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2006,09,14, Thursday
馬杉宗夫(著)『ロマネスクの美術』八坂書房 (2001)を読む。
この前読んだ、『図説 ロマネスクの教会堂』河出書房新社はCGなどのビジュアル面でわかりやすく図解していたのに対し、こちらは文章でのわかりやすさを追求しているように思える。どちらも非常に良い本だけれど、個人的には本文が良い方に軍配を上げたい。『図説・・・』の立体図もすごかったけど、やはり活字の威力に優るものはないと実感した。特にこの本の良いところは、細部に固執せずに、常に全体像を意識して書かれているような感じがする点である。ロマネスクの美術は非常に多様性があり、ほとんどの本は写真や図を載せつつ個々の聖堂について記述されていることが多いが、本書はロマネスクの美術の大きな流れを描こうとしている感じがする。あとがきの文章を引用すれば「ロマネスクの美術の特徴である多様性を、体系的にわかりやすく語る・・・」となる。専門家の本は意識が細部にゆきがちで、一般読者にはそんなんどーでもいいよと思う部分が大半をしめてしまうことが多いが、この本は最初から最後までが筋のある流れになっていて、細部に惑わされずに、重要な部分を吸収できるような気がする。 |
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ゴシック建築も興味深いのですが、それに先行するロマネスク美術もまた知れば知るほど面白かったりする(笑顔)。 ロマネスク彫刻が写実主義を否定して人間の概観の中に宿らない...
| 叡智の禁書図書館 | 2006/11/13 01:22 AM |
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