フジミ模型 1/150 慈照寺銀閣寺 制作記3
本キットの土台パーツはたいへんシンプルな作りなのですが、ここは加工のやりがいがありそうな部分ですので、いろいろ工夫してみたいと思います。
フジミ模型 慈照寺銀閣寺
銀閣の池と言えば、池に並んでいる石も重要であり、名前のついている石もあるくらい重要です。それは銀閣に限ったことではないですが。土台パーツの池は非常に狭い面積しかないので、有名な石はないのであろうと思いますが、池の手前には石が並んでおりますから、これくらいは再現したいと思います。写真等を見ましたが、斜めから撮影されたものが多くて、どのように並んでいるかは判然としなかったので、適当に作ってみることしました。

樹脂粘土(モデナ)を小さく丸め、彫刻刀をヘラと代わりにして、それっぽい形に加工。ベースに接着しました。
銀閣寺
接着剤には、プラモデル用の接着剤(アセトン等でプラを溶かして接合するもの)を使用しましたが、モデナが着くかどうか不明でありましたが、しっかり食いついております。なお石かコンクリートの舗装かと思われる部分は、タミヤの情景テクスチャーペイント「路面 ライトグレイ」を塗布。

サーフェイサーを吹いておきました。
銀閣寺

そこから、タミヤの情景テクスチャーペイントの各種を駆使して、建物の周りを装飾してゆきます。
銀閣寺
「土 ブラウン」、「土 ダークブラウン」、「砂 ライトサンド」を微妙に混ぜながら変化を付けつつ塗ってゆき、そこに「草 カーキ」などを載せていく感じです。ジオラマ初心者なので、練習のつもりでやっております。石の部分は、ウェザリングした後に、ホワイトと黄土でドライブラシして、さらにウェザリングしております。

さて、本体の1階部分は、戸を開いた状態の壁面が多く、内部もちょっと見えるようでしたので、床が畳であることが表現されていなければならぬと思います。銀閣1階には八畳と六畳、二畳の畳部屋があるのですが、床面全体に畳が敷かれているという日本の住宅建築の基本と言えるこの状態の初期の例のひとつかもしれないので、ここをおろそかにはできません。模型を楽しんで遊んでいるわけではなくて、あくまで勉強の為にやっているので、おろそかにはできないのです。模型も楽しんでいるので、一石二鳥なのでありますが。甲板色(素木の板っぽい色)のスプレーがあったので、それを吹いたあと、ウェザリングカラーのフェイスグリーンを塗って、綿棒で荒く擦り取って、畳的な色になるようにしてみました。
銀閣寺
畳の耳の部分は鉛筆で描くという、いい加減なものですが、おそらく屋根を載せたら暗くてそんなにはっきりは見えないでしょうから、こんなもので充分であろうかと。

このような感じで内部の構造も、ある程度再現されております。素晴らしいキットであると言えるでしょう。
銀閣寺
ある程度の大きさがないと、建物の構造等の勉強にはならないかと思っていたのですが、このサイズでも充分かもしれません。銀閣の平面図や立面図をこれほど眺めたことがあるでしょうか、ふつうはない。それと、このサイズなら置く場所に困らないでしょう。

学生時代の4年間、銀閣の比較的近くに住んでいたというのに、その頃まるで関心がなかったのは残念なことですが、そこに関心が向かうまでの知識というのは数年で得られるものではないのでありましょう。もっともまだまだ知識は入り口に入ったに過ぎないので、読み続けておりますが、なかなか追いつかないところです。集英社の「日本の歴史」シリーズも読んでいたのですが、まだ平安時代で止まっていますし、先は長いのですが、洋の東西のバランスも取りたいので、そっちも読んでおるのですが、なかなか進まず。

| 史跡・古墳・名所等 | 11:54 PM | comments (0) | trackback (0) |










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