安い腕時計の電池交換
我がラクティスの車検が済みました。9年目、約96000キロ走行ですが、特に大きなパーツ交換等もなく、いつもと変わらぬ料金で済みました。2年の点検パック込みで14万円くらいです。往復2時間の通勤に使っているにしては、全くなんの不調もなく走っていて、非常にありがたいことではあります。しかし、下回りは錆の浸食が進んでおりますので、いつまで乗れることやらという感じです。錆止めコーティングをしてもらいました。錆びた上からコートしても、半年ぐらいですっかり剥げ落ちてしまうのですが、でもまぁ空気をちょっと遮断してやるだけでも、錆の進行は遅延できるかもしれません。なお、錆止めコート直後って、まるで新車みたいなシャーシに見えますな。これは中古車買うときはちょっと見ただけではわからんです。それにしても、ラクティス、あと、どれくらい乗れるのだろうか。

さて、腕時計の話なのですが、私が以前愛用していました、シチズンのQ&Q、Q978J301Yですが、これは2000円前後と安いわりには、某DWのデザインをうまく再現していて、遠目では高級感があって、気に入ってましたが、電池が切れて止まってました。このくらいの価格帯だと、新品買った方がいいので、今まで電池交換なるものを試みたことはなかったのですが、あいにく、こちらの時計は生産終了してしまったようなので、使い続けるには電池交換する他ありません。普通はショップに依頼してやるものだとは思いますが、こんな安い時計を持って行くのは恥ずかしいので、時計の裏蓋を開ける道具を買ってみました。


電池めちゃくちゃ小さいですな。ルーペがないと型番が読めん。


なお、革ベルトもちょっとボロくなっているので、そのうちこれの交換もやってみたいところです。とりあえずは、ループがなくなっていたので、Amazonで怪しげなものを買ってみました。

予想よりかなり大きくてしっくりきませんが、一応ギリ使えております。

電池も新品になったし、たぶん2年くらいは動いてくれるでありましょう。他にも2000円前後の腕時計いくつか手元にあるので、今後は自力で電池交換できそうです。

| 家電・パソコン | 12:28 AM | comments (0) | trackback (0) |
ヴェルディグリと各種溶剤の反応を観察する
人工緑青について理解しようと、いろいろ試しているところです。

ヴェルディグリの性質を確認しようと思って、各溶剤に溶けるか溶けないか試してみました。自分でも緑青をさまざまの方法で生成しておりますが、とりあえずは、ZECCHIのヴェルディグリを使用してみました。

ヴェルディグリと言っても、いろんなものがありますが、これならば堂々とヴェルディグリであると言ってもさしつかえなかろうかと思います。

水、酢、エタノール、テレピン、乾性油(ポピーオイル)にヴェルデグリを少量入れて溶解するかどうかを観察しました。いずれも液体は8ml、顔料は1gほどで試しております。

酢に溶けるのまぁ、当然ですかね。わざわざ試すことでもなかった気がします。水、エタノールにも溶けております。テレピンと乾性油には溶けておりません。水性の技法では水に溶けて透明な染液風の色になり、塗った後乾くと再び顔料色になるという転換があるとしたら、絵の具としてはちょっと使いづらいかもしれません。油彩画ならば、問題なく使えるのかもしれません。

天然の緑青であるマラカイトと人工緑青であるヴェルディグリでは、水に溶けるかどうかという点が大きな違いかもしれません。これが日本画でマラカイトがいかなる時代も全盛な理由であり、油彩技法中心の15~18世紀ヨーロッパでヴェルディグリが見られる理由なのでしょうか。マラカイトは微粉末だと色が弱くなりますし、油彩画では粗い顔料は描画時の展性が悪くてリアルな描写の妨げになるということで、やはりヴェルディグリを採用するに至るのか。等の予想が立ちますが、まだ私の緑青への理解は道半ばなので、今のところさらっと思いついたところでありますが。

