『ルネサンスの演出家 ヴァザーリ』白水社
『ルネサンスの演出家 ヴァザーリ』白水社(2011/4/23)

ヴァザーリの列伝は非常に有名だけれども、著述以外の仕事について、個人的にそれほど詳しくは知らなかったので、何かそのことに関して書かれた本を読みたいとずいぶん前から思っており、しかしヴァザーリ自身について書かれた本というのは意外と少なくて、なかなかその機会がなかった。最近またネットをチェックしたら、2011年4月にヴァザーリに関する非常に分厚い本が出ていたようなので、さっそく注文。そしてざっと目を通してみた。字数が凄まじく、なかなか全部きっちり通読というわけにはいかなかったけど、論文集のようになっているので、興味のある部分を選択しつつ2/3ほどを読んだが、個人的には積年の欲求が満たされた感じで、大変満足でした。歴史の勉強にもなったし。お勧めです。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ::美術 | 11:43 PM | comments (0) | trackback (0) |
人間の知恵シリーズ
さ・え・ら書房「人間の知恵」という児童向け図書のシリーズを読んでいたのだけれども、これがなかなか勉強になる。時に目から鱗というか、物事に対してまだまだ基本的な知識すら身に付いていなかったのだなと認識させられる。単なる説明のみでなく、歴史上どのような方法が行なわれてきたかという点に多くのページが割かれているのだけれど、結果を説明されるよりも、発展や発明の過程を順に追っていく方が理解しやすい。歴史書みたいな感じになっている点で、読み物としても面白くなっている気がする。

目を通したものをざっと挙げてみると、まず、『紙のはなし』は、紙とはいったい何か、どのように作るのか、どのように作ってきたのか等、紙について書かれたもので、私が読んだ中では一番すっきりまとまっている。『あかりのはなし』、一見画材と無関係のようにも見えるが、ちょっとは関係ある。震災のときに長いこと停電になって気が付いたけれども、蛍光灯などの現代の照明がないと夜はほとんどの作業ができず、朝になるのをじっと待つような感じであって、蛍光灯にいろいろと不満のある制作者は多いと思うけど、なんだかんだで基本的には現代の照明は素晴らし過ぎるものでありますな。『せんたくのはなし』、せんたくの話は言い換えれば、アルカリの話であり、どのようなものからアルカリを得たのかという話でもある。『ガラスのはなし』などに目を通してみたが、限られた字数に非常にスマートに概要がまとめられており、『ガラスの技術史』(黒川高明)のような本を読む時間がなければ、こちらの本でもいいかもしれない。

そして、『鉄のはなし』に感化され、鉄鉱石から鉄を作るまでをやってみたいと思ったりして、特に深い考えがあったわけだけはないけれども、手元にある赤鉄鉱(左)と黄鉄鉱(右)を灯油式窯にて800℃で焼いてみた。
赤鉄鉱(左)と黄鉄鉱(右)
  ↓  ↓
赤鉄鉱(左)と黄鉄鉱(右)
黄鉄鉱は亜硫酸ガス(二酸化硫黄)を放出して、赤鉄鉱的なもの、赤い酸化鉄、弁柄などと呼ばれるものに変化した模様。黄鉄鉱は鉄の素材としてはあまり価値はないようである。訳も分からずいきなり熱してみただけだけれども、後日いろいろ下調べした上で実行し、最終的にまとめてみたいと思う。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ::理系・工学 | 09:24 AM | comments (0) | trackback (0) |
冬になったらPVA板が硬くなった
以前、PVA糊を厚めの板状に固めて、板膠と比較したことがありましたが・・・

参考:PVAを固めてみた。
http://www.cad-red.com/blog/jpn/index.php?e=976

乾燥した後、非常に硬くなる膠に比べて、PVAは乾燥後もわりと軟らかく、手で曲げたりすることが可能だったけれども、冬になったらガチガチに硬くなってピクリとも動かなくなった。



部屋を暖めると、徐々に軟らかくなって、再び手で曲げることができるようになる。



ちなみに、曲げたまま冷気にさらすとそのまま固まるが、しばらく部屋に置いているとまた平らに戻った。

アクリル樹脂が、冬季に硬くなるので、輸送時に注意ということが、Justpaintに書かれていたけれども、PVAはどうなんでしょうね。描画層みたいに厚くぬらないから関係ないか。

外部リンク:アクリル絵画の安全な取り扱いと輸送
http://www.turner.co.jp/art/golden/technicaldata/justpaint/jp11/jp11article1.html

| 絵画材料 | 11:12 AM | comments (0) | trackback (0) |
高オレインと、高リノールの油を冷凍庫に入れて比較した
今年の冬の寒さはなかなか厳しく、室内のオリーブオイルが白濁し、固まっている。
しかし、他の食用油はとくにそんな気配はない。画材のオイルも大丈夫である。
ググって調べてみたところ、オリーブオイル白濁の原因は、オレイン酸の含有量が多い為と説明されていた。

そこで、ハイオレインのベニバナ油及びヒマワリ油を屋外に出して、寒い夜の中放置してみた。
高オレイン油と高リノール油を比較

右に見えるオリーブオイルは白く固まっているが、ベニバナ油(ハイオレイン)は全く問題ないようである。
高オレイン油と高リノール油を比較

ハイオレインのヒマワリ油、昭和産業のオレインリッチも特に白濁、固化のような現象はみられない。
高オレイン油と高リノール油を比較
オレイン酸含有率80%と表示されているので、オレイン酸の含有率的にはオリーブオイルに引けをとるものではない。むしろ、オリーブオイルよりも高オレイン酸であることを昭和産業のホームページに紹介されていた。エキストラバージンのオリーブオイルがピュアオイルより早く白濁しやすいように、オイル白濁の理由のすべてがオレイン酸に起因するというわけでもなくて、他にも様々な要素があるのだろう。

ちなみに、ハイリノールのヒマワリ油も同じ環境に置いたが、心なしか濁っているように見えなくもないけど、目立った変化はなかった。
高オレイン油と高リノール油を比較

外に放置するとか、回りくどいことをやっているような気がしたので、手っ取り早く冷凍庫に入れて確認してみることにした。
以下は半日冷凍庫に入れて取りだしたところである。

高オレイン油と高リノール油を比較
おおぉ!ハイオレインのヒマワリ油は白濁し固まっているではありませんか。

ハイリノールのヒマワリ油は透明な液状のままである。
高オレイン油と高リノール油を比較

というわけで、ハイオレインかハイリノールかわからないヒマワリ油やベニバナ油があるとき、冷凍庫に入れて白くなったものは、ハイオレインの可能性が高いということが言えるかもしれない。逆に透明だったからと言って、画材に用いれるほどリノール酸含有量が高いという判断をできるわけではないが。。。まぁ、試塗するのが一番いいとは思うが、いや、どっちにしろ画材店で売っている油を使うのが一番だが。でも、ちょっと気になるので、次は食用サフラワー(高オレイン)と画材用サフラワー(高リノール)で比較してみたいと思う。

| 絵画材料 | 12:44 AM | comments (0) | trackback (0) |
昔のアメリカのCRPGのグラが好きだった。
80年代、アメリカのコンピュータゲームはAppleII(とCommodore64)がメインのプラットフォームだった時期が長く続いて、80年代後半になっても超大作RPGが、AppleII用に制作されていたりしていたけれども、AppleIIは1977年初出の非常に初期のパソコンであるから解像度も色数も限られていて、ゲーム画面も記号っぽいキャラクタが並んでいるような感じだった。日本では、日本語を表示するのに高い解像度が必要とされたからか、80年代前半にはPC-8801等、8bitパソコンでも高解像度が主流になっており、ゲーム画面も緻密でカラフルなものが普通になっていた。ゲーム雑誌等で洋ゲー大作ロールプレイングゲームが紹介されていたりすると、その記号が並んだような画面写真が、個人的にはむしろ大人っぽく見え、国産ゲームの細かくてカラフルな画面はちゃらちゃらして軟派な感じに思えたりしたものである。というか、記号っぽい画面の洋ゲー超大作にけっこう憧れていたものである。まぁ、実際、後に攻略法などのサイトを見たら、ゲームとしてはとても一般市民にクリアできそうな内容には思えなかったが。。。

というわけで、昔の洋ゲーRPGの動画を貼ってみる。
Ultima IV: Quest of the Avatar (Commodore 64 intro)

AppleIIじゃなくてCommodore64だけど、画面はだいたい似たようなものである。
PC-8801で移植版をプレイしましたが、途中で挫折。

Ultima V: Warriors of Destiny (Commodore 64/128 intro)


こちらはMight and Magic
Might and Magic - Book One: Secret of the Inner Sanctum for the Apple II

PC-8801で移植版をやりました、同じく途中で挫折。

現在の洋ゲー、特にアメリカ産のRPGは非常にリアルな映像でスゲーって感じだけれども、いまいち感性を刺激されるようなところがなくて完全スルー中である。どうせやるなら、むしろ昔のゲームを掘り起こしてプレイしたいところであるが、ゲームバランスがやはりちょっとアレなので難しい。アドベンチャーゲームなら、攻略サイトをチラ見しながらできそうな気もする。

| ゲーム | 11:22 PM | comments (0) | trackback (0) |

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