2018,02,24, Saturday
新作動画です。
ルイ14世と作曲家リュリを描いた映画で『王は踊る』というがあるのですが、一部では有名ですが一般的にはあまり知られてないのがちょっと残念なところですが、リュリ、モリエール、ルイ14世について、あるいはバロック芸術全般について参考になるのではないかと紹介する動画です。 バロックとは何か、といろいろ考えておりました。バロック期の絵画を好きな人はたくさんいらっしゃいます。油彩画家の方にはとくに多いと思います。中でも、フェルメール、レンブラント、その他オランダの風俗画、静物画、風景画などは現代の日本人にも共感しやすいもので、人気があるかと思います。宗教改革の後にプロテスタント側になった国々の絵であることが多いです。しかし、歴史的にバロックというものの流れを考えますと、本筋はカトリック側にあるわけで、バロック美術を楽しむにはそちらをよく勉強することが大事ではないか、というふうなことを考えていました。また反宗教改革という側面では、宗教的なことに関して勉強するといいわけですが、世俗権力者もまたバロックという流れに乗ってる的な風に考えると、そのような面での理解も不可欠であろうかと思ったりするのですが、『王は踊る』これは、その理解の一助になるのではないかというふうに思って、今回動画でそのような話をしてみました。 なお、日本では絵画作品と音楽が、バロック期芸術を鑑賞する際の代表的なジャンルですが、バロックと言えばなんと言っても建築物こそが主役であると言えます。建築物だけでなく、都市空間的演出も重要な要素です。さらにバロック音楽においても、絵画と同じようなことが言えます。現代ではバロック音楽と言えばバッハ、というくらい人気がありますが、バッハはバロック後期の作曲家であり、しかも生前はローカルな作曲家であったので、バロック音楽の歴史という点からは、バッハだけ見ていてはわからないことも多い。ということで、続編として都市をテーマにした動画も撮ってあります。また、できれば音楽についてもまとめてみたいのですが、鳥越さんはすでに飽きているかもしれません。それとやっぱり再生数が芳しくありません。 |
2018,02,16, Friday
画家鳥越一穂氏より作品が届きました。
![]() さっそく拙宅の漆喰壁に飾りましたが、とても立派な作品です。昼見ても、夜見ても、照明を落として見ても、いい雰囲気です。 ![]() 果実の色がとても美しい。そして葉っぱの描き方、というか処理の仕方がなんとも気持ちのいい感じがします。 至近距離で見ると後方のガラス容器や背景はかなり少ない手数で描かれているのがわかりますが、世間で話題になっている写実派と言われる画家の作品によく見るような写真のような細かさを指向するタイプとは異なると言えるでしょう。 鳥越一穂氏について詳細は下記を参照ください。 http://torigoeart.wixsite.com/medici |
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