別冊みずゑ61 特集ルーベンス、他
法人も解散し、決算も終了し、残るは官報掲載期間が過ぎるのを待つだけなのだけれども、仕事がない日は一日中本を読んでいて、運動不足にならないようにたまに散歩し、夜はワーグナーとか聴きながらワイン飲んで寝るのだけれども、もちろん読んでいる本を美術系をメインにするべきと考えて読んではいるのですが、どうしても世界史とかの本も読んでしまうのだけれども、世界史の知識は美術史には欠かせないものであり読んで悪いことは何も無い。しかし、古墳の関連の本をついつい読んでしまうのはなんとかしたいところでありますが、それはともかくとして、読んでも読んでも読んでおくべき本がなくならないどころか鼠算式に増えてゆくので切りがないのですが、まぁ、いずれは急にどうでもよくなったりして終わるのだろうと思うところです。なお、ワインは1日にボトル半分まで、日に20回腕立て伏せをする、というのが今年の目標です。が、それはともかく最近読んだ本について・・・

別冊みずゑ61 特集ルーベンス
ド・マイエルン手記の概要が書かれている号で、それを目当てにずいぶん昔入手した本ですが、今回は黒江光彦先生が書かれたルーベンスの生涯などにもしっかり目を通してみました。というか本当はかつて一度読んだはずなのだけれども、改めて読んでみたら全く記憶になくて当惑しました。読んでみて思ったのだけれども、これはルーベンスについてかなり詳しくないとほとんど何を言っているかわからないかもしれません。十数年前の自分では全く脳に入らず、記憶にも残らなかったのでしょう。予備知識を前提として書かれていると言えるかもしれないけれども、それほど長い文章ではないので、既に知っていると復習にしかならないところもあり、少々納得いかないところもありますが、ちょっと違う角度から見ているところもあって、やはり目を通しておかずにはいられないというか。

白石太一郎(著)『古墳の被葬者を推理する』(中公叢書)2018/11読了
美術の本を読まねばならぬと思っていたのだけれども、思わず古墳の本を読んでしまいました。これはけっこう安心して読める本です。文献から推移するタイプの本は、なぜそのような結論が出るのか納得いかないことが多いし、ちょっと他説を口汚く罵る本が多くてあまり見たくないところですが、それと比べて本書のような考古学者の本は理論的で自分に合っている気がして新著が出ると買ってしまいます。

森下章司 (著)『古墳の古代史: 東アジアのなかの日本』
古墳の推移がとても理論的に説明されており、それに加えて東アジア全体の流れも叙述されるというダイナミックさも加わって読んでいて非常に面白かった。後半は他文化の墳墓の話が多くなり、ちょっと読み疲れて流し読みしてしまいました。

それからウェルギリウスの『アエネイス』を読み始めまたのですが、ラテン語は読めませんのでもちろん日本語訳ですが、韻文だと読みにくいと思って散文訳を購入したんですけど、とても面白い。ラテン文学の最高峰として名高い作品ですが、こんなに面白かったのか。もっと早く読んでおけばよかった。そして思わず固有名詞を調べながら読んでしまうのですが、そこがまた面白いんですが、そのせいでなかなか先に進まないのです。まだ途中までなので、いずれ機会があればコメントしたいところですが、地名が特に興味深いです。古典の知識がまだ足りなくて徐々に読んでいきたいとは思っているところです。なお、目下読んでるのはKindle版の小野塚友吉翻訳というものです。

