最近読んだ本、クリスチーン・ポールソン(著)『ウィリアム・モリス アーツ・アンド・クラフツ運動創始者の全記録』他
最近いろいろ自分ぜんぜん駄目だなぁと反省しながら生きている感じで、あまりに反省し過ぎてもういいやってなってきたところなのですが、古代史について読むと一時何もかも忘れるのでやっぱいいですな。古代史、あまりにも時間が隔たっているというのがいいのかも。

中央公論社 世界の歴史4 オリエント世界の発展
目下、古代ギリシア史に浸って生きているのですが、西アジアの歴史も分らないと理解できない部分も多いので、そちらもちょくちょく読んでいるので、その一冊なのですが、本書はなんというか一部ちょっと固有名詞の羅列みたいになっているところがあって、説明不足というか、これだけでは意味がわからないというところがあって、少々不満でした。この時代に詳しい人が読んだらわかるのでしょうけれども、知っている人が読むタイプの本でもないような。

河出書房新社 世界の歴史2 オリエント
上記に比べるとこちらの方がわかりやすかったとうか、歴史の流れを説明している感があります。読んでいると、ヘロドトスを読みたくなってきたら、旧約聖書を読みたくなってきたりするので、古代史の魅力に溢れて文章なのだろうと思います。いや、これはけっこう読んでて楽しかったです。こちらを読んでから中央公論の方を読むといいんじゃないでしょうかね。

さて、その他にもやはり美術についても読まねば、ということで以下を。

クリスチーン・ポールソン(著)『ウィリアム・モリス アーツ・アンド・クラフツ運動創始者の全記録』美術出版社(1992/10)
モリスについての本は数多読んだけれども、この本が一番よくまとまっているのではないでしょうか。モリスの仕事内容も順を追ってわかりやすくまとめているし、人生とか人間関係とかも含めて最後の方はちょっと感動してしまったくらいであります。そして大判の本なので、図版が大きくて迫力があるということもあって、これはとてもお薦めの一冊と言えましょう。BBSアートガイドというシリーズになっていて、すでに品切れであるためあまり目立たない存在となっているかもしれませんが、モリスについて何か買ってみたいなら、これがよろしいかと。品切れだけれども、古書は多く出回ってます。

スティーヴン・アダムス(著)『アーツアンドクラフツ ウィリアム・モリス以後の工芸美術』美術出版社(1989/11)
続いてこちらも読んでみました。アーツアンドクラフツ運動と言えば、モリスという印象ですが、モリス、あるいはラスキンに影響されて工芸ギルド風の会社が続々と設立されたのですが、そのようなさまざまの活動についての本ですが、モリスを読んだなら是非こちらも合せて読まねばならぬでしょう。

多摩美術大学ポスター共同研究会(編集)『構成的ポスターの研究 バウハウスからスイス派の巨匠へ』中央公論美術出版(2001/11)
図書館で見つけて気に入ってしまって7千円も出して買ってしまったけれども、自分の経済状況の中で買ってよかったのかどうかと思ったりもするけれども、まぁ、これはなかなか充実した本でありますな。グラフィックデザインだけでなくて、現代美術、特に抽象絵画の教科書としても、数多ある美術系の本よりずっとこちらの方がいいんじゃないだろうとも思いました。私はファインアート出身ですが、デザイン系がこのように理論的に歴史を学んでいるのだとしたら、けっこう羨ましいかもしれません。実際どうだかはわかりませんが。いずれにしても値段の価値はある力作であると思いますが、現在品切れで中古しかありません。

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最近読んだ本:太田静六(著)『ギリシア神殿とペルシア宮殿』他
自室のエアコンは気が付けば買ってからだいぶ年数が経って、そろそろ寿命なのかさっぱり冷えないので、暑い日は図書館をうろうろしているのだが、いっきに本を買いすぎて、あと一気に一年分の税金も払ってしまって、これ以上買ってはならぬということもあって、できるだけ図書館を活用しよう、と思って出かけているのだけれども、どちらかというと大崎市図書館の方が涼しい。大崎市に税金払ってないし、大崎市に務めているわけでもないので、ちょっと利用に気が引けるが、主戦場は宮城県図書館である。立派な建物であるが、空調は大変そうでありますな。というわけで最近読んだ本ですが、

