『求道の画家 岸田劉生と椿貞雄』展(宮城県美術館)
『求道の画家 岸田劉生と椿貞雄』展(宮城県美術館)行ってきました。

岸田劉生
油彩画だけでもかなりの点数で、麗子像も著名なものが並んでおり、オーラ放ちまくりでありました。

岸田劉生
劉生作「古屋君の肖像」は人間の皮膚の生々しさどころか皮脂の滑りと臭いまでも感じさせる存在感。これは国立近代美術館で毎度見ておりますが、宮城県民はこの機会にご覧になっておくべきでありましょう。

劉生の自画像は多いけれども、「椿君に贈る自画像」は、黒い帽子の自画像と並んで良い出来だなと思います。
劉生
自画像を贈るという行為自体が生々しいと言えなくもないところですが。

岸田劉生は個人的に日本の洋画家の中では最も尊敬している人物なのですが、特に静物画には特別な関心があります。
岸田劉生
劉生の語る存在神秘が形而上学的なものかどうか、それはともかくとして、「物が在る」という存在の驚異を感じさせる静物画というのはそうあるものではありません。存在の驚異と静けさが同居している美しい絵ですが、存在について考えると非常に恐ろしいとも言える絵です。

今日日のグラフィカルな絵画と違って本物を目にしなければ伝わらない絵画であり、これこそ美術館に足を運ぶべき展覧会と言えるでしょう。椿貞雄についても言及したい作品が多々あったのですが、画像がなかなか見つからず。しかし、椿の生き方というか、劉生への傾倒もよくわかる感じで、とても良い構成の企画であると思いました。これは会期中に改めてまた行きたいところです。

※ちなみに非常勤講師をやってる高校の美術部員と行ったのですが、高校生は興味持たないかもしれないと心配してたのですが、すっごい見てたのでほっとしました。

| その他 | 09:10 PM | comments (0) | trackback (0) |
松原隆彦(著)『目に見える世界は幻想か? 物理学の思考法』
先日これを読みました。

松原隆彦(著)『目に見える世界は幻想か? 物理学の思考法』

簡単に紹介すると、量子論と相対論の成り立ちをわかりやすく説明している本です。私は相対論の方はかつていっぱい読んだので、概要くらいはなんとなく知っているのたのですが、量子論はそうでもなかったので、たいへん勉強になりました。研究の歴史をたどる感じの記述になっていて、その点も面白かったです。ところで私は色彩について説明する機会など度々あるのですが、光が波であるという性質、それと同時に粒子ある、というのはどうも理解できておらず、色彩関連の本ではそれ以上踏み込んで説明することはない為、疑問のまま残っていたのですが、ようやく解決しました。しかしそれにしても非常に不思議な世界です。これはもう世界が本当に存在するのか疑いたくなりますが、それを考えてもあまり益がないので、考えずに生きる他ありません。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 07:49 PM | comments (0) | trackback (0) |
ウェルドとローズマダーのサンプルを頂きました。
昨年末頃、ウェルドの顔料を見て感激した話を書きましたが、少量ですがサンプルを頂きました。

ウェルドとローズマダーです。
ウェルド、ローズマダー

天然染料系の色材についてもっと関心が高まればとずっと思っていたので、今年はこれらが盛り上がるようにいろいろ試みていく年にしたいかと思っております。現在、鳥越氏と動画を撮ろうと検討中ですが、まだしばらくかかると思います。この度頂いたサンプルを一通りの媒材で試塗してみたいと思います。おそらくは鳥越さんが油彩技法方面で、私は中世美術的な観点で探求してゆくと思われます。

ついでですが、こちらは、かつて絵具屋三吉様(http://www.sankichi.com/)より購入したコチニール顔料です。
コチニール
現在は価格が上がっていて買うのに勇気がいりますが、これもまた素晴らしい色です。
ウェルドの方も販売は絵具屋三吉にて取り扱っている模様です。

セイヨウアカネに関しては以前植えてみたことがあり、動画も公開しておりますが

いまいち不満な出来映えなので改めてやってみたい気もするけれども、原材料としては元々入手しやすいものなので、自分でやらなくてもいいかな、という気もしています。

また、今年はルーベンス展もあるそうで、バロック絵画が盛り上がりそうな予感がしますが、それを意識していたつもりは全くありませんが、バロック芸術に関する動画を鳥越さんと収録しており、近いうちに公開できるかと思います。

| 絵画材料 | 11:01 PM | comments (0) | trackback (0) |
蜂蜜酒(ミード)買ってみました。
蜂蜜酒(ミード)買ってみました。
ミード
蜂蜜には酵母菌が含まれているので、蒲萄酒と同じく簡単にアルコール発酵する為、人類にとって最古級のお酒だったかと思いますが、個人的には古代~中世初期のゲルマン人が飲んでそうだなというイメージがあります。しかしまだ飲んだことがなったので、気になっていたわけですが。近所のお店では扱ってなかったので、ちょっと高かったけどamazonで購入。見た目は白ワインです。味も一瞬白ワインかと思いました。ちょっと蜂蜜の風味を付けた白ワインかと。しかし「100%蜂蜜」と表記されているので、ミードであるかと思います。そしてしばし飲んでみましたが、酸味はワインよりずっと少なく、蜂蜜が原料でもアルコール発酵に糖分を使っているのか甘さはそれほどでもないです。ワインよりアルコール度数が低いのですが、けっこう酔いそうな感じです。ただ、これはすごくしっかり作られたミードのようなので、ワインと同じく古代に飲まれたいたものではもっと中途半端なものなのだろうなと予想しております。

| その他 | 11:58 PM | comments (0) | trackback (0) |
フレスコ画 実技編 その2
フレスコ画の材料と技法について語る動画をお届けしておりましたが、その最終回です。

耐アルカリ性に劣るなどの理由で、フレスコ画には使ってはいけないと言われている顔料も使用しており、その変色の結果なども語られます。

オマケとしてフレスコ画の修復を扱ったボードゲームを紹介します。

工房の運営などをうまくゲームに再現しており、そして顔料を買ったり、混色したりするのが楽しいゲームです。機会があったら是非お試しください。

| 絵画材料 | 08:41 PM | comments (0) | trackback (0) |

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