チェリビダッケ/ザ・ミュンヘン・イヤーズ(49CD)購入
勤務先まで自家用車にて片道1時間の道のりなので、平日には日に2時間も車に乗っているわけですが、部屋のエアコンが故障中の身としては、車の中はエアコンがガンガン効いており、そしてワーグナーも聴き放題であり、むしろ快適な気がするほどであります。と思っていたら出先で車のバッテリーが上がってしまったらしくエンジンがかからない。しかしエンジンを止めてすぐかけ直したらかからなくなっていたので、バッテリー切れじゃない可能性も考えられる。バッテリー切れって、エンジンかけない状態で電気使ってしまったりなどに発生するものであるし。いずれにしてもよくわからないので、ロードサービスに来てもらったらやはりバッテリー切れであった。というわけで念のため、エアコン等電気の使用を控えつつ、ディーラーまで走行しつつ、無事辿り着いて見てもらったらバッテリーは完全に寿命が尽きていたようである。半年前の点検では寿命半分という診断だったのだが、暑いし電気使いまくりだったのか。しかも在庫がたまたまそれしかないということで、ちょっと高いバッテリーを付けられてしまって3万円かかったのである。まぁ、多少余裕のあるバッテリーを積んでおくというのも、この猛暑の多くなった気候の中では良いことなのかもしれない、と思うことにしましょう。いや、考えてみたら、そもそも7年前に新車購入してから一度もバッテリー交換したことなったのだけれども、半年点検が有効に機能しているのか少し不安にならんでもないところです。

ところで、ここ数年ブルックナーと言えば1、3、4あたりを好んで聴いているのですが、昔は5、8などの代表的大作を聴いてたものですが、最近はとにかく1、3、4なのです、どういうわけか。そしていろいろ聴いてたんですが、最近チェリビダッケ&ミュンヘンフィルの第4番を聴いたところ、例によって非常にゆっくりな演奏であり、他の演奏家の第8番よりも長時間に及ぶほどの悠々とした演奏なのですが、第4楽章が神がかっておりました。特に最後のコーダは全く別の曲のようであります。第4番の問題点と言えば、フィナーレの後半がスケール感がちょっと足りない感じであるところとはよく言われますが、このチェリビダッケのCDは全く問題ないどころか、後期の大曲を凌ぐほどのフィナーレであります。むしろ派手に終わるよりもずっと大曲っぽさがあるのではなかろうか。これを聴いてしまうと、少なくともフィナーレに関してはもはや他の録音など聴く気になれぬ、ぐらいの名演奏です。

というわけで、思わず、チェリビダッケ/ザ・ミュンヘン・イヤーズ(49CD)という49枚組のBOXを購入してしまいました。Amazonにて8298円也。1枚170円とは。他の指揮者ならともかく、チェリビダッケがこんなに安くなってしまうとは。とはいいつつも、チェリビダッケは今まではそんな好んで聴いてなかったので、個人的は未開拓領域であるので、新しい発見がありそうで楽しみではあります。本年度の後半は、このBOXを聴き終えるのを目安として過ごせればな、と思っております。

| 音楽 | 11:11 PM | comments (0) | trackback (0) |
コヴェント・ガーデン王立歌劇場ライヴ1955~1997(32CD)聴了
ロイヤル・オペラ グレート・パフォーマンス(32CD)コヴェント・ガーデン王立歌劇場ライヴ1955~1997聴了

1年半前にナクソスミュージックストアにて3640円で買った32枚組のCD BOXセットでしたが、最近ようやく聴き終えました。英国のロイヤルオペラで演奏された様々の作曲家のオペラ12曲が納められて32枚組、そして紙ケースの格安販売品なわけで、オペラもデフレ感がすごいと思ったものですが、今年に入ってから激安の輸入盤が急に少なくなって、新型コロナの混乱か、それともストリーミング配信が定着して物理CDの時代がいよいよ終焉を迎えたのか。いずれにしても私としては、通勤に片道1時間かかるので、その間に車載オーディオで聴いているわけですが、一部繰り返し聴いてみたり、それからコロナ自粛期間でブランクがあったりなどして、なかなか進まなかったわけですが、ふと気がついた最後の1枚を聴き終えておりました。改めて振り返ってみると、初め頃に聴いた演奏の印象はすっかり忘れてしまってるのですが、最も印象に残っているのはパルジファル(サー・レジナルド・グッドール指揮、1971年)であります。このパルジファルは素晴らしい。むしろ私はこのCDによってパルジファルの魅力に気がついたと言えます。こんなにいいものだったのか。以前はワーグナーの曲の中でも、あまり聴いてこなかったのですが、今では非常にお気に入りの曲となりました。次点はニュルンベルクのマイスタージンガー(ハイティンク指揮、1992年)であります。この曲もCDやらDVD等でいろいろ聴いたものですが、しかし私は今回聴いたのがベストじゃないかな、と自分の中では思っております。結局のところ、ワーグナーにしか関心がないのかもしれません。イタリア等のオペラも入ったセットを聴いて、イタリア物にも馴染んでゆきたいと思っていたのですが。強いて言えば3番手としてはヴェルディの『仮面舞踏会』(エドワード・ダウンズ指揮、1962年)が良かったですかな。

さて、手持ちのCD BOXは概ね聴き終えたのだけれども、今後はどうしたものか。格安紙ケースBOXの時代も終わりつつありそうで、そして安いと思って買おうとするとAmazonのストリーミング配信で全部聴けるようになっていたりして、微妙な転換点ですな。車載オーディオにスマホを繋げるという手もありますが、しかし、CDを聴き終えるという、なんとなくこれまでの習慣であるところの達成感みたいものもなくなると言いますが、ストリーミングだとほんと気がつかないうちに数十枚組CD全部演奏終わってたりしますから、印象も何もないような気もするし。

| 音楽 | 10:20 PM | comments (0) | trackback (0) |
クルト・マズアのブルックナー全集がなかなか良いのではないか。
数年来クラシック音楽の安いBOXを大量に買っていたため押し入れに積まれていっているのだけれども、ここ数ヶ月はAmazon Music Unlimitedで音楽を聴くようになって、ほぼ全くと言っていいほど物理のCDもmp3も買わなくなりました。クラシックのBOXは30枚とか平気であったりするし、保管も再生時の入れ替えも面倒なので、ストリーミングで聴けるというのは圧倒的に便利ですな。しかし、全くCD買わないというのは経済的にはどうなのだろう。ただでさえ、大した数の購入者はいないだろうに、ますます誰も買わなくなるのか、まぁ、もともと市場が狭いからあんまり関係ないか。それはともかく、買ったら枚数多そうなCD群として、ブルックナー交響曲全集など聴き渡り歩いていたのですが、ハインツ・レーグナー他による全集がなかなか素晴らしかったです。1~3番はザンデルリンク等、他の指揮者による演奏で、4番以降がレーグナーですが、ざっと聴いてみた感じでは緩徐楽章が軒並み素晴らしいものでした。特に第8番の第3楽章はこの世のものとは思えない美しさです。ただ、やはりレーグナーの場合は、全般的にフィナーレに立派さが欠けるような尻すぼみ感があるのは確かで、そもそもレーグナー以外の演奏家だとしても、ブルックナーの場合は全集だと、どうしても気に入るのとそうでないのがあって、通して聴いていると微妙な気分になってくるもでありますな。

というわけで1~9番まで満遍なくそれなりにいい感じの全集は何かというのを考えて聴いてたんですが、クルト・マズアとゲヴァントハウス管弦楽団による全集が、けっこういいんじゃないかなと。クルト・マズアは音楽評論家からは酷評されていることが多いような記憶があるのですが、この全集はなかなかよろしいような気がします。激しくテンポを変えたり、過度に強奏したりすることもほとんどなく、また、長い曲が多いので終盤にダレてくる演奏もあるけれども、そういうのもなく、とにかくバランスが良い。1番~9番まで、安心して聴いていられる。各曲の名盤はそれぞれあるだろうけれども、全集を一個選ぶとしたら、これがいいな、と今は考えているくらいです。実は昔、図書館から借りて聴いたこともあったけれども、その時の印象は、特徴の薄い演奏だなと思ってすぐ忘れてしまったのですが、いろいろ聴いてみたあとだと、どうもこれがいいんじゃないかな、と考えが変わったともいえるでしょう。1番はなかなかパワフルでこの曲の若々しさが生かされているように思う。2番はもともと曲が取り留めないの構造なのでなんとも評価し難いけれども、第二楽章などたいへん美しい。3番は全体的に自然な流れでこの曲の魅力が引き立っている。4番はこれはむしろかなり出色な出来映えの名演であるような。大曲である5番はダレることもなく、かといってうるさく聞こえる部分もなく、この曲の録音の中でもかなりバランスの取れている録音ではなかろうか。長大な曲だけれども終始安心して聴くことができた。6番は曲自体が比較的小型な為かレーグナーのテンポの方が合ってそうな気もするけれども、ズンズンズンとインテンポで進行するこちらも決して悪くない。7番は特に第1楽章が美しい。代表作である第8番も良い。最高に素晴らしいというものではないけれどもブルックナーを十分堪能できる。これは他の曲ならともかく、ブルックナーの場合はそれ自体がなかなか難しいのではないでしょうか。第9番だけがちょっと強弱が過ぎた感があるものの、それはたぶん普段シューリヒトの枯れた9番ばかり聴いているからであろう。というわけで、もし無人島にブルックナー全集を一個だけ持っていけるとしたら、今のところはクルト・マズアをチョイスしたいところであります。でも、まぁ、まだまだ聴いてみますが。

| 音楽 | 11:50 PM | comments (0) | trackback (0) |
インマゼール指揮/アニマ・エテルナ ベートーヴェン交響曲全集購入
インマゼール指揮/アニマ・エテルナによるベートーヴェン交響曲全集を購入しました。Amazonのダウンロード販売で。
実はあまり詳しくないのですが、アニマ・エテルナはベルギーの古楽器楽団だそうです。インマゼールについても実は全く知らなかったのですが、先日モーツァルトの後期三大交響曲のCDを購入してみたら、すっかり気に入ってしまったので、ベートーヴェンの方も買ってみた次第です。甚だ勉強不足ではありますが、一通り聴いてみたコメントを述べてみたいと思います。

全体的な傾向としては、他の古楽器演奏と似たところはありますが、管楽器と打楽器の音が大きく聞こえて、より小編成な雰囲気がすると思います(実際はどうなのかはわかりませんが)。各曲の印象を述べますと、まずは第1番は古楽器らしい演奏で、この曲の魅力が引き立っている感じ好印象です。第2番はとてもいいです。全曲中最も気に入っています。特に第1楽章が素晴らしい。なんというか、細部までメリハリというかキレのある演奏であり、どこをとっても生き生きした活力に溢れる感じであり、転調する部分は瞬間的な悲しみも感じます。これはベストと言ってよろしいでしょう。第3番「英雄」ですが、これはちょっと打楽器の音が大き過ぎて、太鼓乱舞みたいな感じがして今のところ慣れないところがあります。なんでそんなボコボコ叩くのかと。ただし、こういうのは録音というかCD化の際にも変わると思うので実際はどうかはわかりませんが、とりあえずこの音源は落ち着いて聴きづらいところがあります。第4番、これも第1番と同じくいい感じだと思います。第5番「運命」これは古楽器演奏の中ではなかなか突出していい録音ではないでしょうか。古楽器の運命は迫力に欠けるところがあって、特にフィナーレの勢いが感じられなかったりすので、今までそれほど気に入ったCDは無かったのですが、これはなかなか鬼気迫るものがあります。古楽器演奏の録音では今のところ一番お薦めです。第6番「田園」はどんな演奏で聴いてもそれなり感動的なものですが、本録音は管楽器が前面に出ているように感じます。特に最終楽章の感動は、他の演奏が弦で味わうというなら、こちらは管で味わうという感じです。第7番ですが、これはガーディナーの録音と非常によく似ています。どっちもいい演奏だと思います。第8番はガーディナーの演奏を気に入り過ぎており、特に強い印象は今のところ感じでおりません。第九ですが、これだけちょっと変わった演奏に聞こえるような気がします。古楽器演奏ではあまりみないくらいテンポがゆったりしており、と言っても従来の第九と比較したら普通かもしれませんが、私としてはちょっと間延びしてしまったような印象を受けるのですが、どうでしょう。

