メディウム調合しました。
メディウム調合しました。自分用の描画用のメディウムです。

比率は秘密ですが、ベースはヴェルネのスタンドリンシードオイル(通常のものよりも粘度が低め)です。スタンドオイルは乾燥が遅いでしょうから、それにせまるくらいの量のサンシックンドリンシードを混ぜています(以前、自分で日に晒して作ったものです)。それからブラックオイルを入れておりますが、以前はわりと多めに入れてましたが、今回はかなり控えめにしておきました。けっこうのんびり制作するので、あまり乾燥が速すぎても困るのです。それに、乾燥後に手を加筆しようとしたときにかっちこっちになっていることもありますので。
こちらは、モチーフに加筆しようとしたが、カチコチで上に塗るのが不安な図です。

この状態にグレース技法も危険でありましょう。軟質樹脂系のルツーセも各層の食付きを遮ってしまう危険もありそうです。しかし、このようなときは激落ちくんで撫でるという技がいいようです。

植物油以外の添加物ですが、マスチックとダンマルの両方を少量入れております。両方入れるのは間違ってるかもしれません。でもまぁ同じ軟質樹脂にしても性質がけっこう違っていて、私としてはどちらも欲しいのです。ワニスではなくて、樹脂の塊をそのままオイルにいれて、溶解温度まで上げて混ぜ合わせることになります。軟質樹脂は、それ自体はあまり丈夫ではないし、テレピンなどの溶剤に再溶解しますし、適量に留めておかねばいけません。それからバルサムも入れてます。松脂は修復のレポートなど見ると、古画にはけっこう頻繁にみられるようなので入れてますが、これも少量です。

あと、蜜蝋を入れてます。蜜蝋画の保存性の良さを見ると、やはり入れておきたくなりますが、それだけでなくて、けっこうメディウムの質感的にも好みのものになります。控えめに入れているのですが、でも他の人からみたら多いかと思われます。これでけっこうメディウムがどろっとした感じなりますが、あとはブラックオイルとマスチックも入っているので、微妙にジェル風味なところもあります。

いろいろ入れたところで、保温プレートで加熱しました。

熱しすぎると油がギラギラしてくるので、軟質樹脂が溶けるぐらいのぎりぎりのところまでの温度にしたかったので、保温プレート上に置いて待っていたのですが、蜜蝋が溶けるところまではいきましたが、樹脂がちょっと溶けきらなかったので、最後にちょっとだけ、カセットコンロで温度を上げました。

というわけで、完成です。

このメディウム、私は濃色から淡色まで使用致します。私の作風がちょっと暗いので、白で使ってもあまり問題にはなりません。

ちなみに、その後、淡色用にブラックオイルとポピーオイルを差替えたバージョンも作りました。ポピーオイルは丈夫さでは劣ると言われますが、ちょっと長く柔軟性を保ってくれてもいいかなという気もして、多少入っててもよさそうな気もしますが、ちょっとよくわかりませんが、いずれにしても、かなりゆっくりウェットインウェット技法で制作したいときにいいかもしれません。そういえば、最近ポピーオイルのスタンドオイルというのも売っているようなので、いずれそちらも試してみたいです。乾燥速度、どうなるんでしょうね。

| 絵画材料 | 08:02 PM | comments (0) | trackback (0) |










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