なお、自分で生成している粗製のベルディグリ各種も溶剤・媒材との反応を観察しております。

実際のところ、このようにしてみると、ヴェルディグリと言えども、染色で使う銅媒染剤と変わりはないようにも思えます。ただし、アンモニアで腐食させたものはちょっと違う変化を見せている感じもあるので、その辺を解明したら、どのようにして作られた顔料かも多少予測がつく可能性もありますね。もうちょっと試して観察してみたいと思います。

| 絵画材料 | 08:36 PM | comments (0) | trackback (0) |
カラムシから繊維を取る、その2
カラムシの話の続きです。コウゾと手順が似ていて、頭のなかがごっちゃになりそうですが、太めの茎の植物から繊維を得る方法は似てくるのかもしれないし、応用でその他の植物もいける可能性があるともいえるのでしょう。さて、前回はカラムシの皮を剥いで、水に浸したところまでゆきましたが、今回は一晩水に浸けたものを取りだしたところから記することになります。

こちらが一晩水に浸したカラムシの外皮です。

まるで昆布のように見えますが。

この状態で、金属板などを使って、緑の部分をそぎ落とします。

手頃な道具がなかったので、私は包丁でやることにしました。本来もっと相応しい道具があるかと思います。

包丁の刃だけでなくて、あちこちをうまくつかって刮ぎ落としてゆきます。

どこまで剥がせばよいのか今の私にはわからぬところですが、できるだけ白く綺麗な繊維質だけ残るように努めました。しかし、この個体はなんかちょっと赤い染みみたいなのが多くて、ちょっと汚い感じになっておりますが、そういうものかもしれません。

そして、干しておきます。

真ん中の個体は色が綺麗ですね。太い茎の方が皮を剥がしやすいのですが、あまり年取り過ぎた茎の皮は染みや節が多くなるということもあるかもしれません。まぁ、製糸などしてみないとわかりませんが。

| 絵画材料 | 12:45 AM | comments (0) | trackback (0) |
カラムシから繊維を取る、その1
夏休みももうじき終わろうとしていますが、やり残したことは多々あるのですが、あまり気にせずに淡々と気が向くままにということで、自宅にカラムシも生えておりますので、それからも繊維を取ってみたいと思います。

このカラムシ、本blogの過去記事を参照するに、11年前に植えたようです。時の経つのは早いものでその点もショックなのですが、1回植えてしまうと延々と生えてくるものなのですな。カラムシ植えようとしている人は考えてから決行するとよいと思います。ちなみに拙宅のカラムシは鑑賞用の園芸品種でして、黄金色をしておりましたが、だんだんと黄金っぽさはなくなって、ただの色の薄いカラムシみたいになっております。

刈り取ったカラムシ、不要な枝等を取り除きました。

ちゃんと管理して育ててはいないので、茎の太さは不揃いです。

手順としてはこの時点で水に浸けることが多いようです。ただし、この長い状態の茎を浸けるには、かなり長いコンテナが必要なので、それは断念します。しかし、皮を剥くだけでしたら、べつに水に浸けてなくても、ふつうに素手でするっと剥がせます。


このような感じに長い外皮を得ることができました。

包丁であらかじめ繊維に沿って縦に1本切れ込みを入れておくと綺麗に剥けるように思います。あるていど成長した太めの茎でないと、綺麗に剥がすのは難しいようです。ちょっと細いかな、くらいのものは一応皮を剥がしてみましたが、あまりに細い茎は処分しました。

剥がした外皮ですが、繊維の上に緑色の皮があって、これと繊維を分離させねばならぬのですが、その前に一晩水に浸しておくそうです。


ここまでの工程はコウゾと似ていますが、あちらは紙の原料で、こちらは布用の繊維となります。

| 絵画材料 | 11:58 PM | comments (0) | trackback (0) |
楮樹皮から黒い部分を剥がす(皮引き)
さて、いつぞやお話した楮の皮ですが、前回は楮を蒸して、外皮を剥がしたところで終わっておりましたが、その続きです。

乾燥させておきました。

この皮の、黒い部分を取り除きます。この工程は皮引きと呼ばれるようです。

水に入れて柔らかくします。

ちょっと水に浸けただけでは、黒皮が取りずらかったので、15分ほど浸けてふやかしておきました。
海藻のような臭いがします。量が少なければ、蒸して外皮剥がしたときに同時にできたかもしれません。

柔らかくなった楮皮をまな板上に置いて、包丁で黒皮を刮いで剥がします。

本当は、やわらかいベースの上において、皮の方を引っ張って剥がすといいみたいですが、手頃な道具がなかったもので。キッチンにあるまな板と包丁を使用しております。あまりよく研いでいない切れ味の悪い包丁ですが、今回はかえってちょうどよかったように思います。

黒皮を剥がしますと、楮樹皮の表面の色は薄緑色になりますが、さらにそれを刮いでゆくと、白い皮となります。

どこまで剥がすかは、意図して変えていいようですが、とりあえず今回は試しでやっているので、緑もけっこう剥がしてみたりとか、なんとなくいろいろ試す感じでやってみました。

1時間半ほどかかりましたが、慣れればもっと早く、綺麗にできるのかと思います。


本日は日差しも強かったので、陽光に当てて乾燥させました。

乾燥させずにアルカリ液で煮る工程に行ってもよかったようですが、その後の処理のことを考えると、もうちょっと気温と湿度が落ち着いてからの方がよいかなと思いまして。

皮の緑の部分もけっこう剥がしてしまいましたが、使えるかもしれませんので、それも乾燥させておきました。


| 絵画材料 | 07:17 PM | comments (0) | trackback (0) |
亜麻打ち
刈り取った亜麻、水に浸けておいたという話を先月しましたが、その続きです。茎から繊維を取って、亜麻糸を作るくらいまでやってみたいと思っております。

種を外した茎ですが、ネット上で調べた情報によると、水には1週間から10日ほど浸けておくらしいです。夏なら1週間でしょうが、実は2週間近く浸けておりました。

水は3回くらい交換しました。ボウフラが湧いてきますので。

取りだして乾燥させます。

既にちょっと亜麻繊維がはみ出しているような感じがします。浸けすぎたのでしょうか。

乾燥しました。


乾燥した亜麻の束をゴムハンマー叩いてると、茎殻が壊れてポロポロと外れて剥離していきます。

だんだん柔らかい繊維の束になってきまして、この時点でなんかちょっといい感触がしてきます。

さらに茎を細かく砕くような道具が要るので、ネット上で動画等を見ながら、どうしようかと思って、自宅にある余ってる木材を集めてきて組み立てみました。

完全にオリジナル構造です。

ちょっと使いづらかったですね。

でも、まぁ、今回は少量の亜麻しかありませんので、これで済ませて、次の機会があったときにちゃんとしたものを作るとしましょう。

ちなみに参考にしたのは、以下の動画の冒頭部分で、おっさんが麻を叩いてるところです。


さて、殻がまだ内部にいっぱい入っていますが、とても柔らかい感触の天然繊維になっております。

ここから先は巨大剣山みたいなので梳いていくようですが、その道具を探すか作るかしないといけません。また後日ということで。

| 絵画材料 | 09:23 PM | comments (0) | trackback (0) |
コウゾを蒸して皮を剥がす
私の夏休みも折り返し地点を過ぎようとしております。まだ2週間ありますが...
夏休みと言えばエンドレスエイトを思い出しますが、当時はさすがにどうかと思ったものの、のど元過ぎるとあれもなかなかいいものであったような感じもします、改めて視聴すると夏休み的な気分に浸ることができますし、いくら課題を消化してもやり残した感があるというのも、夏休みというものを象徴しているような気がします。特に寂しげな、諦めムードのシーンのBGMがとてもよろしいです。ニコニコ動画にまとめ動画があったので、最近はずっとそれを作業用BGMにしているところです。



会社があったときはこの時期に決算の書類を整理しなかければならなかったのですが今はもう何もありません。さらにかつては親戚が一同に会するイベントなでもありましたが、諸々の事情でそれらが一切なくなりました。より集中して取り組むことができるようになりました。将来どうなるかはまったくわかりませんが、とりあえず今は自由を謳歌しておかねばなりません。ということで、やっておきたいことが山ほどありますので、SOS団的にリストアップもしてあります。そんな達成できないことは承知の上で淡々とやっていくわけですが、それはともかく、自宅の敷地の狭いところにコウゾを植えていたのですが、それで和紙を作ってみたいのであります。原料からの製紙というのを試したことがなったので、この際やっておきたいわけです。幸い、以前と違ってネット上に山のように情報が溢れておりますので、独学でもできそうな感じになっております。