| その他 | 11:43 PM | comments (0) | trackback (0) |
ルーベンスの生涯 #2 マントヴァ公国とモンテヴェルディ


動画公開しました。私が鳥越さんにルーベンスの生涯について語るという謎の動画第2弾です。今回は音楽家のモンテヴェルディが登場。そして音楽のバロック誕生にルーベンスも居合わせるという話です。絵画以外の人物も拾っていきながら続けていたいと思っています。通常は絵画だけを追っていって説明されることが多いのですが、それではかなり一面的なことしか分らないと思われますので、彫刻、建築、政治などについても大いに絡めていかねばならないという気がしまして。ルーベンスについては政治情勢が外せない要素なのでふつう言及されるわけですが、それに加えて音楽もという感じで幅を広げてゆきたいと。
モンテヴェルディは音楽界においてルネサンスとバロックを繋ぐ大作曲家でありますが、一般的な知名度は後期バロックのJ.S.バッハ、ヴィヴァルディ、ヘンデルなど比べると低いと言わざるを得ませんが、歴史的な重要度では抜きんでていると思いますので、取り上げてゆきたいところです。なお、しばらく後の話になりますが、マントヴァは後継者争いの為に混乱に陥り、モンテヴェルディの作品の多くがこのときに失われてしまいます。そしてイザベラ・デステ他が収集したマントヴァの美術コレクションも散り散りになるのですが、それはルーベンスがイタリアを去る時の動画述べられたらと思います。そして次回はバロック美術に大いに影響を与えたであろう、ラオコーン像を始めとした古代彫刻を中心にルーベンスのローマ時代について話をしたいと思いますが、そもそも私は美術史が専門ではないので、是非、突っ込みやご指摘、追加情報などをコメントしてくださればと思います。

| その他 | 12:48 AM | comments (0) | trackback (0) |
ルーベンスについて語るシリーズ第1弾を公開しました。

ルーベンスの生涯の生涯を辿りながら、ルーベンスの作品等について語ってゆきたいと思います。やがては技法材料にも触れてゆきたいですが、もっと広く、バロック芸術とは何かという点についても触れていきたいかと。前振りとして聖イグナティウス・ロヨラの奇跡という、あまり言及されることのない作品を冒頭に挙げましたが、ロヨラという人物についても後々に詳しく触れたいです。次回はマントヴァ繋がりで、モンテヴェルディも再登場する予定。そんな具合でバロックの誕生に立ち会うような感じの演出ができればと思います。というわけで、たいへん寄り道の多い動画になるかと思います。それと美術史は専門では無いので、至らぬところも多々あるかもしれませんが、動画のコメント欄にでもご指摘頂ければ幸いです。

今回の動画絡みでは、オラニエ公ウィレムについて何か読んでみたいと思ったわけですが、唯一見つかった『オラニエ公ウィレム オランダ独立の父』、こちらは廃版の模様で、amazonにて高騰中で3万円以上しているのが、なんとなく気になっているところです。手に入らないと無性に読みたくなってきます。バロック繋がりで、『トレント公会議:その歴史への手引き』という本も目を通したいのですが、県内で所蔵している図書館があったものの、残念ながら私の立場では閲覧できそうにないところです。洋書も何かないかと思って見てみました、結局高くて買えない感じです。日本語で出版されているルーベンスに関するもので、ふつうに購入できるものは概ね目を通しましたが、絵画の主題などについては詳しいものの、技法に関してはほぼ洋書頼りになりそうなので、読み返したり入手したりとか順次やっていきたいかと思います。動画撮ってもほとんど再生数伸びませんが、自分の勉強になればいいかなという感じには思っているのわけですが、聞き役の鳥越さんは夜の12時にスカイプ経由で私の語りを聞いてもらったわけで、なかなか大変なことです。なお、私はただ語っているだけでして、動画を編集・公開してくださっているのは画家鳥越一穂氏です。毎度お疲れ様です。

| その他 | 10:37 PM | comments (0) | trackback (0) |
国立西洋美術館「ルーベンス展-バロックの誕生」を観る
5時に起床、車で八乙女駅まで、地下鉄で仙台まで、新幹線で上野へ。なんと、ほとんど何も持たず、手ぶらで。普段来ているスーツに、ポケットに文庫本だけ入れて出かけたわけですが、スマホの性能が上がって、複数のデバイスを持ち歩かなくてよくなったというのもあります。上野に着いてから国立西洋美術館「ルーベンス展-バロックの誕生」を観る。あまり下調べしていなかったのだけれども、ルーベンスのイタリア時代を中心にした展示でした。実は最近、ルーベンスについて語るという動画を鳥越さんと収録しているのですが、現在はイタリアでルーベンスの行動についてあれこれ話すというのを収録したところなので、個人的にタイムリーでした。まぁ、例によって全くと言ってよいほど再生数が延びませんが。このようなケースで取り上げられる、ルーベンスがラオコーン像をデッサンしたものがあるのですが、その現物を見るとことができて、なんだかんだでそれが最も印象的でした。せっかく東京に来たので、他にも何か観ようと思って、芸大美術館の「木島隆康 退任記念展 ―修復の手―」を観てみました。個人的にはテンペラ模写の展示が勉強になりました。特に金地は大変美しく磨かれており、覗き込んだら自分が映り込んでいました。東京国立博物館へゆき、常設展示を見て過ごすことに。まずは近年新年の時期に展示されている長谷川等伯の松林図屏風を観つつ、本館をいろいろ廻った後に、なんとなく東洋館にしばらく居たのですが、ここはいかにも博物館と言った感じで好きなのですが、思わず書籍を何点か買ってしまい、荷物が増えました。それから国立西洋美術館の常設に行って閉館まで居てたのですが、版画展示室では『ローマの景観―そのイメージとメディアの変遷』という展示をやっており、ピラーネジ作品が多数展示されていました。実際に現物を見ると、教科書で見るのとは違って大変迫力があり、これはヒットするわけだわ、と関心しました。それから新幹線で帰宅。電車内では『ビギナーズ・クラシックス日本の古典 伊勢物語』坂口由美子(編)を読んでたのですが、これすっきりしていてとてもいいですね。思わず同シリーズをいくつか注文してしまいました。

| その他 | 06:37 PM | comments (0) | trackback (0) |
あけましておめでとうございます
正月休みということで、映画をちょっと観たいなと思っていろいろ借りてみました。まだ、大掃除が終わってないし、昨年の仕事も残ったままで、なかなか再生するまでが億劫ですが、しかし、見始めれば面白いものです。
まずは、『ゴッホの最期の手紙』、これはなかなか面白かったです。映像がゴッホ風の絵画的なフィルター?をかけた感じで話題になった映画で、ストーリー的には面白いというほどではないのですが、映像を見ているといい気分になってきます。それから、映画じゃなくてドラマですが、海外ドラマの『ボルジア家 愛と欲望の教皇一族』のDVD第1巻を。ルネサンス期の教皇アレクサンデル6世とその息子チェーザレ、の物語だと思いますが、とりあえず、1巻を見た限りだと、たいへん素直な感じのストーリィ展開になっているので、ルネサンス史の勉強になるかもしれないと思いつつ、出てくる登場人物をネットでチェックしながら観ているところです。ファーストシーズンのDVD全部借りましたが観られるかどうか。そして、同じようなボルジア家のドラマでヨーロッパ制作のもあったので、そっちも観てたら終わらない感じです。それから、『セザンヌと過ごした時間』これは今見始めたところですが、印象主義時代の登場人物がいっぱい出てくるので、こちらも勉強となるかも的な感じしてきました。耳慣れた人物がほとんどですが、印象派の画家達を描いた映画は山ほどあるのですが、これはちょっと良さそうな感じがします。が、さわり部分を見ているだけですが。

それから本も山ほど買ってしまいましたが、主にルネサンスからバロックにかけての本ですが、ほとんど美術のことについて本ではなくて歴史系みたいなものばかりですが、ルネサンス美術の本というのは、その時代のかなり一面的なことしか論じられてないような気がするというか、一昔前の中世から人類が解放された華々しい時代のような価値観がまだ残っているようなところが無きにしもという気がして不信感があるわけですが、それから、当時の人が書いた本を直接読みたいというのもあって、そんな感じの本を買っていたら、思っていたよりだいぶ散財してしまったところです。従来のルネサンス感みたいなものがなんとなくあまり好きでなかったというところもあって、実はルネサンス美術自体がちょっと好きでなかったところがあったのですが、最近、自分の中で非常に面白くなってきているので、どうしても読まずには居られません。

| その他 | 12:21 AM | comments (0) | trackback (0) |

↑上に戻る↑  : 古い記事>>
累計
本日、昨日 集計結果
  
■NEW ENTRIES■
■RECENT COMMENTS■
■RECENT TRACKBACK■
  • 昔のキャンバスの木枠は意外とシンプルだったのか?
■CATEGORIES■
■ARCHIVES■
■PROFILE■
■POWERED BY■
BLOGN(ぶろぐん)
BLOGNPLUS(ぶろぐん+)
■OTHER■
■LOGIN■
現在のモード: ゲストモード
USER ID:
PASSWORD: