久々に図書館行ってきた
国民健康保険料も1年分払って、とりあえず1年分の税金は全て納めたような気がするので、税金系の出費はしばらく気にしなくていいんだなぁとほっとしたところですが、通帳の残高がなんだかすごく寂しくなってしまったのです。無駄遣いしないように全部一括で払っているのがよろしいだろうなということもあるのだけれども、おかげさまで今ドイツ銀行が本当に破綻してメンインバンクにしている地銀が潰れても今ならダメージは最小限かもしれぬ。まぁ、みんなに心配されているような危機っていうのは以外と訪れないものですが。しかし節約というのは美徳ではないですな、とも思うので夏に読む本を買おう、予算5万円以内でと考えていたけど、あっという間に5万円達してしまったのでそろそろ自重しなければならない。最近マイブームの古代ギリシャ関連と、自分の勉強の為にと思って各種色彩論を買ったのだが。これ以上買うとドイツ銀行の前に自分が破綻しかねないので、珍しく図書館に行ってみたのだが、かえってもっと買いたくなってしまったのである。古代ギリシャについては知れば知るほど、西洋美術に与えた影響は大きく、これは読めば読むほど面白く、そして神話画について理解できなかったところなどがどんどん氷解してゆくのが面白いというか、今までの自分の無知を反省するというか。しかし古典古代の古典は面白い、これに夢中になったら止まらないのは分る気がする。古代ギリシャ関連本を読み漁っているうち、なんとなくイリアスを読み直してみたのだが、昔読んだときはピンと来なかったのだけれど、なんというかいまいち言葉にならないのだけれどもこれは鳥肌が立つほど凄いっすな。どこを読んでもゼウスの稲妻に撃たれたかのように衝撃的に凄く面白いのだが。ギリシャ史本を読みすぎて、古代ギリシャ人的な知識を共有するようになってしまったのか。こうなると昔読んだ本まで逐一読み直していかねばなるまい。メディチ家サークルにしてもルーベンスにしても。そして古典にのめり込んで散財してしまうのも分るのだ。ちょっともう集めずには居られないのであって。貴重な古典写本を集めて破綻してゆくルネサンス期の人物の気持ちがわかった気がするのである、これを知らずしてルネサンスについて語れるか、メディチ家について語れるか、否であろう。でもまぁ、現代日本においては古典の本とか、文学全集に含まれているものとか含めると、市場ではもう二束三文でいくらでも手に入るので、金は無くても読む物には永久に困らなそうである。色彩論系は市場がそれほど大きくないのか、けっこう値崩れしてないので適当に買っているとそれなりの額になる。最近、色彩学一般とバウハウスという学校についてもっと知りたいという気持ちが高まっており、これは美術講師をしているせいかもしれない。ゲーテ、マンセルの他、アルバースの色彩論とイッテンの色彩論を買ったのだけれども、このうちアルバースは『色彩構成』の邦題で翻訳されたものをむかし買ったはずなのだけれど、どこにあるのかわからず新しい翻訳の方である『配色の設計』を買ったのだけれども、たぶん図版が大花に増えていて実用的になっている感じがしたので、これは買い直して正解だった。そしてそろそろ金銭的にも心寂しくなってきたので、こちらも図書館でいろいろ閲覧していたのだけれども、色彩とはちょっと違うけれども、モホリ・ナギの『材料から建築へ』、これはバウハウスの予備課程について書かれたようなものであるけれども、生徒(徒弟)作品っぽい写真が多数掲載されており、なかなかこれはなかなか美術教育的に参考になりそうである。しかしそれよりも多摩美術大学の『構成的ポスターの研究』という本を借りて見たのだが、これはなんというか凄まじく気合いの入った一冊であった。なんかもう凄くね、という感じである。こんなにもしっかりと研究されている方々がいるのか、と思うと頭が上がらない。というわけで久々の図書館はなかなか有意義であったのですが、一歩踏み込んだところで猛烈に便意がしてくるのはなぜなのだろう。入ってすぐトイレ行って凄いうんこしてしまったのだが、いつものことだとはいえ不思議で仕方がない。