コウゾは一回植えるともう雑踏並みの繁殖力でありますな。毎年根元から切っているのですが、初夏の頃には大きくなって選定しないと近所迷惑な感じに生い茂ります。しかも幹がいっぱい伸びてて製紙によさそうな感じです。和紙の原料として使ってください、みたいな感じの木であります。

というわけで、数本切り落として、ナタでカットしました。


専用の蒸し器みたいなのはありませんので、染色に使っている寸胴ステンレス鍋で蒸します。下にブロックを置いてその上にコウゾを並べました。


練炭コンロを使って、2時間半ほど蒸しました。


ホクホクであります。


蒸すと綺麗に樹皮が剥がれます。

すっごい綺麗に剥がれますね。これは蒸しますわな。ちなみに乾燥する前に(1時間以内)に剥がさないと、再び剥がしにくくなるとのことです。

天気が良くなかったので、屋根の下に干しましたが、本来天候の良い日に、日に当てながら乾燥させるべきもののようです。

裏表手早く乾燥させないと黴が生えてくるそうです。もっとも、本来なら冬にやるものなんでしょうけれども。

練炭というのはけっこうな時間燃えつつけます。蒸した後もヤカンの湯を2回沸かしたり、染色をやったりしたのですが、それでも残っているので、夕飯用に朴葉焼をやってみることしました。

木材の勉強の為にと思って朴の葉を植えてあるのですが、その葉を1枚ちぎって、よく洗って、その上に味噌とみりんを混ぜたものを塗り、さらに上に牛肉を置きまして、フライパンに載せて焼きました。

まぁ、本来なら火に直接朴葉を置いてこそなんでしょうが、練炭では火力が強すぎると思いましたので。結果としては肉がちょっと固かったので、次はカルビ肉を買ってくることにしましょう。

| 絵画材料 | 11:53 PM | comments (3) | trackback (0) |
粗製ヴェルデグリから結晶を作ろうと
ヴェルデグリ製造ですが、銅板を酢酸蒸気に晒して、緑青を発生するところまでゆきました。絵画材料事典など見ると、この粗製のヴェルデグリを溶かして、酢酸で結晶化させる、的な説明がありますので、それでいこうかと思ったのですが、ここで本来酢酸に入れて溶かすはずだったのですが、私は水に入れてしまいました。塩基性炭酸銅であるマラカイトは水に入れても溶けるというこがありませんが、酢酸銅の方は水、またはアルコールに溶ける傾向があるということで。ちなみにこの粗製ヴェルデグリは化学的に厳密なことはわかりませんが、たぶん塩基性酢酸銅だと思っております。

水に入れたら、多少溶けるかと思いましたが、あっというまに数秒内ですっかり溶けて、ブルーハワイ的な液体になりました。

こんなにすっかり溶けるのですか。こんなに溶けるとしたら、水に入れたら緑青になりきっていない銅粉を分離するのに使えそうな気がします。下に溶けずに残っている銅だけ取り除けばよいわけで。でも、まぁこのようなときに観察できるようにガラス乳鉢・乳棒を入手しておりましたし、下から上まで観察できます。と言いたかったのですが、乳鉢だけあって内側は磨りガラス的な質感であり、ちょっと曇ってますね。

さて、酢酸銅水溶液があるとして、溶ける量は限られておりますから、水がゆっくり蒸発して濃度が濃くなってゆくと、ある時点から結晶が形成されるのではないかと思いまして、埃のかからなそうな場所に置いて様子を見ておりました。やがて、底の方に結晶が溜まってゆくのではないかと期待して。

