クロウメモドキ(ラムナス)の苗を購入。
気がつけばもう春っぽくなってきておりますので、植物を買う時期になっております。毎年、いろいろ考えつつ、主に色材となっているような植物を中心に、美術史に関連するものなども買っていたりするのですが、日本の東北で育ちそうなものはたいてい植えた気はしているつもりになったりしますが、よくよく勉強を続ければ、まだまだ手の掛かってないものは多いのです。終わりはないと考えてよろしいところでしょう。

というわけで、まず本シーズン一発目ですが、クロウメモドキ(ラムナス)の苗を買いました。

実から緑の染料が採れるようで、それが本来のサップグリーンですが、絵画材料事典によれば、潰して液にするぐらいで緑にはなるようで、ドロドロの状態で家畜の臓器の革袋に入れて売られている場合もあるし、ミョウバンに染着することもあるというふうに書いているけれども、それは昔の話でありましょう。現在市販のサップグリーンは合成有機染料であり、本物の方は耐光性も甚だしく悪いようなので、売られることもないあまりないでしょうし、使うのも推奨できないかと思われますが、それはともかく緑が採れるか試したいところです。植物は緑色をしていることが多々ありますが、実用的な緑の染料が採れることはあまりないので、気になるところです。なおこの果実は人体には有毒のようです。

それから植物ではありませんが、土性顔料について試してみたいことが多々あります。幸い、大きなポットミルと回転台を譲り受けることができましたので、こちらも活用できないかと考えております。

以前このブログにも書いた小さなポットミルと回転台ですが、試行錯誤した末に顔料作りに役立つという程のものではなかったという感じであります。やはりある程度の大きさは要るかと思います。このポットミルは中のセラミックボールもずっしりと重く、大概のものを細かく粉砕しそうな予感がします。もっとも、まだ使ってみたことはないのですが。
ちなみに、回転台の方は、ロクロ回転機でありまして、その上に棒があって、ポットミルを回転させられうようになっている模様です。

ですから、本来は釉薬を作るといいますか、釉薬を砕くのが目的なのかと思われます。

| 絵画材料 | 10:08 PM | comments (0) | trackback (0) |










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