実は勢いで同指揮者/オケのベートーヴェンのピアノ協奏曲全集+ヴァイオリン協奏曲CD3枚組も買ってしまいました。他のピアノ協奏曲全集と違うのはヴァイオリン協奏曲まで収録されているという点がお得感があるところでしょうか。おかげで丁度6曲になり、3枚組のCDに収まりがいいという感じです。1、2、3番はけっこう清明な感じで良いCDです。4番は比較対象の名盤も多く、ちょっとまだ考えがまとりません。皇帝はなかなかいい感じです。私は大編成の皇帝があまり好きではないので、小編成の颯爽とした演奏だとやはりいいなと思います。ガーディナーの方が、堂々とした序奏、颯爽としたメリハリのある第1主題、そして短調で始まる第2主題からそれが長調へと変わるという一連の変化の繋がりが素晴らしく、それと比較すると出だしが物足りないかなという感じがしないでもない、というところでしょうか。

| 音楽 | 12:26 AM | comments (0) | trackback (0) |
動画:バロックの音楽と絵画 その2
バロック芸術について考える動画シリーズの新作です。鳥越さんとバロック音楽について話しているというか、私が一方的に語っているのに相づちをうってくれてくれている的な感じになってしまったのは申し訳ないところではありますが。

バロック絵画といえば、なんと言ってもフェルメールをはじめとするオランダ風俗画が人気ですが、バロックという現象を考えると、ルーベンス等の主にカトリック陣営側で活躍した画家の方が歴史上の影響という意味では圧倒的であり、バロックという時代の傾向を考えると、どう考えてもバロック絵画なのは後者なのですが、オランダ風俗画と比べると現代人には理解しがたいところもあるのは致し方ないとこかと思います。音楽も同様で、バロック音楽と言えばなんと言ってもバッハが有名であり、たぶん現代人の知っているバロックの曲の大半を占めているのではないかとも思われますが、バッハはバロックの終り頃が活躍期であり、バロック音楽を体現しているかという点ではどうか、というところもあります。よくバロック音楽の集大成などとも言われますが、それもちょっと違うんじゃないというような気もします。私もバッハはとても好きでよく聴きますが、それはそれと別にして。というわけで、バロックという時代を考えたうえで、バロック音楽を楽しもうと思ったら、もっといろいろあるのではないかということで、動画にしてみました。いろいろ知っていると思っていたことでも、実は自分の理解できそうな範囲でしか見ていないのではないか。現代の目からぱっと見た感じでは、バロックと言えばバッハと言ってもいいくらいな巨大な存在がいるようでいて、しかし、実はもっと規模的にも歴史的にも国際的にもちょっと考えられないくらいの存在がいっぱい居たのだという面白さもあるのではないか。と、考えて鑑賞してゆくと、非常に広大な世界が広がっているという感じになって面白いのではないか。というふうな意味での動画です。なお、その流れでいつの間にかベラスケスの話になっています。

| 音楽 | 11:57 PM | comments (1) | trackback (0) |

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