箕輪成男(著)『パピルスが伝えた文明-ギリシア・ローマの本屋たち』を読む。
箕輪成男(著)『パピルスが伝えた文明 - ギリシア・ローマの本屋たち』出版ニュース社 (2002/05)

箕輪成男(著)『中世ヨーロッパの書物』に感銘に受け、すかさず同著者の本を2冊注文していたが、数週間かかってようやく届き、さっそく読み始める。本が届いてすぐ読み始めるというのは自分には非常に珍しいことで、本に限らず漫画やらゲームやらDVDも放置して、数年後に読むことが多い自分としては、例外級の面白い本である。ギリシア・ローマ時代の本は、けっこう読んだが、それら古代の書物がどのように「出版」されていたのかは、これまであまり気にしたことがなかった。作品を読む上でも非常に重要な要素だと思うのだが、ベースとなるべき知識を授けられずに、その表面ばかり見てきたような気がして、これまで読んできた本に苦言を呈したくなるような気がしないでもない気分になった。エピローグにて著者曰く「本来大きな歴史が好きである」と語り、「歴史学の研究が往々にしておちいる、重箱の隅をほじくるような瑣末主義の歴史でなく、そうした学問をふまえた上で、歴史の大きな展望を与えてくれるような歴史・・・」とまで言っているが、ここまではっきり宣言できるとは羨ましい。このような著作の最後に書かれてあるからこそ説得力があるのであって、私がボソッと呟いても何の意味もないが、いずれにしても激しく同意したい。



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