岩波書店「新約聖書Ⅱ ルカ文書」読了
岩波書店「新約聖書Ⅱ ルカ文書」読み終えました。新約聖書のうち、「ルカによる福音書」と「使徒言行伝」が納められているのですが、福音書の方はイエスの譬話が難解で、途中なかなか読み進めづらいところも正直ありましたが、使徒言行伝の方はパウロに関する本や、パウロ書簡等も読んでいたので、スラスラ読み進めることができました。というか、十二使徒について語られているかと想像していたのですが、初期教会の状況とペトロおよびパウロの物語であり、後半になるほどペトロの話だけになります。順序としてはこちらを読んだあとにパウロ書簡を読んだ方が正統だったのかもしれません。が、時系列的にはパウロ書簡の方が早かろうと思うので、その意味ではどっちが先でもいいのかもしれません。いずれにしても、様々の文書が関連しているところが面白いところと言えるかもしれません。もっとも解説によれば使徒言行伝の著者はパウロ書簡を読んでいなかったようですが、教義に関してはともかく、パウロの行動に関しては概ね物語が一致しているので、かえって史実を意外にもなぞってそうだな、という印象を受けました。
私はキリスト教徒ではないので信仰心はないのですが、パウロの活動については大変な尊敬の念を感じるようになっております。イエスについても、やはりどちらかというと史的イエスに関心がありますが、史的イエス像を探ってゆくと、おそらく実際の活動や思想であったものと思われるものに、なかなか言葉には言い表せない敬意を払うようになってくるようなところがあります。なお「新約聖書Ⅲヨハネ文書」も購入済みですので、次はヨハネによる福音書になるわけですが、読み終えたあとにヨハネ受難曲を聴き直してみるのは楽しみです。また、初期教会については、やはり教父時代に関する伝記や文書資料についての本を読んでゆかねばならぬと感じておりますが、既にけっこう買い込んでおります。文献が乏しいように思っていた教父に関しても、ちゃんと探してみればけっこうあるものですので、そちらも読み進めつつ順次紹介してゆきたいところであります。

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