石膏と白亜にレモン汁をかけてみる実験。
手持ちの顔料が石膏(硫酸カルシウム)なのか白亜(炭酸カルシウム)なのか不明になったとき、どちらか判別する方法として、希塩酸をかけるという手があるけれど(炭酸カルシウムだと二酸化炭素の気泡が発生して、泡ブクが見られる)、希塩酸を所持している人は少ないであろうから、レモン汁で代用できないか、という目的で、ちょっとばかり実験してみる。

100円ショップで買ってきた磁器?の皿に各顔料をのせ、スーパーで購入したポッカのレモン汁(約150円)をかけてみる。
結果は画像の通り。


●H社の下地用ムードン(画像右上)、激しく大きな泡が立つ。
●同仕上げ用ムードン(画像右下)は、普通に泡立つ
●沈降性炭酸カルシウム(下段中央)、細かい泡が立つ。
●左上はボローニャ石膏(二水石膏)、泡立つ様子はない。

沈降性炭酸カルシウムは、細かい泡が出るけど、すぐに消えるので、しっかり観察しないと見落とす可能性もある。それと、実はボローニャ石膏も良く見ると泡?と思われるものがあるような気もするが、天然品であるゆえの不純物か、あるいは右の炭酸カルシウムが混ざってしまったか。いずれにせよ、天然の白亜と、石膏を比較する分には、かなりはっきりと判別できる。



| 絵画材料 | 07:27 PM | comments (0) | trackback (0) |










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