2006,09,29, Friday
ジョン ラウデン(著)『初期キリスト教美術・ビザンティン美術』を読む。
作品や様式に語るだけでなく、歴史的背景や作品の役割などがしっかり書かれているし、扱うジャンルにも偏りがなくて、お薦めかと思います。なかなかのページ数だけれども、これでも全く紙数が足りないような気も。 |
2006,09,20, Wednesday
Europa Universalis 2が欲しいぞと思って、洋ゲー輸入販売サイトで購入しようと思ったのだが、商品リスト見ているうちに他にもいろいろ発注してしまった。エンソフ・リミテッドというネットの洋ゲーショップで注文したのだが、このサイトはショッピングカートとか商品の検索とかそういうものがなくて、簡素なHTMLに商品のリストがずらずらと書かれているだけで、それをメールに書いて発注するのだが、なんというか、商品名が怒濤のごとく書かれていているカタログを見ると、思わずあれもこれもと注文書に書きたくなってくる点が、ある意味、ネットショップとして非常にうまく出来ているような気がしないでもない。
今回購入したのは以下の6本。 ・Europa Universalis 2 ・Cossacks - Europian Wars ・Cossacks - The Art of War ・Knigts of honor ・Immortal Cities: Children of the Nile ・Age of Empires Gold Edition 全部、歴史を扱ったリアルタイムストラテジーというジャンルで、史実に忠実そうなのを中心に選んだ(そうでないのも混じってるけど)。Europa Universalis 2は中世後期からナポレオンまでのヨーロッパが舞台のゲームで、進行はシヴィライゼーションに似ているが、史実に忠実な点が異なるそうだ。今回買ったゲームの中で一番期待度の高い一品である。次は、この前、攻略本を買った『コサックス攻城の世紀』のU.S.版(Cossacks - Europian Wars)とその拡張キットである『采配の芸術』(The Art of War)。箱に損傷ありということで、大変お安くなっていた。本体に拡張キット2本をセットにしたCossacks Anthologyにしようか迷ったが、拡張キットは1つあれば充分だろうということで。。。中世ヨーロッパ大陸の国盗りゲームKnights of honorも注文。日本語版は10月頃に3990円の廉価版として再版されるという話だが、英語版は2880円(税別)で購入できた。千円程度の違いはむしろどうでもよくて、英語版は地名が英語で表示されるから、ついでに英単語憶えられそうな気がするのだ。全部カタカナで記憶してしまうと、せっかくの知識が役立たないことも多いしねぇ。次はImmortal Cities: Children of the Nileという古代エジプト版Simcityのようなものを。これはどうも史実とはさほど関係なさそうに見えるが、ゲーム自体は非常に面白いものらしい。最後にAge of Empires Gold EditionのU.S.版まで注文してしまった。日本語版でさんざんやったけど、古代文明の英単語の勉強になるかもしれないと思ったのだが、しかし考えてみると、せいぜい各文明の名前が出てくるぐらいだから意味なかったかもしれない(※AOE以外はまだ未プレイなので、上記の内容に誤りがあるやもしれません)。以上、全部で送料手数料含めて13,000円だった。 ![]() |
2006,09,14, Thursday
馬杉宗夫(著)『ロマネスクの美術』八坂書房 (2001)を読む。
この前読んだ、『図説 ロマネスクの教会堂』河出書房新社はCGなどのビジュアル面でわかりやすく図解していたのに対し、こちらは文章でのわかりやすさを追求しているように思える。どちらも非常に良い本だけれど、個人的には本文が良い方に軍配を上げたい。『図説・・・』の立体図もすごかったけど、やはり活字の威力に優るものはないと実感した。特にこの本の良いところは、細部に固執せずに、常に全体像を意識して書かれているような感じがする点である。ロマネスクの美術は非常に多様性があり、ほとんどの本は写真や図を載せつつ個々の聖堂について記述されていることが多いが、本書はロマネスクの美術の大きな流れを描こうとしている感じがする。あとがきの文章を引用すれば「ロマネスクの美術の特徴である多様性を、体系的にわかりやすく語る・・・」となる。専門家の本は意識が細部にゆきがちで、一般読者にはそんなんどーでもいいよと思う部分が大半をしめてしまうことが多いが、この本は最初から最後までが筋のある流れになっていて、細部に惑わされずに、重要な部分を吸収できるような気がする。 |
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