フジミ模型 1/150 慈照寺銀閣寺 制作記1
再販されたようなので、さっそく購入してみました。ドナルド・キーンの足利義政を読んでから、自分の中ではなかなか重要な日本建築のひとつとなっておるわけですが、実は銀閣は2、3度訪れたはずなのですが、いずれも何もわからずに見ていただけだったのだけれども、今なら銀閣だけでも2時間ぐらい語ってしまえるような気がします。いずれまた行ってみたいと思うのですが、しゃべりすぎるといけないので、次は一人で行くべきですな。

さて、到着したキットですが、税込定価1760円のプラモデルだったのですが、けっこうミニサイズでした。
フジミ模型 慈照寺銀閣寺

パーツ構成は以下のようになっております。
フジミ模型 慈照寺銀閣寺

古い金型なのか、バリが凄いので、ランナーについているうちに目立ったバリはナイフで処理しておきましょう。
フジミ模型 慈照寺銀閣寺
パーツ数は少ないのですが、少ないだけに、色の塗り分けは大変そうです。障子や漆喰等の白パーツは分離していないので、自前で塗り分けが必要です。しかし、自分で塗り分けるということは、実際の建物をよく観察することにも繋がるということで楽しみであります。

屋根はこんなふうです。
フジミ模型 慈照寺銀閣寺
銀閣寺の1階の屋根は東西と南北で勾配が異なるという特徴があるのですが、しっかりと再現されております。また二階の縁の幅も東西と南北で違うのですが、それもしっかり再現されております。素晴らしい。しかし、屋根の凸モールドが縦方向の筋になっておりますが、銀閣の屋根はこけら葺きなので、実際には横方向になるかと思います。これはヤスリで削り落とし、経年のコケラ葺きます。ちなみに、創建当初は二階の壁は黒漆であり、一部鮮やかな彩色があった可能性がありますが、そのあたりについて読みつつも、ひとまずは現状の再現を目指して塗装したいと考えております。

基礎の部分といいますか、ベースのパーツはこのようになっています。
フジミ模型 慈照寺銀閣寺
よく見ると池に相当する部分も含まれているようです。池の縁には現在も石が並べられているので、粘土か何かでそれも再現したいところです。

今回の模型作りにおいて、精神面ではドナルド・キーン、技術面では『日本名建築写真選集』をベースとしてやっていこうと思っておりますが、随時図書など探しながら調べていこうと思います。

| 史跡・古墳・名所等 | 11:34 PM | comments (0) | trackback (0) |










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