イトムカ鉱山産の芋辰砂を砕いてみました
松田壽男『古代の朱』に感化されて購入した北海道イトムカ鉱山産の芋辰砂、眺めているだけでも面白いのだけれども、砕いたらどのようになるか確認してみたいところでありますので、乳鉢で砕いて顔料にしてみることにしました。

ヤフオクにて1280円で落札した3.9gの芋辰砂であり、非常に小さいです。

乳鉢においたら、この小ささが際立ちます。


さて、乳鉢と乳棒で砕きます。

辰砂自体は硬度も低く柔らかい鉱物のようですが、確かに軽い力でさくさく砕けてゆきます。孔雀石やラピスラズリなどど比較すると、砕くこと自体は明らかに楽だといえましょう。

辰砂は不純物が多いようで、こちらの写真でも黒っぽいものなどが見えます。不純物の状態に依っても砕きやすさが変わるようです。

しかし、この粗い辰砂の粒の存在感はなかなかインパクトがあります。自分が古代人だったら、やはり墳墓に敷き詰めたくなるであろうところです。もしも自分が岩絵具で制作しているのなら、この時点のものを使いたいような気がします。もしかしたら、油絵でも使えるということもあるかもしれません。

とはいえ、さらに砕いてゆきます。

なんか、予想したよりも、けっこう赤い感じがするのですが。

アラビアゴム水溶液で塗布してみましたが、塗ってみるとあまり赤くはありません。

ただし、私の経験では天然の辰砂とはだいたいこのようなものであるという印象です。洋の東西を問わず、古来より鉛白を焼いてつくる赤、酸化鉄の赤、硫化水銀の赤は名称が錯綜しているケースが多い点も、それらが塗ったときによく似ているからこそなのかもしれません。
しかしやはりここは水簸など、なんらかの方法でより精製してみたいという気持ちはあります。あるいはこのまま油で練ってみたい気もします。

| 絵画材料 | 09:21 PM | comments (0) | trackback (0) |










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