太田静六(著)『ギリシア神殿とペルシア宮殿』1994
蔵書を検索して書庫から出してもらったのですが、軽い気持ちで借りてきたかけですが、半分ほど読んだところで、あまりにも感銘を受けすぎて結局注文してしまいました。品切れなので中古ですが、3500円くらいで大変良い状態のものが手に入った。読み終えて振り返ってみると、ドリス式神殿の啓蒙書なのではないか、と思うくらいにドリス式オーダーの魅力に溢れている一冊であったかな、という印象です。写真は全て著者が主に60年代頃に撮ったものらしいのだけれども、とてもいい感じの写真です。そして本文がそれに劣らずとても良い。個人的にギリシャ建築とか西洋建築全般の本をちょくちょく読んでいるのだけれども、言わんとしていることが理解できないことも多くて、気合い入れて読めばいいのだけど、全部気合い入れて読んでたら疲れるのだが、しかしこの本は自然に読んでだけでだいたい理解できる位の難易度で書かれていて、するっと頭に入ってくる。実際には小難しい本と同じ事を語っているのだから、文章が上手いのでしょう。あるいは説明をサボっていない、ということでしょうか。さらに全体の構成というか、紹介する神殿の順番とかその辺も実はよく考えてられているのではないかとも思います。

桜井万里子(著),本村凌二(著)『世界の歴史 (5) ギリシアとローマ』1997
古代ギリシア史の本に夢中になっているところなので、何を読んでも面白いというか、まぁ、同じような内容ではあるけど復習になっていいし、毎回何かしら発見があるというか、とりあえず、前半のギリシャ史は面白かった。ローマの方は領域的にも時間的にも遥かに大きいので紙数的に無理があるような気がしつつ読んでいたけれども、それなりに過去に読んでいたので、何を言っているのかわかるけれども、いきなりこれを読んだらなんのことやらと思う部分はありました。個人的は楽しく読んでましたが、これを高校生が読んだならと想定すると、ローマ史の啓蒙書とはならないようなところはあります。

アレクサンドル・ファルヌー(著)『ホメロス:史上最高の文学者』知の再発見双書
こちらも図書館から借りて読んだんですが、知の再発見双書は図版が多くて分りやすいけれども、その分本文が少なめになので、さらっと読めて借りて読んでも良さそうなボリュームである。

バウハウス叢書別冊1『バウハウスとその周辺〈1〉美術・デザイン・政治・教育』1996
教育関連の図書では、バウハウスについての本は大概何を読んでも面白いと思うので、ついつい買っては読んでしまう。私個人の価値観としては、表現主義的なものよりも、構成主義とか、合理的な、あるいは生産的な考え方に共鳴するところがあり、初期バウハウスが表現主義的傾向から、デ・ステイルなどの影響を受けて急激に転向するあたりはなんとなく気持ちがいい。しかもめまぐるしく急激に物事が進んでゆくのであるが、そこは1910~1920年あたりに急激に抽象主義絵画が進展してピークに至るところで美術史的にも面白い。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 01:09 AM | comments (0) | trackback (0) |
自宅のキハダから染料を取ってみる その1
2014年の3月、今から5年半ほど前ですが、自宅にキハダの苗を植えたのだけれども、だいぶ大きくなってきました。
キハダ
購入当時の記事は↓を参照ください。
http://www.cad-red.com/blog/jpn/index.php?e=1179

そのキハダですが、樹皮を少々削ってみたら、黄色いものが見えたので、これはもう染料が採れるのではないか、ちょっと試してみようとやってみました。画材店で染料用のキハダチップを買って使ったことはあるけれど、生きてる木から取るのは初めてです。ちょっと調べてからやろうかなと思ったが、予備知識は無しでいってみることにしました。攻略本読みながらゲームやるとつまんないのと同じで、あまり調べすぎると感動がいまいちであるし、全く失敗しないと得る知識も少なかったりするものなので、じっくり調べているとついつい先延ばしになって何もしないで終わるパターンになりがちなもので。

というわけで、家にあった包丁で木の表皮を削ってみました。
キハダ
写真をご覧の通り、表面の茶色い表皮を削ると緑の層が出てきて、その下の黄色の樹皮の層があるようです。

キハダ
緑の層は、染色の時に余計な色素として邪魔になりそうなので、包丁で削り落としてみました。今は緑ですが、乾燥すると茶色になると思います。これは後で削り取った方がいいのか、それともこの状態で取った方がいいのか、あるいは放置したままで染色にほとんど影響ないのかわかりませんが、まぁ、あとで考えましょう。

キハダ
そして、包丁で黄色い部分を剥き取っていこう、と思ったのですが、黄色の層はそれほど厚くもなく、すぐ白い中身が現れてきました。まぁ、キハダという名前の意味が黄色い肌ということなんでしょうね。

