横山光輝(著)『水滸伝』全8巻、読了。
北宋時代末期、腐敗した官僚政治の中でドロップアウトした優秀な人材が、奥深い沼沢地の要害「梁山泊」に集結し、やがては朝廷のために活躍するという話。豪傑たちが各々の事情により「梁山泊」へと集まってゆく過程が物語のメインであり、その後の活躍はあまり面白くない。主役である梁山泊軍の首領「宋江」は実在し、反乱軍を指揮したというが、その話が後にいろいろと脚色されつつ『水滸伝』という物語が形成されていった。横山光輝の『水滸伝』は1967年連載開始で、作者の中国史物としては最初期のものかと思われる。最初の数話は極めて古典的な画風だが、回が進むにつれて徐々に『三国志』のような作風になってゆく。梁山泊軍の絶頂期で筆を置いており、宋江の死などは描かれていない。最初の1〜2巻ぐらいは面白いが、以後は話がマンネリ化してくる。特に大規模な戦闘を行なう終盤がつまらないのが難点。これは横山光輝が悪いわけではなくて、『水滸伝』そのものの構造的欠陥とも言えるが。『水滸伝』は史実とかけ離れすぎていて、あまり知識の足しにならない。信長の野望で知られる光栄が昔、水滸伝のゲームを出していたが、水滸伝がなんなのか全く分からず、スルーしていた。ゲームシステム自体はわりと出来が良かったらしい。



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