高オレインと、高リノールの油を冷凍庫に入れて比較した
今年の冬の寒さはなかなか厳しく、室内のオリーブオイルが白濁し、固まっている。
しかし、他の食用油はとくにそんな気配はない。画材のオイルも大丈夫である。
ググって調べてみたところ、オリーブオイル白濁の原因は、オレイン酸の含有量が多い為と説明されていた。

そこで、ハイオレインのベニバナ油及びヒマワリ油を屋外に出して、寒い夜の中放置してみた。
高オレイン油と高リノール油を比較

右に見えるオリーブオイルは白く固まっているが、ベニバナ油(ハイオレイン)は全く問題ないようである。
高オレイン油と高リノール油を比較

ハイオレインのヒマワリ油、昭和産業のオレインリッチも特に白濁、固化のような現象はみられない。
高オレイン油と高リノール油を比較
オレイン酸含有率80%と表示されているので、オレイン酸の含有率的にはオリーブオイルに引けをとるものではない。むしろ、オリーブオイルよりも高オレイン酸であることを昭和産業のホームページに紹介されていた。エキストラバージンのオリーブオイルがピュアオイルより早く白濁しやすいように、オイル白濁の理由のすべてがオレイン酸に起因するというわけでもなくて、他にも様々な要素があるのだろう。

ちなみに、ハイリノールのヒマワリ油も同じ環境に置いたが、心なしか濁っているように見えなくもないけど、目立った変化はなかった。
高オレイン油と高リノール油を比較

外に放置するとか、回りくどいことをやっているような気がしたので、手っ取り早く冷凍庫に入れて確認してみることにした。
以下は半日冷凍庫に入れて取りだしたところである。

高オレイン油と高リノール油を比較
おおぉ!ハイオレインのヒマワリ油は白濁し固まっているではありませんか。

ハイリノールのヒマワリ油は透明な液状のままである。
高オレイン油と高リノール油を比較

というわけで、ハイオレインかハイリノールかわからないヒマワリ油やベニバナ油があるとき、冷凍庫に入れて白くなったものは、ハイオレインの可能性が高いということが言えるかもしれない。逆に透明だったからと言って、画材に用いれるほどリノール酸含有量が高いという判断をできるわけではないが。。。まぁ、試塗するのが一番いいとは思うが、いや、どっちにしろ画材店で売っている油を使うのが一番だが。でも、ちょっと気になるので、次は食用サフラワー(高オレイン)と画材用サフラワー(高リノール)で比較してみたいと思う。

| 絵画材料 | 12:44 AM | comments (0) | trackback (0) |










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