ポットミル+回転台試用、およびプラトン『ティマイオス』読了
新年を迎えましたが、1年の抱負みたいなものはあまり考えない方がよろしいなぁというのが、我が人生経験で得た教訓です。特に念入りに計画を立てたりするのもよろしくないです。計画を立てすぎると予測不能な自体が起こったりして頓挫してしまうことが多いのです。その日その日にできることを淡々とこなしてゆくしかありません。といいつつも機会が訪れたら颯爽と実行に移せるように、やれたらこれをやろうみたいなものを箇条書きをしておくことは大事です。チャンスが来たときに即座に決行できるように、無為に見過ごしてしまわないように、心の準備は要るのでありましょう。というわけで1年の抱負とか年間計画とかはないのだけれども、これこれをやっておかねば的なリストはあるわけですが、それはチラシの裏とか要らぬ紙に念仏を唱えるようにときどき繰り返して書いて、しばらくしたらゴミ箱に捨てるというくらいにしておきたいかなと。

それはともかく年末年始においては、鉛白の精錬のために入手したポットミルの性能を確認してみたいと思いまして。でも鉛白は毒性があるから気軽に試すというわけにもいかないし、鉛白の前に別の安全そうなもの試したい。ということもありまして、鶏卵の殻を入れてみることにしました。丁寧に内側の膜を取り除いた卵殻を乳棒で2mm大くらいまで砕き、ポットミルに入れて3時間程ほど回転させてみました。むろん、セラミックボールと水も入れてあります。3時間後の結果ですが、あまり変化はなかったです。ポットミルのサイズが小さく、なかのセラミックボールのサイズもそれに合わせて小さいので、粉砕能力は低いと言えます。そもそも卵の殻というのはちょっと柔軟性があるような素材でもあるので、この機械には不向きであったと言えるでしょう。固い鉱物系のものならまた違ったかもしれません。でも、回してみて感じたのは、もう一回り大きなポットミルもいけそうである。そして、多少大きめのボールを入れてもいいんじゃないかな、という感触であります。鉛白は毒性がありますから、気軽に試せないこともあって、卵殻で試したわけですが、結果はともかく機械の動きはわかってきたので、よしとしましょう。

音は多少うるさいものの、洗濯機くらいかな、という程度でした。回転させている近くで、ずっと読書してましたが、プラトン著『ティマイオス/クリティアス』を読みつつ年末年始を過ごしてしまいました。プラント言えば、現代ならば、ふつうは「弁明」「饗宴」「クリトン」「パイドン」などを真っ先に読むかと思いますが、それらはもはや名作中の名作とも言える文学的傑作であって、時代を超えて誰が読んでも感銘を受けるに違いないところですが、このティマイオスに関しては、その世界観は現代人には受け入れがたい感じの内容であり、いきなりこれを読むのははばかられるようなところはあるかと思います。世界古典文学全集、世界文学大系のいずれのプラトン巻でも収録されておりませんでした。しかしながら、中世ヨーロッパで読まれたプラトンの著作はこのティマイオスだけあったらしいですね。古代ローマの知識人はギリシア語を読めた為に、ギリシアの哲学書をラテン語に翻訳するということはまれであったようですが、ティマイオスはラテン語に翻訳されたということで。現代人はにわかに共感しづらい内容ではありますが、中世キリスト教哲学に非常に近いような内容であり、影響力という面では非常に大きそうでありますし、中世を理解するうえではこれは読んでおかねばならぬであろうと思いましたし、以上のような観点で読んでるとこれがけっこう面白いのです。カルキディウスによるプラトン『ティマイオス』註解(西洋古典叢書)西洋古代末期思想研究会編『カルキディウスとその時代』も注文したところです。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 09:51 PM | comments (0) | trackback (0) |










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