ウェルギリウス『アエネイス』(小野塚友吉訳)他読了
どうしても読んでおきたいと思う古典が多々あるのだけれども、何も手に付かないような時は淡々と読み続けています。とりあえず、何はともあれ読んでおかねばと思っておった、ウェルギリウス『アエネイス』は、小野塚友吉訳で読み終えました。まず話題にあがることない翻訳といえますが、特徴としては叙事詩的な古い言い回しをばっさり切り捨てて、読みやすい現代口語訳になってり、註も無いのにだいたいわかるように訳されているから流れるように読めるので、かえって語りを聞いているようで、その点である意味リアルさがあるのではないかと思います。何よりも、たいへん面白かったです。小野塚友吉訳はオデュッセイアの方も存在してくれたらなぁと思います。なお、ちゃんと他の翻訳や解説書類も入手しているの順次目を通してゆきたいと思います。古典古代の文学ではイリアス、オデュッセイアが最高峰ではありますが、やはり古代ラテン語文学と言えば最高傑作はアエネイスであり、ルネサンスからバロックにかけては、アエネイスをはじめとするラテン文学を一通り読んでなければ内容についてほとんど理解できないというというところはやはりあろうかと思うんですが、しかし量が多いですな。ところでギリシア悲劇の代表作アイスキュロス『アガメムノーン』は、実はかつて呉訳を読んで途中で挫折してしまったので、このたび久保正彰訳・岩波文庫版を購入して読みました。文庫一冊を使っているだけあって、適切な改行と共に、註が非常に多く、コロスの意味不明な部分がたいへんよく解りまして、というか、解らない理由がわかったと言った方がいいのかもしれませんが、ギリシア古典では久保正彰訳が私の中で急上昇中です。解説では訳者の見解もたいへん勉強になりました。しかし私の苦手な呉訳も収録されている文学全集などによって読みやすかったりするので、いろいろ集めていると、註や解説その他の不運によってそうなっているケースもあるそうで、ともかくも収集が大事みたいですな。歴史書系はトゥキディデスとヘロドトスも着々と読み進めているのですが、その後もクセノポンとか控えていて忙しいですな。それから文学、歴史の他に膨大な哲学系の古典があるのですが、いずれの分野の古典も古書店で二束三文で売られているという点が、ルネサンス期の古典収集家が書物を探し回っていた頃のコストとは雲泥の差であり、金の掛からない趣味ではありますな。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 12:54 AM | comments (0) | trackback (0) |










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