でも、乳鉢はすり鉢状である為か、蒸発していくところから、すでに結晶みたいなものができはじめております。

なんか綺麗ですね。ちょっと感心して見入ってしまいました。これが何の役に立つかはわかりませんが。しかし粗製ヴェルデグリは様々な方法で続々と生成しておりますので、次はホワイトビネガーで結晶を作ったりなど順次試してゆこうと思います。幸い、夏の気温の為か化学反応も早いですし。あと、文献の読みが甘いところは承知ですので、このようにして試してそこそこ理解も深まってきましてので、ヴェルデグリ作りについていよいよ読んでいきたいところです。

| 絵画材料 | 11:50 PM | comments (0) | trackback (0) |
セラドナイト顔料仕上げ(テールベルト)
先日、粉砕機を購入してセラドナイトを砕いてみた話をしましたが、水簸で粒度分けを行ないました。

プラ製の透明カップや、大きめの乳鉢を使って水簸したのですが、大きい粒の方は乾燥も早いのであっという間に済みました。

なかなかの色調です。

ただし粒径が大きいと油絵具としては展性が悪くて使いづらいので、こちらはサンプルとしてとっておきたいと思います。

こちらが細かい方です。

けっこう丁寧に仕上げたつもりではあります。濡れ色になると、もうっちょっと色が濃くなります。テンペラ等にはよさそうですね。

というわけで、粗め、細めの2種類のテールベルトが出来ました。


実は粉砕したときの粉はまだ倍以上あるのですが、細かいのと粗いのが混在している状態ですけれども、為にここから乳鉢乳棒で手で砕くというのをやってみようかと思います。目視しながら、仕上げができたら、それはそれでなかなかよろしかろうかとも思うので。

| 絵画材料 | 11:00 PM | comments (0) | trackback (0) |
銅板に緑青を発生させてたのを回収しました。
春頃に酢酸蒸気に銅板を晒して緑青を作るというのを熱心にやっておったのですが、日々の生活に追われて放置してしまっておりました。夏休みとなったので、再開してゆこうと思います。

箱の中に酢を入れて、その上に銅板を置いていたのですが、久々に蓋を開けてみたら、見事に緑色の緑青が吹いておりました。

ちなみに、昨年の夏に鉛を腐食させたときは、酢に細かな虫が集まってきて溺れてたりして、虫対策に悩まされましたが、銅の場合は虫があんまりやって来ないです。銅の殺菌効果の為でありましょうか。

酢が蒸発した時の水滴がついているのか、ねっとりしておりましたので、ヘラですくってみました。

乾燥している状態よりも、このように濡れ状態の方が取りやすいです。よく見ると微妙に銅色のものが混ざっていますが、これは酢酸蒸気にさらされていなかったか、空気に触れる機会がなかったところなのかと思われます。平らに広げてあげたりして、空気や酢酸蒸気に晒してあげればよいとの話です。

それは後で考えることにしようと思って、とりあえずプラスチックの皿に置いておきましょう。


と思って置いておいたら、いつの間にか(3時間くらい)全体が緑色になってゆきました。

乾いてから細かく砕いたので、銅色部分が目立たなくなっただけかもしれませんが、でも実際に最後の腐食が済んだのかもしれません。なんといっても、今日は気温がものすごい高さになっていたので、化学反応も早かったりするのでしょう。実は写真が上手く撮れていなくて、実物はもっと鮮やかであり、なおかつ不思議な光沢というか雰囲気を醸し出していて、正直、今まで見たどの顔料よりも美しく見えてちょっと驚いたくらいです。濡れ色になると彩度が落ちるので、油彩技法ではもっと落ち着いた感じになりそうですが。

この後の工程がわかりませんが、顔料がほんのり酸っぱい臭いがしますし、乳鉢で水洗いして乾燥させたいと思います。ちなみに、この他にも銅粉使った緑青など、同時にさまざまのパターンを試しているので、順次結果が出てくると思います。

| 絵画材料 | 10:37 PM | comments (0) | trackback (0) |

↑上に戻る↑ <<新しい記事 : 古い記事>>
累計
本日、昨日 集計結果
  
■NEW ENTRIES■
■RECENT COMMENTS■
■RECENT TRACKBACK■
  • 昔のキャンバスの木枠は意外とシンプルだったのか?
■CATEGORIES■
■ARCHIVES■
■PROFILE■
■POWERED BY■
BLOGN(ぶろぐん)
BLOGNPLUS(ぶろぐん+)
■OTHER■
■LOGIN■
現在のモード: ゲストモード
USER ID:
PASSWORD: