アンソニー・ヒューズ著『ミケランジェロ』(岩波 世界の美術)読了
アンソニー・ヒューズ著『ミケランジェロ』(岩波 世界の美術)読了。

ラオコーン像について気になっているうちにこちらも読んでしまいました。ラオコーン像発見の際はユリウス2世やらミケランジェロもかけつけ、プリニウスの博物誌に記述されている、あのラオコーン像であろうという話になったそうですが、ラオコーン像はその後の絵画、彫刻に与えた影響は極めて大きかったと思われます。ミケランジェロにどのような影響を与えたであろうか。タイミング的には有名なピエタ、ダヴィデ像の後であり、そしてシスティーナの天井画の前であるので、思い切り影響がありそうな気もするけれども、その前も後もいろんな作品作っているので、はっきりとはやはりわかりませんが。それと、ラオコーンがヴェルギリウスの「アエネイス」の前に制作されたのか、後に制作されたのか、そもそも現在ヴァチカンにあるものがオリジナルなのか、コピーなのか。これはいろいろ本をみただけでは、全く違う見解が書かれている。でもまぁ、最近はアエネイスより前説が多いのか。ミケランジェロの伝記といえば、ヴァザーリのミケランジェロ伝くらいは私も読んでいるけれども、あれは非常に面白いのだけれども、英雄化し過ぎて、やはり現実の相違は意識しないといけません。が、ミケランジェロ公認コンディヴィのミケランジェロ伝もやはり目を通してみたいような興味はあります。こちらは本人の都合のよいように書かれているとは思いますが。しかし、いろいろ目を通してゆくと、うまくいったとはいえないような残念な経緯のユリウス2世霊廟が話としては一番面白いと思えてきました。フィレンツェやローマにある有名な作品はなんだかんだで目にする機会はあったのですが、ユリウス2世霊廟は観てなかったですな。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 10:46 PM | comments (0) | trackback (0) |










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