主観を廃して絵画の隅々を公平に観察するには。
美術館で絵を鑑賞するときっていうのは、じっくり鑑賞したつもりでも、だいたい全体の印象ぐらいしか見ていなかったりするものである。模写なんかすれば別であろうけど、見たもの毎度模写するわけにもいかないし、美術史家の方だったら、絵を描かない場合もある。

そんなことはない、俺はいつでもしっかり見てるよ、と言う人もいるかもしれないけれど、実際は自分が注目している箇所ばかり見ていて、自分が気にならない箇所は見のがしてしまっていたりするものである。まぁ、それはある意味人間の脳の正常な機能でもあるので、べつにそれはそれでいいのとも言えるけれど、やはり自分の主観を捨てて物事を細部まで公平に観察するという能力は大切である、と思ったりする。

で、絵画の場合、ジグソーパズルをやれば、分け隔て無く細部まで見るような気がした!

というわけで、ブリューゲルのバベルの塔のパズル1000ピースを買ってみた。
バベルの塔

名画のパズルって意外と種類が少ないもんですね。イルカの絵はたくさんあるのに。

1000ピースって、ジグソーパズルの世界では、たぶん、初級編なのだろうけど、それにしても、けっこう多い。
バベルの塔

ボトルみたいなのが描かれている。こんなんあったのか、という驚きの連続。
バベルの塔

ブリューゲルのバベルの塔は、よく見ると、建設作業に従事している人が、細かくたくさん描き込まれているのだけれど、それを丹念に識別していなかないと、どこのピースか判らない。こんなに人がたくさん居たのか!って感じである。

この作品は、ウィーン美術史美術館所蔵で、あれは目に焼き付けようと、何度も見たものである。例えば、クレーンとか当時使われてたやつみたいですね。でも、使い方がちょっと間違って描かれているみたいだ等々、有名な箇所は見ていたりするけど、改めてパズルをやってみたら、全然見えていなかった。背景の町並みも凄いなぁ、とか、空の色の変化の具合も凄いなぁとか、非常に勉強になった。

それにしても、パズルなんて、ちょちょいと完成するかと思ったら、意外と大変な作業だったりして。
↓3時間かかって、たったこれだけ。
バベルの塔

なんことか、ここまでやって、続けるかどうか微妙に迷い中。
バベルの塔
画集なんかよりも相当デカいので、名画っぷりに圧倒される。
すぐそばにあった自分の絵を見て、ちょっと落ち込んだ。

3000ピースだと↓こんなに大変な模様。しかし、絵画の細部までしっかり見えますね。
http://giu205.way-nifty.com/viewfromi/2005/07/post_aa74.html
http://corpsecorps.blog73.fc2.com/blog-category-7.html

ただし、3000ピースは色がかなり明るめになっているような気が。。。
そうでもしないと細かいピースでは柄が判別できないという配慮かもしれない。
実際、1000ピースのはニス表面の汚れのせいか図像が判別しにくいところがある。でも、そこがまぁ古画のかっこよさでもあるし、部屋に飾るなら1000ピース版の方がいいかなぁ、と。

リアルのパズルを買わなくても、jpeg画像等をジグソーパズル化してくれるソフトもある。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/game/se230493.html
ピース数など自分で設定できるので、かなり大きな画像を用意し、500ピースぐらいで遊ぶとわりと細部まで堪能できる。

| 絵画材料 | 02:05 AM | comments (0) | trackback (0) |










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