2009,02,11, Wednesday
楽天にて「石の絵具」なる商品を発見。
![]() 研磨材、研磨台、定着液、鉱物などのセット。鉱物を研磨材で削ることにより、顔料を作り、それを塗って絵などを描いてみるという商品。 詳細は下記を参照。 http://item.rakuten.co.jp/undigital/18-1652/ 手持ちの材料でもできそう気がしないでもないけど、商品企画に敬意を表して(普及版を)買ってみた。 中身はこんな感じっす。 ![]() 研磨台はごく普通のタイル。定着液は合成アラビアゴム。原石はアズライト、マラカイト、碧玉、サハラ砂漠の砂の4種を同梱。 ちなみに、別売のヘマタイトも注文したのだが、なぜかラピスラズリが入ってましたぞ。面倒なので返品とかしなかったけど。 まずは手始めにマラカイトを。 ![]() 意外なほど簡単に色が出てくる。以前、乳鉢で顔料にしたことがあったけど、研磨材という手もあったか。まぁ、研磨材が混入するし、大きめの顔料にはならないなど制限はあるけど。 ![]() 定着液と混ぜたら、さっそく付属の私製ハガキに試し塗り。細かいマラカイトはやはり色が薄い。 砂のサンプルは、下記のようにやるらしい。 ![]() 次は「碧玉」 ![]() 碧玉って、あまり知らないのだけれど、酸化鉄赤か。すごい簡単に色が出てきて、しかも濃い。 ![]() 続いてアズライト。 ![]() 近縁のマラカイトと違って、とても色が濃い。ちょっと研磨すると、ぶわっと青い色彩が広がる。 ![]() 実際に塗ってみても、やっぱりマラカイトとは雲泥の差。というか、天然のウルトラマリンよりずっと濃いっすね。 せっかくなので、ラピスラズリも試す。 ![]() ラピスラズリは単に粉にしだけではしっかりした青にはならず、複雑な工程により青を取り出す技術が発達したが、これは研磨材で削っただけなので、予想はしていたけど、色はかなり弱い。 ![]() 写真はまだ濡れているうちに撮影したので、ちょっとショボく見えるが、乾いたものを肉眼で見ると、とても上品な青、ちょっと薄いが重ね塗りすれば、豪華彩色写本の青みたいな感じになりそう。 |
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