亜麻仁油や荏胡麻油が健康によいらしいという話について
googleで検索してると、リノレン酸を多く含む亜麻仁油や荏胡麻油などが身体に良いらしいという話が山のように見つかるんですが、亜麻仁油って、すこし前の本だと食用にはあまり適してないような感じに書かれることが多かったような気がするのだけど、最近はスゴク身体にいいという話になっているみたいで。
先日も図書館で油脂のことを調べてたら、『油の正しい選び方・摂り方 - 最新油脂と健康の科学』という本があったんでパラパラと見てたんですが、(亜麻仁油はあんまり出て来ないけど)荏胡麻油(及び紫蘇油)の絶賛本であった。ネット上にもすごい勢いで同じような記事が溢れており、思わず業界総動員の宣伝活動かしらと思ってしまわないでもないですが(最近は妙に疑り深くなって、テレビの健康科学番組も見なくなりました)。それに対して少々分が悪い、というかまるで悪役のようにされてしまっているのがリノール酸で、諸悪の根源のように書かれている(リノール酸も必須脂肪酸なので、食用油が全般的にリノール酸主体になっていたのが悪いという話なのだと思われる)。

ハイオレイック紅花油
食品売り場で売っている紅花油は以前より「ハイオレイック」という種類になっており、リノール酸が少なく、オレイン酸が多くなっているものになっていたけれども、リノール酸主体じゃないということは、油絵具には向かないということですかね。もともとはリノール酸悪玉説ではなくて、酸化しにくいという利点でハイオレイックになったのだろうけど、健康科学的にも悪いってことになっているようで。ちなみに、ハイオレイックとはたぶん、オレイン酸の割合が高い意味なんでしょう。さらに、ヒマワリ油をみたら、それもハイオレイック版になっていた。ハイリノール紅花油の市場が小さくなったら、油絵具の価格が上がるということもあったりするのだろうか。

| 絵画材料 | 10:48 PM | comments (0) | trackback (0) |










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