという話を書いた「鉄砂釉」であるが、どんな色になるのか試してみたので、さっそくご報告を。
前回:ルリ釉、鉄砂釉、木灰、長石
http://www.cad-red.com/blog/jpn/index.php?e=675

参考までに「鉄砂釉」は下記陶芸用語大辞典によると、「岩石から分離し、河や海の底に砂や石とともに堆積した磁鉄鉱、砂鉄など」とある。
http://www.weblio.jp/content/%E9%89%84%E7%A0%82?dictCode=TOGYG

予め断っておくと、私個人は陶芸のことも釉薬のこともあまりよく知らないので、というか、このブログを読んでいる人もあまり釉薬と縁はなさそうだけれど、まぁ、色材について広範囲に学んでいきましょうよ、ということで。。。

とりあえず、釉薬を取り出したところ。
鉄砂釉

バケツにドサッと移して、水またはお湯を入れて入念にかき混ぜる。
鉄砂釉

素焼きした陶器をドボっと浸ける。
鉄砂釉

とりあえず塗った部分を乾かすのだが、みるみるうちに乾燥する。水の蒸発スピードを考えると不思議なくらいの速乾なんだが、まぁ、これは素焼きの陶器が多孔質で、釉薬の水分を吸って乾燥状態になるんでしょうな、と思う。知らんけど。
鉄砂釉

さっきとは反対側を持って、塗り損ねた部分を釉薬に浸す。
鉄砂釉

乾いた後に、塗れ雑巾で陶器の足裏の釉薬を取り除く。そうしないと、床石にくっついてしまうので。
鉄砂釉

石油釜に入れて焼成する。
鉄砂釉

焼くっていうのは、まぁ、酸化するっていうことであるが、空気が足りないと還元という現象が起こる。で、釉薬は「酸化」と「還元」で違った色が出てくるそうである。

そんなこんなで、以下が鉄砂釉の仕上がり。

酸化の場合、漆黒になる。
鉄砂釉

還元の場合、赤っぽい褐色に。
鉄砂釉

↓陶芸用品店の参考写真と比較しても、だいたいこんな感じなんだろうなということろか。
http://www.ryuhokushin.co.jp/SHOP/J-217-01.html

| 釉薬・ガラス工芸 | 04:10 PM | comments (0) | trackback (0) |

↑上に戻る↑ <<新しい記事 : 
累計
本日、昨日 集計結果
  
■NEW ENTRIES■
■RECENT COMMENTS■
■RECENT TRACKBACK■
  • 昔のキャンバスの木枠は意外とシンプルだったのか?
■CATEGORIES■
■ARCHIVES■
■PROFILE■
■POWERED BY■
BLOGN(ぶろぐん)
BLOGNPLUS(ぶろぐん+)
■OTHER■
■LOGIN■
現在のモード: ゲストモード
USER ID:
PASSWORD: