岡田英弘著『読む年表 中国の歴史』読了
岡田英弘著『読む年表 中国の歴史』ワック (2015/3/10)

とても面白かったです。思わず夢中で読み耽ってしまいました。著者の元々の専門はモンゴルということだけあって、世界史的な視野で書かれてあって、これまで読んできたような中国史の本とは、ずいぶん違うと思いました。魏志倭人伝に書かれている邪馬台国までの距離の問題ですが、クシャーナ王朝とのバランスを取る必要があり、且つ呉を牽制するという説はなるほどと思いました。日本史だけを習っていると考えもしないものですが、東アジアあるいは中央アジアの動きの中で考えてみると、なるほどと思います。勢いで、同著者の『歴史とはなにか』も読んでしまいました。こちらも一気読みしましたが、少々極端かな、という気がしないでもなかったです。すごいと思って読んでてちょっと熱が冷めたかな、という気分ですが、しかし、全体としてはたいへん勉強になりました。

ところで、中国の美術について調べたりする際に、今までは王朝というものを時代区分ぐらいにしか意識していなかったのですが、この本を読んで思い知ったのは、王朝交代の際にときには民族全滅に近い人口減少やすさまじい移動があったかもしれないということで、この辺は改めてよく勉強してからでないと、美術史の本もうかつに読めないな、と思いました。世界史について勉強すると、日本以外の国はたいていそうなんですが、中国の場合は、この本にも書かれている通り、正統王朝が一貫して引き継いできたように見せかけるようなところがあるので、それに惑わされないように、と身構えなければいけないかと思います。


| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 08:23 PM | comments (0) | trackback (0) |










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