アンドリュー・パーカー(著)『眼の誕生 - カンブリア紀大進化の謎を解く』
以下の本を読みました。
アンドリュー・パーカー(著)『眼の誕生 - カンブリア紀大進化の謎を解く』

カンブリア爆発が発生した原因を、生物の眼の獲得にあると論じた本です。生物の進化、特にカンブリア紀などはそれだけでも読んでいて面白いものですが、それとは別に視覚というものについて違った視点から考えることができて興味深い体験でした。われわれは色彩豊かな世界で暮らしていますが、そもそも色、言い換えれば光(可視光線)は電磁波の一種であり、わずかな波長の違いによって、赤や青などに変わり、それを眼で捕らえて色を認識しているわけです。太陽から降り注ぐ白い光は全ての波長を含んでいますが、赤い物体に当たると、赤以外の波長は吸収され、赤だけが反射してくるので、それが人間の眼の届き、赤だと判断できるわけです。しかし実際は赤い色などは存在せず、人間の脳内でその波長を赤に変換しているだけなのです。「・・・眼がこなす第三の妙技は、波長がわずかづつ異なる光波をそれぞれ違った色に変換することである。したがって、眼を持たない動物には、そもそも環境中に色などというものは存在しない。難しいことかもしれないが、ちょっと想像してみよう。どこにいたとしても我々を取り巻いているすばらしい色彩の世界は、じつはいっさい存在していないという事実を。環境中には色など存在していない。存在しているのは、たまたまぶつかってきた各種の電磁波を屈折偏光させている物体だけなのだ・・・」ある意味ホラー小説より背筋が寒くなりそうな内容ですが、それだけに一気に読まずにはいられませんでした。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 10:23 PM | comments (0) | trackback (0) |










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