| その他 | 12:52 AM | comments (0) | trackback (0) |
バルバラ・グラツィオージ著『オリュンポスの神々の歴史』読了
最近、自分の中で古代ギリシャがブームであり、いろいろ買っては読んでいたりするのですが、以前はどちらかというと、ローマ文化の方に共感していたところがあり、古代ローマと比べるとちょっと軽く見ていたようなところもあったのだけれども、令和にもなってようやくギリシャに開眼した自分の未熟さよ。ミケーネ時代も面白いし、その後の暗黒時代、アルカイック期、クラシック期、その後の迷走とアレキサンダー大王からその死後もみんなそれぞれ、どこについて読んでも面白いので、お金がいくらあっても足りない感じであるけど、この夏はもっとしっかり古典を読んでおこうとも思っており、古典古代の古典も買わねばと思っているので、貧乏になってしまいそうです。世界美術大全集や人類の美術のギリシャ関連も買っておきたいところなのですが、いっそのこと全巻揃いで買った方が早いような気もして、調べてみましたが中古でも送料を考えると6~7万くらいはかかりそうです。まぁ、安いものを1冊ずつ買いながら読むのがきっと一番なんだと思いますね、全部買うとそれで安心して全く手を付けないということも考えられるし。そして、実は色彩学に関する本も古典に目を通しておきたくて注文しているのですが、まぁ、この夏の勉強に、ということで、5万円と決めて買っていこうと思っております。

そして、とりあえず最近読んだもので面白かったのは、バルバラ・グラツィオージ著『オリュンポスの神々の歴史』、ミケーネ時代から暗黒時代を経てアルカイック期に神殿が建ち始め、人間的な人格を持った神々が現れ、古典期に入り、そして哲学者の批判にさらされつつもヘレニズムで伝搬し、という感じでギリシャ神話の神々がどう解釈されていたかを論じているわけだけれども、だいたいルネサンス期までを扱っており、特にルネサンス期に絵画に表現される件はちょっと新鮮なものがあったというか、ものの見方が深くなったというか、たいへん勉強になりました。とうか勉強不足であったと反省したというか。しかし、バロック以降に関しては駆け足で触れるだけで、事実上ルネサンス止まりだったのが最後ちょっと物足りなかった。特に最近私の関心のルーベンスはギリシャ神話の寓意だらけなので、もっとバロックについて読みたかった。が、ともかくギリシャ神話題材の絵を鑑賞するというか解説する際は、神々の細かいことより、このような大局的な流れについて読んでおかねばならぬというか、その説明から始まらねば話にならるのでは、というふうに思うくらいお勧め本です。

伊藤貞夫(著)『古代ギリシアの歴史 ポリスの興隆と衰退』、古代ギリシャ通史の本を読みたい。1冊じゃなくなくて、いろいろと読んで、繰り返しみたいな感じで学習したいと思いつつ、買って読んでいるんですが、こちらはいい感じでした。心なしか、ミケーネ時代あたりの方にむしろ気合を感じて、古典期意向が駆け足な印象が無きにしも非ずといった印象を感じましたが、でもじつはミケーネ時代から暗黒時代、そしてアルカイック期あたりに非常に重要な転換があったような的なところを感じなくもないので、私はこの本は読んでてとても面白かったのです。しかしこれで満足せず、古代ギリシャの歴史の本なら、いくらでも見つけられそうなので、まだまだ読んでみたいところです。

周藤芳幸(箸)『図説 ギリシア エーゲ海文明の歴史を訪ねて (ふくろうの本)』、文字中心の本をいくつか読んで、そしてできれば写真がいっぱい載ったやつをそろそろ読んでみたいという気がして、ふくろうの本の図説シリーズから1冊を選んでみました。基本的には文字で書かれた本が好きで、なんというか集中して読める感じがよくて、図とか豊富にあって、さらにレイアウトが複雑になっているといったんそこにも目を移さなくてはならない的なところが苦手なのですが、文字本を読んでから、図説シリーズを読む、というのはとてもいいことかな、というふうに思います。既に多少の知識は得ているので、比較的短い文章でも理解が進みますし。というわけで、こちらもたいへん楽しく読みました。

