トーマス・ハウフェ(著)『近代から現代までのデザイン史入門 1750‐2000年』他
引き続きいろいろ読んでおります。まずは知識不足のところ、自分の弱点といえる部分を克服する感じで勉強したいと、何故か今頃になって奮起してしまって、しかしそうやって考えてみると、全方位弱点だらけではないかという気がしてきてなかなか終りが見えてこない。まぁ、終りはありませんな。

トーマス・ハウフェ(著)『近代から現代までのデザイン史入門 1750‐2000年』
デザイン史の本の中でも、なかなか出色の出来ではないでしょうか。とくに前半部分は個人的に完璧と思いました。翻訳が少々固くて、特に後半は何を言ってるのか分らないところもありましたが、それはともかくとして、人物の紹介や図像の選択などが良くて、教科書としてはなかなか素晴らしい本であります。けっこう網羅的な感じなので、この本の内容を解説してゆけば、デザインについて大いに語れそうな感じであります。

三井秀樹(著)『美の構成学 バウハウスからフラクタルまで』
構成学についての本ですが、前半はバウハウスについて、後半が構成の概要となっていますが、この流れはやはり正しいのでしょう。美大受験生などで、色彩構成、立体構成になかなか身が入らないというか、意味がわからないと感じている人はこれを読むと、きっとやる気が出てくるのではないでしょうか。比例のところでは、やはり黄金比を古代からの美の原理として絶対視しておりますが、そこはちょっと最近の本では否定されつつあるところです。

海野弘(著)『アール・デコの時代』
こちらは学術的な本というよりは情熱的な随筆集的な感じでしたが、今まで関心がなかったジャンルについてぐいぐいと興味を引き起こされるようなところがあって、ちょっとしたカルチャーショックな本でした。

中村るい(著)『ギリシャ美術史入門』
最近、古代彫刻に興味があって、いろいろと小難しい本を読んでいたところですが、ちょっとなかなか基礎的なところが不勉強で読むのが大変だったので、入門書を物色してたどり着いたのですが、これは素晴らしい。単にわかりやすいというだけでなくて、新しいという感じがします。アルカイック期からクラシック期の解説に重点がおかれおり、一般的知名度の高いヘレニズム期についはわりとあっさりしております。しかし読み終えてみるとそれが正解なんだなぁと思いました。以前からなんとなく疑問に思っていたことがバッサリと書かれてあって、気分的にモヤモヤしていたところがスッキリしたという気がして、たいへん気持ちが良かったです。

というわけで、今回の4冊はいずれもたいへんお薦めですので、まだの方は是非読んでみて欲しいところです。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 12:08 AM | comments (0) | trackback (0) |










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