フランチェスコ・モッツェッティ(著)『ティツィアーノ ピエトロ・アレティーノの肖像』を読む。
フランチェスコ・モッツェッティ(著)『ティツィアーノ ピエトロ・アレティーノの肖像』三元社

現在ピッティ美術館にあるティツィアーノ作『ピエトロ・アレティーノの肖像』について書かれた本。著名な毒舌文筆家アレティーノは、友人のティツィアーノに自身の肖像画を描かせて、コジモ・デ・メディチに贈る。ティツィアーノの作品とあれば相当な値打ちものだが、コジモ公からは返礼も感想も届かない。どうやら、コジモに届く贈物や書簡を選別または検閲している執事リッチョが隠匿したらしい。なぜ、隠匿する必要があったのか? あるいは、そもそも自分の肖像画を贈るというのはどういう意味があるのか?

三元社の「作品とコンテクスト」シリーズでは『ティツィアーノ[パウルス3世とその孫たち]』を読んだことがあるが、それと比べると非常に読みやすい。「パウルス3世・・・」も面白い作品だが、話の順番がめちゃめちゃで終始脇道にそれがちだったが、本書はメインテーマに関わること以外に話が飛火することなく、しかも時系列順に進むので、推理小説を読んでいるかのように読みやすく、また全体像が掴みやすい。しかし、アレティーノなる人物について知っていないと、面白さが半減するかも。巻末の訳者あとがきにもアレティーノについての解説があるが、ドルチェ(著)『アレティーノまたは絵画問答』なんか読んでおくといいかもしれない。



| 書籍・雑誌・漫画・アニメ::美術 | 01:39 PM | comments (0) | trackback (0) |










http://www.cad-red.com/blog/jpn/tb.php/325

↑上に戻る↑ <<新しい記事 : 古い記事>>
累計
本日、昨日 集計結果
  
■NEW ENTRIES■
■RECENT COMMENTS■
■RECENT TRACKBACK■
  • 昔のキャンバスの木枠は意外とシンプルだったのか?
■CATEGORIES■
■ARCHIVES■
■PROFILE■
■POWERED BY■
BLOGN(ぶろぐん)
BLOGNPLUS(ぶろぐん+)
■OTHER■
■LOGIN■
現在のモード: ゲストモード
USER ID:
PASSWORD: