池田理代子(原作・脚本・構成)『ニーベルンクの指輪』
池田理代子(原作・脚本・構成)/宮本えりか(画)『ニーベルンクの指輪』YOU漫画文庫 全4巻を読む。

ワグナーの楽劇「ニーベルンクの指輪」をベースにした漫画作品。元のワーグナーの作品そのままではなくて、かなり自由にアレンジしてある。もともと指環4部作のうち、『ワルキューレ』だけは例外的にシナリオが良くできているが、他の3作の脚本はお世辞にもいい出来とは言えないので、漫画化にあたって修正を加えるのは当然と思うが、でも、池田理代子氏のアレンジは正直納得いかない。20世紀のある人物が登場するのだが、ネット上の書評ではそのからめ方が上手いと絶賛されているケースもあるが、正直、どこが上手いのかわからん。スゲー安っぽい発想だと思うのだが。少なくとも『指環』の入門書として読むには不適切、というのはどのサイトでも一致した意見である模様。というわけで、これは他の漫画家の作品も読み比べてみたいぞと思い、まずはワーグナー・ファンからも絶賛されているあずみ椋(作)の『コミック版・ニーベルングの指環』を注文。さらにその勢いで里中満智子作の指環も注文してしまった。


| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 07:13 PM | comments (0) | trackback (0) |
技法書専用の本棚を作る
慢性的な本棚不足の解消のために、技法書専用の本棚を作成。
いつものごとく、テキトウな感じで作って、ウォルナット色のカラーニスを塗る。
技法書棚

完成した棚にさっそく技法書を並べてみる。
技法書棚
絵画技術に関係のある本は全部収めてみたが、この程度で収まってしまうもんなんですね。

技術書を別棚に移したおかげで歴史・美術史棚は大分余裕ができたので、単行本の収納スペースは確保できた。しかし、現在、漫画本とゲームのスペースは全く解消されておらず、と言っているうちにも、安彦良和の『虹色のトロツキー』全8巻が届いたが、これけっこうデカイ、という具合に全巻セットものをハイペースで入手しまくっているので、以前としてパンク寸前であることに変わりはない。



| 日曜大工 | 04:32 PM | comments (0) | trackback (0) |
『エル・グレコの生涯 神秘の印』を読む。
ヴェロニカ ブリューン・デ・オーサ(著)『エル・グレコの生涯 1528-1614 神秘の印

学術書や小説などを含め、画家の伝記作品でこれだけ面白いのを読んだのは初めてかも。今年読んだ本のマイベスト最有力候補として一歩抜きんでたと言っていいくらい良かった。と、ちょっといつもより余計に褒めてみたかも。エル・グレコの生涯を描いた伝記小説だが、クレタ島から、ヴェネツィア、ローマ、トレドと渡り歩いたグレコだけあって、淡々と話が流れつつも、ティツィアーノやティントレットなどの大画家はむろん、比較的マイナーな画家も多数登場、画家だけじゃなくて、その他の歴史上の人物もたくさん絡んでくる。註や解説が全くないので、どこまで史実に忠実かはわからないし、そもそもこの本のコンセプト自体が不明なのだが、パッと見た感じでは年表的な事実を守りつつ小説として再現しているような記がする。と言っても私自身はグレコにそう詳しいわけではないので自信はないけど。グレコの画集なんかによく出てくる絵の解説などが上手く物語の中に描き出されており、例えば、マリアが三人登場していること発注側ともめる『聖衣剥奪』や、フェリペ二世の不興を買う『聖マウリティウスの殉教』など、そういうのが物語として大変わかりやすく、面白く書かれているので、エル・グレコ入門書としても優れていると思う。欲を言えば、はじめか終わりにちょっとくらい訳者の解説があってもよさそうな気がするが、もしかしたらない方が正しいのかも。最近、理屈っぽい人多いし。


| 書籍・雑誌・漫画・アニメ::美術 | 12:21 PM | comments (0) | trackback (0) |
スパイクラベンダーが茂ってきた。
スパイクラベンダー
別名「葉の広いラベンダー」とも言うそうだが、確かに葉が広い。右端に見えるのが通常のコモン・ラベンダー。


| 家庭園芸 | 05:38 PM | comments (0) | trackback (0) |
ベルトルト・ヒンツ(著)『クラーナハ』パルコ美術新書
ベルトルト・ヒンツ(著)『クラーナハ』パルコ美術新書を読む。

この前読んだ、同じパルコ美術新書の『ボッシュ』に比べるとはるかに読みやすかった。この手の本は、図像の解釈とかに焦点を当てた場合、あまりにもそれが続くと読むのが辛いものだが、『ボッシュ』は新書サイズのモノクロの図版(しかも数が少ない)の上に、文章自体が難解だったので、実はかなり苦痛を伴った読み物だったのだ。まあ、ボッシュは人生そのものが謎だし、作品がああなので、ああいう本になるのは当然だが。クラーナハの場合は逆に伝記的な出来事がかなり重要なので、というより伝記的事実を語るだけでも一冊で足りないような人物だから、美術史門外漢でも自然に読むことができる。多少は歴史に詳しくないと難しいかもしれないけど、多少歴史に詳しい人なら、この本はめちゃめちゃ面白いと感じるに違いない。歴史上の人物がオンパレードだし。。本文中で特に好きな箇所は「宮廷画家の任務は、美術史の研究対象として記録に残るような、宗教画や神話画、肖像画、木版画および銅版画などの枠をはるかに超えるものだった。クラーナハに対して支払われた賃金記録のわずか10パーセントしか、この種の仕事に該当しない。その他に山のような雑多な仕事がもちこまれた。」のあたりですかね。


| 書籍・雑誌・漫画・アニメ::美術 | 08:10 PM | comments (0) | trackback (0) |

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