マスチックで描画用メディウムを作る その1。
俵屋工房よりマスチックの試供品を頂いたこともあり、この機会にマスチック樹脂の可能性をいろいろ探ってみたりしたいのだけど、ひとまず今回はJ・シェパードの『巨匠に学ぶ絵画技法』に書いているメジュームの作り方を要約。

鉛を入れて煮た乾性油(ブラックオイル)にマスチック樹脂を入れて熱して溶かす。
マスチック樹脂

別の容器にテレピン精油を入れておき、そこにマスチックを溶かしたブラックオイルを注ぐ(たぶん熱いまま)。
マスチック樹脂

冷えるに従って、ジェル状になる。
マスチック樹脂
一見、ゼリーの用に見えるが、筆で触るととろりと柔らかいペーストになり、絵具に混ぜると絶妙な感じの筆運びとなる。

J・シェパードの処方だとマスチックが多すぎて、軟質樹脂の弱さが表れるような気がする。黄変、クラッキング等の、メギルプとか言われるものに言及される問題が出てくるんじゃないかと思うのだが。。
その為、何回か試して、徐々に樹脂の量を減らしていったが、処方の半分、あるいはそれより少なくしても、ジェル状のメディウムが形成されるし、筆運び等の利点を享受しつつ、強い皮膜を作れそうな気がする。実は、このマスチックを減らした処方のメディウムはけっこう以前から使っているのだが、でも耐久性を評価するほどの年数は経っていないので何とも言えない。後のことは別として、少なくとも描画時には、ブラックオイルを単体で使用するよりずっと描画しやすい。

| 絵画材料 | 12:59 PM | comments (0) | trackback (0) |










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