「石の絵具」なる商品を購入。
楽天にて「石の絵具」なる商品を発見。
石の絵具
研磨材、研磨台、定着液、鉱物などのセット。鉱物を研磨材で削ることにより、顔料を作り、それを塗って絵などを描いてみるという商品。
詳細は下記を参照。
http://item.rakuten.co.jp/undigital/18-1652/

手持ちの材料でもできそう気がしないでもないけど、商品企画に敬意を表して(普及版を)買ってみた。
中身はこんな感じっす。
石の絵具
研磨台はごく普通のタイル。定着液は合成アラビアゴム。原石はアズライト、マラカイト、碧玉、サハラ砂漠の砂の4種を同梱。
ちなみに、別売のヘマタイトも注文したのだが、なぜかラピスラズリが入ってましたぞ。面倒なので返品とかしなかったけど。

まずは手始めにマラカイトを。
石の絵具
意外なほど簡単に色が出てくる。以前、乳鉢で顔料にしたことがあったけど、研磨材という手もあったか。まぁ、研磨材が混入するし、大きめの顔料にはならないなど制限はあるけど。
石の絵具
定着液と混ぜたら、さっそく付属の私製ハガキに試し塗り。細かいマラカイトはやはり色が薄い。

砂のサンプルは、下記のようにやるらしい。
石の絵具

次は「碧玉」
石の絵具
碧玉って、あまり知らないのだけれど、酸化鉄赤か。すごい簡単に色が出てきて、しかも濃い。
石の絵具

続いてアズライト。
石の絵具
近縁のマラカイトと違って、とても色が濃い。ちょっと研磨すると、ぶわっと青い色彩が広がる。
石の絵具
実際に塗ってみても、やっぱりマラカイトとは雲泥の差。というか、天然のウルトラマリンよりずっと濃いっすね。

せっかくなので、ラピスラズリも試す。
石の絵具
ラピスラズリは単に粉にしだけではしっかりした青にはならず、複雑な工程により青を取り出す技術が発達したが、これは研磨材で削っただけなので、予想はしていたけど、色はかなり弱い。
石の絵具
写真はまだ濡れているうちに撮影したので、ちょっとショボく見えるが、乾いたものを肉眼で見ると、とても上品な青、ちょっと薄いが重ね塗りすれば、豪華彩色写本の青みたいな感じになりそう。


| 絵画材料 | 02:29 AM | comments (0) | trackback (0) |
チューブ入りラピスラズリ絵具のサンプルを頂く。
ラピスラズリ油絵具

詳細は下記にて。
http://www.tawarayakobo.com/shop/newinformation.html

せっかくなので、ラピスラズリを中心に、色見本を作ってみる。
ラピスラズリ油絵具
後日ちゃんとしたのを作ることにして、まずて適当に塗って比較してみたところ。
右上は人工のウルトラマリン。右下の薄いの単純に砕いただけのラピスラズリ。左下はアズライト。

| 絵画材料 | 11:39 PM | comments (0) | trackback (0) |
チューブ入りのスマルト油絵具
古典絵画の顔料というのはわりと以前からネットで注文できたのだけど、最近になって既にチューブ入りも増え始めており、いくつか購入したりしている。先日入手したのが、スマルトのチューブ絵具。
スマルト絵具

スマルトはコバルトで青く着色したガラスを細かくした顔料で、絵画ではバロック時代ぐらいから非常に盛んに使用されたが、人工のウルトラマリンやアルミン酸コバルトの登場で役割を終え、現在はほとんど使用されることがない。『絵画材料事典』によると、ガラスであるために隠蔽力に乏しく、荒砕きのものが用いられていたそうで、下に沈む傾向、展性(のび)の悪さ、画面にしまが目立つ等々の欠点があったという。
スマルト絵具

それでまぁ、さっそくチューブ絵具届いたんだけど、これが力一杯絞ってもなかなか絵具が出てこない。最初に出てくるのは分離した展色材だけで、顔料が中で詰まってる感じ? 自製手練り絵具は中で固まったりすることが多いが、そういうのではなくてどちらかというと、岩絵具みたいな荒い顔料を練ったときに著しく展性が落ちる現象っぽいと思われる。おそらくスマルトを、チューブ絵具としてスムースに絞り出せるくらいの粒子に砕いたら、隠蔽力等がますます減退するのだろう。スマルトは使うときに顔料と展色材と混ぜるべきものなのでは?って、スマルト使用歴ゼロの自分が言っても説得力がないが、少なくともチューブに詰めて売れるような絵具ではなさろうな。
スマルト絵具

こういうのと比較すると、現代の絵具っていうのは非常に扱いやすい物を提供されているのだなと改めて実感。昔の絵具はそれぞれの色材ごとに使い方があって、その素材の美しさを引き出すために、それなりの知識と経験が必要だったのだろう。現代人にとっては、絵具はチューブは入っている色の付いたペーストぐらいの認識しかなさそうだけど。


| 絵画材料 | 10:41 AM | comments (0) | trackback (0) |
映画『女優マルキーズ』を観る。
女優マルキーズ
仏伊西、1997年

『王は踊る』同様、モリエール、リュリ、ルイ14世など、フランスバロック宮廷メンバー総出演で、当時の舞台芸術の様子を忍ばせる。ルイ14世のウンコ受けが出てくるなど、『王は踊る』に比べて登場人物があまり美化されておらず、画作りの再現性という面では、かなりレベルが高い感じがするが、逆にストーリィがちょっとそれはあり得ないんじゃないかなぁ、いかにも映画だなぁって気がしたんだが。時代の再現に力点を置きすぎて、脚本の練りが甘かったのかもしれない。でも、個人的には、映画を楽しもうとか最近あまり思わなくなったので、当時の劇場の様子などが再現性の高い映像で観られるという点で、なかなか良かったかな、と。

| 映画 | 03:44 PM | comments (0) | trackback (0) |
16世紀オランダのスタック法による鉛白を練る
Natural Pigmentsより下記の商品が届いたので、さっそく練ってみた。
Stack Process White Lead (Dutch Method)
http://naturalpigments.com/detail.asp?PRODUCT_ID=475-11S

こんな袋に入っていた。
オランダ法鉛白

中身はこんな感じである。
オランダ法鉛白
ちなみに、右横の小さな塊は、前に鉛板とビネガーで自作した鉛白。

で、練り板上にブツを配置。
オランダ法鉛白

ショップの説明では予め乳鉢と乳棒で砕いてからビヒクルで練った方がよいとあるが、面倒くさいので練り棒で潰すことに。
オランダ法鉛白
この作業は粉塵を吸い込みやすそうなので、毒性の顔料でもあるから、念のため、丸めたティッシュを鼻穴に詰めて作業した。

砕いたところで展色材を投入。
オランダ法鉛白
自製サンシックンド+ノーマルリンシード+樹脂と蜜蝋の混ざった自製メディウム。

ステンレスのヘラで混ぜ合わせる。金属のヘラだと大理石板に傷が付くことがあるが、しかしやっぱ弾力性とかの面で、金属ヘラがよい。
オランダ法鉛白

練り棒で、顔料と展色材を混ぜ合わせる。
オランダ法鉛白
砂のような大きさの粒が混ざっていて、ざらざらしてる。現在の鉛白より粒子の大きさにバラツキがあるというのはショップの説明にもあったがこういうことか、あるいは乳鉢で擦ってないから、こんな感じなのか。

全体が濡れるくらいに混ぜ合わせたら、少量ずつ分けて、じっくり練り合わせる。
オランダ法鉛白
練っているうちに、ざらざらはなくなっていく。一般的に市販されている鉛白はいつまで練っても綺麗に練り上がらない、という話が以前掲示板に書き込まれていたことがあったけど、こちらはそんなことはなく、練れば練るほど報われると言った感じで滑らかになっていく。たいへん気持ちよく、徒労感みたいなものがない。

オランダ法鉛白
購入したときの塊はそんなに密度が高くないのか、よく練り合わせると体積としてはかなり小さくなって、減っちゃったのかと思うほどである。

オランダ法鉛白
3時間以上かかけて、ようやく練り上がったのが、たったこれだけ。

| 絵画材料 | 12:23 PM | comments (2) | trackback (0) |

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