モンタネッリ/ジェルヴァーゾ(著)『ルネサンスの歴史(下)反宗教改革期のイタリア』
以下の本を読みました。
モンタネッリ/ジェルヴァーゾ(著)『ルネサンスの歴史(上)黄金世紀のイタリア』
モンタネッリ/ジェルヴァーゾ(著)『ルネサンスの歴史(下)反宗教改革期のイタリア』
美術書的なルネサンスの本はいろいろと読みましたが、何かちょっと物足りないというか、きれい事ばかり書いてあって、どうも嘘っぽい感じがしていて、そこが個人的にいまひとつルネサンス芸術全般をそれほど好きになれない理由でもあった気がするのですが、こちらの本にはルネサンス美術を生み出す原動力となった物事のそれはそれは汚い部分がしっかりと描写されており、これがルネサンスなのだとようやく納得できた気がします。反吐が出るぐらいに滅茶苦茶な世界を2冊の本の中にバランス良くまとめられており、そして壮大な話でも必ず毒舌と皮肉が混ぜられており読んでいてとても楽しかったです。この時代に限ったことではないのですが、ほぼ汚物ですな。もしかしたらルネサンスを挟む中世後期とバロックと比較してもむしろ汚物度が高い時代かもしれません。この本を読んでようやくルネサンス芸術が好きになってきました。素晴らしいです。もうルネサンスに並ならぬ関心が高まってきて、また次々本を買ってしまいました。それと、宗教改革についての本がルターやカルヴァンなど宗教改革側の視点で描かれることが多いような気がして、美術的にはいわゆる対抗宗教改革というものも同じくらい、あるいはむしろそっちの方が影響力があったと思うのですが、対抗宗教改革側の話もしっかり書かれており、そのあたりも読めて大変よかったです。これはその後のバロック芸術を生み出すものです。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 01:43 AM | comments (0) | trackback (0) |










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