キハダ
切込みを入れれば手でも剥がせるみたいです。生の木から取ると、なんかパパイヤを切っているみたいです。美味しそうですが、ちょっとないくらい非常に苦いです。昔は胃薬として嚼んでたとも聞きますが、ちょっと嚼んだだけで気持ち悪くなりました。

黄色層を剥かれてしまった状態です。
キハダ
ちょっと気の毒ですね。昔は皆、山に行ってこうやって樹皮を取ってきたらしいですが。

外側から、茶色い表皮、緑の層、黄色層、本体?となっています。
キハダ

というわけで、集めてみたキハダ染料、次回はこれで染色を試みてみたいと思います。
キハダ

| 絵画材料 | 12:40 AM | comments (0) | trackback (0) |
色彩文化研究会(著)『配色の教科書』
法人の清算が済んでしばし経ってとりあえず一安心して読書に勤しんでいたのだけれども、税務署からなにやら問い合わせの通知が来ていて、忘れた頃にまだまだいろいろあるものだなと思って、思い出すといろいろ心配になってきて困る。税制が複雑過ぎて、もはや税制を理解するだけでも本来の仕事への圧迫がすごい感じなのだが、今回の増税はそれはもう面倒そうな様相を呈しており、やはり廃業して正解だったというか、これはもう日本の足を引っ張っていると思えてならない。いずれにしても二度と起業したくないという気分なのは確かである。だがそれはともかくとして、この夏のテーマは歴の色彩論と古代ギリシャについて勉強してみたいと考えているのだけども、自腹で本を買う予算もそろそろ控えねばならぬ的なところもあるので、図書館にちょくちょく行っているのだけれども、梅雨明けしたらあまりにも厚すぎて自室に居られないようなところもあって、図書館に出かけているという面もあるのだけれども、図書館も空調の予算がないようで涼しくはない。ああ、暑いなぁという程度なのでぜんぜんマシであるけれども。国会図書館を利用していたときの癖なのか、時間を有効活用しようとして、できるだけ多く閲覧しなければという感じ行動していると具合悪くなってくるのである。図書館はスポーツ、という格言の元に育ってきたのだが、日本の気候も変わってきたので、落ち着いて行動せねば。図書館で頑張っているのは専ら古代ギリシャ系なのだけれども、このような古典系は児童向け図書でも時たまなかなかの本があるので、そういうのも探していたりするのだけれども、そもそも子ども向けなのかどうかわからないような図解とか図説みたいなタイトルの図書とか子ども図書室に所蔵されていて、しかも書庫にあって、リクエストして出してもらわなければならないんだけれども平日に自分のような者が子どもがたくさん居るところで図書を探しているのは不審者感があって正直情けない気分になってきて、しかも暑くてしんどい。だが、ギリシャ建築に関する絵本というか、図説系の本はすごかった。ヨーロッパ建築史の本を一所懸命読んでなんとなく理解したかしてない不安な感じのところが見事にイラスト科されていて、イラストレーターがすごいのか、学者が面倒臭いだけなのかわからないが、明快すぎて感動した。買いたいけれども、落ち着いて冷静になってから買うかどうか決めよう。子ども向け図書は侮れないのだが、あまり子ども図書室に居ると失業者だと思われそうで情けないので、仙台市図書館と大崎市図書館など交互に通いようにしなければならない。失業者なのは事実かもしれないが、それはさておき、色彩学系ではイッテンとアルバースを買ってしまったので、こちらは自宅で読んでいるのだけれども、同時に広い読みしていたらどっちがどっちだか分らなくなってきたの気を付けたい。ゲーテの色彩論も読み出したけれども全編を真剣に読んでいる余裕はないので、解説など参照しつつ重要な部分だけを読んでいこうと思う。色彩文化研究会(著)『配色の教科書』というのを半分ほど読んだのだけれども、これは素晴らしい。色彩学を、色彩学の歴史で語っている。オタクは歴史から語り出すというが、流石に面白い。画家の方々など、色彩論などの理論書にはいまいち関心がない方もいらっしゃることかと思いますが、これを見たら絶対面白いと思うことでしょう。しかしそうするとゲーテも読まねばならなくなってきてキリがないことでしょうが。しかし色彩検定とかカラーコーディネート的な本を読むよりずっといいなぁと思うのだけれども、自分以外はそうでないかもしれない。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 01:00 AM | comments (0) | trackback (0) |

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