2012,03,15, Thursday
植物油の抽出源はたいてい植物の種子であるけれども、オリーブオイルは果実から油を採れるということである(搾油方法は『オリーブの絵本』(農文協)に紹介されている)。
果実を潰して放置するだけで油が浮いてくるということであるから、搾油方法としては他の植物と比べて格段に楽である。個人的に、原始的な方法での搾油をいくらか試してみた経験から思うことは、オリーブから油を採れる地方なら、いっぱい油を使うことができたんじゃなかろうか。二宮尊徳の菜種油伝説はもうちょっと楽な感じになったんじゃなかろうか、などと思ったりするわけである。植物油は、食用だけでなく、燃料や潤滑油など様々な用途に貴重であったろうから、古代ローマの発展にけっこう大きな寄与があったんじゃないかなと。 ところで、アボガドも果実からオイルが採れるそうなので、試しにオリーブと似た方法で油が得られるかやってみることにした。 用意したアボガド ![]() アボガドの果実を潰し、ビニール袋に入れる。 ![]() これは『オリーブの絵本』で見た方法である。 数時間後、黒くなっただけで、油が分離する気配はない。 ![]() 加熱あるいは、遠心分離とかしなくちゃいけないのだろうか。 どっちにしろ、乾性油ではないので、どうでもいいことではあるが。。。 |
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