牛乳と顔料で板にペイントする
最近、チーズの膠についてあれこれ実験したりしてたけど、先日ホームセンターで「バターミルクペイント」なる絵具を発見したので、関連事項として紹介。
牛乳と顔料の塗料

解説文によると開拓時代のアメリカ人がレンガの粉等を顔料にしてミルクで塗装したとか、なんとか。
詳細は下記参照。
http://vividvan.co.jp/

さっそく、適当なベニヤ板に塗ってみる。
牛乳と顔料の塗料

微妙にやわらかな色調で悪くない。
牛乳と顔料の塗料
白を使えば、カゼイン地塗りになったかもしれん。

しかし、これって、牛乳と顔料を混ぜればいいだけでは?

というわけで、さっそく、牛乳と土性顔料を混ぜてみた。
牛乳と顔料の塗料
※なお、牛乳そのままだと緩すぎるような気がしたので、電子レンジで適当に加熱してあります。
※念のため防腐剤も入れてあります。
※写真にはチューブ絵具とか見えてるけど、何の関係もないです。顔料と牛乳だけ。

ちょっと角の取れた柔らかな色のような雰囲気。
牛乳と顔料の塗料

そのままベタ塗りする。
牛乳と顔料の塗料

二層目を塗布。
牛乳と顔料の塗料

水分が蒸発するだけで、すぐに乾燥。布で擦っても顔料が落ちないぐらいにしっかり接着されている。
牛乳と顔料の塗料
チーズ膠と同じく、木材との相性が良さそうな雰囲気。

日本の風土に合うのかどうかわからないけど、カゼイン糊とか湿気に強いとも言うし、文化的に乳製品を活用する歴史が浅いというだけで、風土的にはもしかしたら期待できるもかもしれない。
しかしこれは、色の濃い土と、家畜の乳(あるいは人間の母乳でも)があれば絵具になるわけで、遥か昔から使われててもおかしくない。『人類の足跡 10万年全史』によると、石うすを利用した顔料の加工は、われわれ現生人類が登場する前の旧人類のころから既に行なわれていたそうで、そのぐらいから使われていたとしてもおかしくはないと思う。

| 絵画材料 | 12:38 AM | comments (0) | trackback (0) |
メタルポイントをやってみる。
前からやってみたいと思っていたメタルポイントに挑戦してみる。

まずは、メタルポイントの代表格であるシルバーポイントを購入。
メタルポイント
例によって、Natural Pingmetsサイトより。
http://naturalpigments.com/detail.asp?PRODUCT_ID=900-12FDT

見て分かるとおり、銀の芯をシャープペンの柄に入れて使用するようになっている。D.V.Thompson(著)The Practice ot Tempera Paintingでは、propelling pencil(シャープペンシル)に通常の芯の代わりにsilver wireを挿入して利用するのが一番便利で安価な方法と紹介されており、まぁ、そのようなものでしょう。原書はイラストだけれど、日本語訳の『トンプソン教授のテンペラ画の実技』では写真が掲載されとりますね。ゲッテンスの絵画材料事典にもトンプソン方式が述べられているけれど、シャープペンってそんな昔からあったっけ?と、ふとそんなことを考え、wikipedia見たらずっと前からあった模様。自分が小学生の頃(1980年代)は、シャープペン使うとナイフで鉛筆削らなくなるから馬鹿になるとか妙な話を教師が真顔で力説していたなぁ。今になって振り返ると、20世紀も終わろうという時代に何言ってんだかって感じもするが。まぁ、線が細すぎてテストの答案がよく見えないという、老眼教師にとって切実な訴えの場合は確かに一理ありますが、メタルポイントのさらに繊細な線を見たら100倍マシであることに気付いたであろう。あと、筆圧を加えないと記憶に残らないので勉強するときに使うべきでない説というのも有名だけれど、ダ・ヴィンチの銀筆素描とか見ると、それも関係ないような気がしないでもない。

で、話を戻すと、今回購入したのは0.9mmの銀芯に0.9mm芯用のシャープペンである。けっこう高い金出して、シャーペンまでNatural Pigmentsで購入したが、べつに太さが合えば別にその辺のシャーペンでも使えると思われる。

私はまだ購入してないけど、↓も良さそう。
http://www.ar-t.jp/shopdetail/016000000007/order/

銀線なんかもクラフトショップやネット等で購入できるし、シャーペンの柄は0.9用も100均で売っているので安く済ませようと思えばいくらでも安くなる。銀線1mとか買ったら当分無くならないだろうし。使用後の感想としては、もうちょっと太いやつが欲しくなってくるのだけど、それは後日ということで。

で、さっそく、板にアクリルジェッソを塗ったものに試し書きをしてみる。
メタルポイント

メタルポイントは普通の画用紙に書こうとしても、ほとんど何も筆跡が残らないので、金属が引っかかりるような粗い表面を作らないといけない。顔料が入った地塗りをすればいいのだけど、アクリルジェッソでも普通にいけるみたいっすね。ドローイング用のジェッソなんかも売っているけど、それを塗るだけはつまらんので、粗めの白亜と膠で地塗りを作ってみる。
メタルポイント

白ではいまいち引き立たないので、オーカーやシエナ土を加えてみる。
メタルポイント

って感じで、いろんな地塗りを施してみた。
メタルポイント
写真には写ってないけど、グレーのやつとかいろいろやってます。

ちょっと、落書きしてみた。
メタルポイント
まだ慣れてないので、ちょっと下手っぽいのは勘弁。

ふと、銅筆なら、ホームセンター行くだけで用意できそうだなと思ったので、さっそく導線0.9mmとシャープペン0.9mm用を買ってみたところ。
メタルポイント

シャープペンの芯ぐらいの長さに切った銅線を真っ直ぐ伸ばして、シャープペンに入れるんだけど、そんな簡単に真っ直ぐにならないので、普通に尻から入れても出てこないんじゃないかな?ってことで、出口から挿入。
メタルポイント
実を言うと、普段から、シャープペンの芯はずっとこんな感じで反対から入れてたりする。意味はないけど、小学生の頃からの習慣で。。。

サンドペーパーで、芯の先端を整える。
メタルポイント

ちょっと書いてみた。
メタルポイント

終わり。

| 絵画材料 | 06:54 PM | comments (0) | trackback (0) |

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