そして先ほども書きましたが、プラトンとかプルタルコスとか古典も読まねばと思って、ちょくちょく買ってはいるのですが、読みやすい翻訳で読みたいとかいろいろ考えて、そして迷いつつ注文しているのですが、しかし注文するというだけでも、けっこうたいへんな作業ですな、古典って言ってもかなり多いし。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 12:49 AM | comments (0) | trackback (0) |
最近読んだ本:ペヴスナー『モダンデザインの展開』他
昨年は法人の解散に関する諸々の作業に追われていましたが、解散決議後の官報掲載も無事過ぎて精算総会も済んで何もかも終了したところです。世の中何があるかわからないので、もしかしたら何かあるかもしれませんが、そこまで心配しても仕方あるまい。そして私は無職というかフリーというか一介の非常勤講師になり、厚生年金から国民年金変わってとりあえず国民年金は一年分一括で口座振替にしたのですが、やはり一気に口座からなくなると貧乏感な気分になるものです。さらに自動車税を払い、次ぎには国民健康保険料が来るかというところです。なお、住民税も当然払いましたが、こちらは年収の減少により、思いの外安くなっていて胸をなで下ろしたところです。こんなにも安い住民税になってしまった現状が寂しいとも言えますが。そして月1.2万ほど払っていた生命保険を解約しました。会社もないし独身なのに死亡保険は要らぬので、代わりに県民共済にしておきました。以上の如く余計なものがどんどん精算されていっておりますので、後は絵を描いて、そして顔料を作って、そして読書して、とくに洋書を面倒くさがらずに読んで過ごしたいと思います。

N・ペヴスナー(著)『モダンデザインの展開 モリスからグロピウスまで』
近現代デザインについて述べた本としては古典と言ってよいかと思いますが、その後の研究も進んでいるわけで批判もありますが、しかしやはりなかなか素晴らしい本です。前半は建築やデザインというだけでなく、絵画など広く現代美術史の根底に流れる相互の影響をダイナミックに描き出したような名著であり、建築に興味がなかったとしても是非とも読んでおくべき一冊でありましょう。昔々ペヴスナーの本とか訳が分らずちっとも面白くなくてちょっと読んだだけで放棄したものですが、あぁこんなに面白かったのだ。本当に、すごく面白い。が、とは言うものの本書の後半は、建築家と作例の羅列のようになってしまっており少々退屈したうえに唐突に終わってしまって読後感が微妙だったんですが、この当りに関しては別の本を探さねばというところです。

阿部祐太(著)『バウハウスとはなにか』
バウハウスについて書かれた本の中でもけっこう異色作ではないでしょうか。バウハウスという学校を語りつつ哲学について考察を深める、という感じでしょうか。これはもはや哲学書ではないか、と思ったくらいであり、もうバウハウス云々どころではないのではないか、くらいに思うところもありました。私の勉強が足りないだけで、このような研究がされ続けているのでしょうか。しかし単に話が飛躍するというのではなくて、それらについて基本から語ってくれるので様々な物事について勉強になり、あるいは復習になり、読んでいてとても面白かったです。

Pen〈2019年4/1号〉「創設100周年 いま再び注目される バウハウスを知っているか?」
こちらは雑誌と言うこともあって、あまり長い文章ではなさそうだったので電子書籍版を読みました。

野村啓介(著)『ナポレオン四代 二人のフランス皇帝と悲運の後継者たち』読了
有名なナポレオンとナポレオン3世の他、2世、4世までの流れが書かれており、私には大変勉強になりました。ナポレオン3世についての本も買ってあるので、そちらもおいおい読んでいきたいです。で、よく考えてみたんですが、ナポレオン1世の方は池田理代子(著)エロイカ全14巻を読んだだけの知識だけだったかもしれぬので、こちらもちゃんと専門書を読んで勉強したいところです。でも、エロイカ全14巻はとてもいい漫画だなと思います。ベルサイユのばらの続編的な作品ですが、ベルばらより私はこっちを推したいです。

森田義之(著)『メディチ家』
自分、西洋絵画を勉強しつつも、肝心のメディチをあんまりしらないというか、まだあんまり読んですらいなかったのであり、今からちゃんと読む、という決意しつつ、とりあえずこちらの本を読了。はじめに手を付けた本としてはこれはなかなか良い物を選んだのではないかと思います。そして、本書をベースに描かれたと思いわれるマンガ、樋口雅一(著)『マンガ メディチ家物語 フィレンツェ300年の奇跡』も買ってみたのですが、こちらにも目を通すとちょうど復習みたいな感じになって学習としてはとても効果的だったかと思います。マンガだけで読むのではちょっと理解に抜けが多くなりそうなので、両方目を通すのがよいかと思います。なお、メディチ家に関する本は、世に多数出ておりますので、他にもいくつか買ってしまったので、休まず読んでいきたいと思います。


| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 01:44 AM | comments (0) | trackback (0) |
黒色顔料のお話#1「炭」と「墨」
黒色顔料のお話#1「炭」と「墨」


久々の動画公開、黒についていろいろ知っているつもりになっていたけれども、いざ説明しようとしたら、分らないことだらけでした。が、知っていることはいろいろしゃべっているので、知らないことについては順次調べつつ、続編を収録してゆけたらと思います。本動画においては、黒顔料の素材であるところの炭と墨の作り方について話しておりますが、本ブログで過去に紹介した写真を流用して説明しているので、以前からの読者の方々におけましては既視感があるかもしれません。詳細も過去記事を閲覧ください。

さて、不明な点と言えば、カーボンブラックと呼ばれる黒顔料、ほとんどの黒顔料は炭素なので、広い意味ではカーボンですが、狭義のカーボンブラック、効率良く人工的に作られる炭素と思いますが、油絵具セットに含まれるような黒、あるいはセットでなくて、一般的な黒絵具はこれになりつつあるように思いますが、ちょっと黒が強すぎて使いづらいんじゃないかという気がしていまして、やはり骨炭とか植物炭が原料のものの方がおだやかて使いやすいというふうに思っているのですが、如何でしょうか。これは強い黒をもっと体質顔料盛って薄めれば使いやすくなるのだろうか、いや素材の違いでなんかあるんだろうか。ひとつ言えるのは、初心者が買う油絵具セットの黒は使い難く、これでは黒を使うな言われても仕方ないという面もあるやもしれません。それか、個人的には炭素以外の黒に関してあまり詳しくない。一応、次回において、グラファイトとか鉛尖筆とか、いろいろ出てはくるのですが、そこら辺の知識を増強できればなと思っております。

| 絵画材料 | 10:06 PM | comments (0) | trackback (0) |
連休中に読んだ本
連休初日になんか風邪引いたっぽくて、熱とかそんな酷い症状はないのだけれども、喉が痛くて鼻水が出まくって悪寒がしてくらいの比較的軽い症状だけれども、それが長引いて主に本を読んで休んでいたという感じだったのですが、まぁ連休に休んで何が悪いのかという感じではありますな。

宇井丑之助(著)『ジョン・ラスキンの人と思想』
今年はバウハウス創立100年ということで、デザイン関連の勉強を熱心にやっているのだけれども、その前史的なものとして、アーツアンドクラフツ運動やアールヌーボーについてもしっかり学びたい、みたいに思って遡っているうちにラスキンについて読んでいた。この本はAmazonでたまたま格安で買えたというだけの理由で読み始めのだけれども、ネット上で書評等が見受けられなかったので、どのような評価かはわからないけれども、ジョン・ラスキンの全体像を知るうえではなかなかよい本ではないでしょうか。ちなみに今年はジョン・ラスキンは生誕200周年でもあるのですな。

赤根和生(著)『ピート・モンドリアン その人と芸術ー』
バウハウスにもかなりの影響を与えたモンドリアンについてもよく読んでみようと思ったのですが、これもやはりAmazonで古本を安く買えたというだけで選んだのですが、これはとてもいい本ですよ、これを読んでモンドリアンを好きにならない人はいないでしょう。

それから塩野七生(著)ギリシア人の物語3冊
塩野七生(著)『ギリシア人の物語I 民主政のはじまり』
塩野七生(著)『ギリシア人の物語II 民主政の成熟と崩壊』
塩野七生(著)『ギリシア人の物語III 新しき力』
個人的には『ギリシア人の物語II 民主政の成熟と崩壊』が最も印象的でした。ここに古代ギリシアが詰まっているというか。ギリシア美術のクラシック期の話でもありますし、是非、ここはおさえておきたいというところもあります。民主制の<崩壊>っぷりを見るのはなかなか寂しいところもありますが。『ギリシア人の物語III 新しき力』はアレキサンダーの物語ですが、できれば、アレキサンダー死後についてもっと読みたかったところです。そしてアレキサンダー後の文化、というかヘレニズム期の文化人についても話を聞きたかった的なところがあり、その点ではギリシア人の物語IIの方が満足度が高いところだったのですが。それと、あとがきっぽいところを読んだら、著者のジャンルが知らぬ間に「歴史エッセイ」となっていたのですが、いろいろと歴史学者絡みであるのでしょうなぁと思ったりましたが、学者の書く本もけっこう苦言を呈したくなるような酷いのあるように思うのですが、それはともかく本作で最後とあったのでたいへん残念です。もっとも、まだ読みかけのが多々あるので、残念がる段階ではないのですが。というか、ローマ人の物語をもう1回読み直したい気がします。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 11:45 PM | comments (0) | trackback (0) |

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