2021,08,10, Tuesday
たまに宮城県図書館に行ってるのですが、農文協の絵本シリーズの『まるごと発見!校庭の木・野山の木 5 ドングリ(コナラ)の絵本』に目を通してみましたが、非常に高度な内容を絵や写真を使って簡潔に図案化しており、たいへん勉強になります。そもそも樹木の種や属の分類もなかなか難しいもので、専門書を読んでもなかなかすんなり覚えられないものですが、この本はそれらを簡略化もせずに、さらっと説明してしまっております。コナラ、ミズナラなどのどんぐりがなる木を扱っているわけですが、主にコナラメインですが、いわゆるナラとかカシとかいう樹木についてなのですが、西洋風にオークと言ったときとかの名称のちょっと難しい問題もわかりやすく説明してあるわけです。世界のオーク分布図なども参考になります。オークは西洋絵画の支持体でもあったので、このあたりを押さえておくことは大事でありましょう。さらに、私は同じく『6 ブナの絵本』も読んでおきました。コナラ等もブナ科ではありますので、広い視点でその辺も説明されております。こちらも合わせて読むべきでありましょう。それにしても子供図書室にあるわけですが、とても子供向けとは思えません。あと、子供図書コーナーに入ってゆくのがなかなか大人には気が引けるのですが、不審者みたいに思われないように、しっかり髭も剃ってでかけております。それはともかくとして、松脂、バルサム、精油などの知識を求めている私としては、同シリーズの『3 マツの絵本』もしっかりチェックしてきました。こちらは樹脂採集についての知識は残念ながら得られませんでしたが、しかしマツに関して意外な事実をたくさん知ることができたといえるでしょう。他の巻も順次目を通してゆきたいかと思います。何度も語ったかもしれませんが、絵画材料の専門書だけを読んで、樹木について議論するのは危なっかしいところがありますので、まずは樹木の基礎の基礎あたりを押さえておかねばというところかと思うのですが、なんだかんだで基礎というのがなかなか奥が深くて簡単にはゆかないものです。
![]() それからここ数日レーキ顔料づくりに取り組んでいるのですが、ミョウバンとアルカリ剤(炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等)との反応についてもっと知らねばと思いまして、そして、県図書館には学校用教科書を閲覧できるところがあるのですが、こちらで化学の教科書など参照しまして、私のレベルに合った教科書はないものかと物色しております。 |