ルーベンスについて語るシリーズ第1弾を公開しました。

ルーベンスの生涯の生涯を辿りながら、ルーベンスの作品等について語ってゆきたいと思います。やがては技法材料にも触れてゆきたいですが、もっと広く、バロック芸術とは何かという点についても触れていきたいかと。前振りとして聖イグナティウス・ロヨラの奇跡という、あまり言及されることのない作品を冒頭に挙げましたが、ロヨラという人物についても後々に詳しく触れたいです。次回はマントヴァ繋がりで、モンテヴェルディも再登場する予定。そんな具合でバロックの誕生に立ち会うような感じの演出ができればと思います。というわけで、たいへん寄り道の多い動画になるかと思います。それと美術史は専門では無いので、至らぬところも多々あるかもしれませんが、動画のコメント欄にでもご指摘頂ければ幸いです。

今回の動画絡みでは、オラニエ公ウィレムについて何か読んでみたいと思ったわけですが、唯一見つかった『オラニエ公ウィレム オランダ独立の父』、こちらは廃版の模様で、amazonにて高騰中で3万円以上しているのが、なんとなく気になっているところです。手に入らないと無性に読みたくなってきます。バロック繋がりで、『トレント公会議:その歴史への手引き』という本も目を通したいのですが、県内で所蔵している図書館があったものの、残念ながら私の立場では閲覧できそうにないところです。洋書も何かないかと思って見てみました、結局高くて買えない感じです。日本語で出版されているルーベンスに関するもので、ふつうに購入できるものは概ね目を通しましたが、絵画の主題などについては詳しいものの、技法に関してはほぼ洋書頼りになりそうなので、読み返したり入手したりとか順次やっていきたいかと思います。動画撮ってもほとんど再生数伸びませんが、自分の勉強になればいいかなという感じには思っているのわけですが、聞き役の鳥越さんは夜の12時にスカイプ経由で私の語りを聞いてもらったわけで、なかなか大変なことです。なお、私はただ語っているだけでして、動画を編集・公開してくださっているのは画家鳥越一穂氏です。毎度お疲れ様です。

| その他 | 10:37 PM | comments (0) | trackback (0) |
羽田康一(著)『古代ギリシアのブロンズ彫刻 総合的推論のために』他
昨年末に法人を解散を決議し、すでに解散登記も済ませましたが、解散時の決算、そして清算作業という具合で残された仕事が多々あって、まだまだ気が抜けません。倒産とか、夜逃げとかじゃなくて、ふつうに解散するというわけで、最期まで放置せずに終わらせたいと思います。決算等だけでなくて、会社で使っていたいろいろなものを解約する作業も大変で、これまでも1年ぐらいかけてそぎ落としてはきたのですが、それでもまだまだたくさん残っているのです。どんだけやっても切りがないなぁという感じですが、たぶん、世の中にはこういうのは放置されて知らんぷりなケースが多いのでしょうが、私はなんとなくきっちりやりたいところです。で、金曜に地銀の銀行口座を解約しにいったのですが、普通口座ふたつに当座もあったので1時間くらいかかってしまうかなと思いつつ出かけたら、2時間かかりました。しかも夕方電話があって押印が1箇所欠けていたのでまた来て欲しいと言われてしまう。次ぎに何か事業をやるときは、ネットバンクのみでやろうと思いましたよ。地元の企業がピンチの時に助けてくれるならそれもいいのですが、ピンチのときは非常にドライなのであんまし意味ないのです。まぁ、いくら待たされても本を読んでいればいいわけですが。
下記を読了
羽田康一(著)『古代ギリシアのブロンズ彫刻 総合的推論のために』
資料的な本なので、後半は通読するのがちょっと辛かったのですが、序論はたいへん興味深いものでした。絵画に比べての彫刻に対する軽視と、彫刻の技術面と材料面の軽視について述べられていたところが印象的でした。なんというか、美術というと絵画中心に考えがちなところがあって、特に中高美術なんか、先生がそんな感じではないかと思いますが、それは教科書というのが、印刷物であり絵画が取扱いやすいというのと、まぁ、西洋美術界も絵画中心になってた時期もあるので仕方ないですが。
西洋や日本を問わず、画家の名前というのはけっこう何人も知っていると思いますが、彫刻家というのはあんまり知られていないように思います。大ざっぱに言うと一般的な認知度ではミケランジェロとロダンくらいしか知られていないのではないか。絵画だったら、ルーベンスから、マネモネゴッホゴーギャンピカソとか、いくらでも出てきそうですが。しかし、彫刻の世界に限ってもいろいろ無理解は多いかと思います。ギリシャ彫刻と言えば、ミロノビーナスと言った感じであり、それは中高の現代国語で必ず掲載されている文章の影響もよるかと思います。ちょっと詳しいとサモトラケのニケの方がいい、という風になりますが、ミロビーもニケも歴史的には最近発見されたものであり、美術への影響という点ではルネサンス期に発見されたものには比較にならない、という思いと、古典古代彫刻は大理石と思いがちですが、ギリシャ彫刻の最も重要なものはブロンズ彫刻であり、大理石の有名彫刻も実はブロンズ彫刻がオリジナルで、それのローマ時代のコピーが現在伝わっているのでな。なお、通常のギリシャ彫刻の本は、様式面に注目しており、技術面が疎か、という感じはやはり持っていたので、本書はなかなか読んで良かった感じです。そして、ちょっと古い本ですが、ピエール・ドマルニュ(著)『ギリシア美術の誕生』を読み始めました。
それと、池上英洋(著)『イタリア 24の都市の物語』読了
これは専門書ではなくて、一般向けの読みやすい本ですが、それでもまだまだ知らないことがいっぱい書かれてあって、自分まだ勉強不足だなと痛感するわけです。


| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 08:31 PM | comments (2) | trackback (0) |
鉛白(シルバーホワイト)動画シリーズ第2弾


イースト菌製法による鉛白の紹介です。馬糞を使用した鉛白製法と同様な効果を得られるということで、同様の品を以前にも何種か手に入れてはいますが、今回は品質も良く、そして現実的な価格で入手できそうな予感がして、今までの、とりあえず手に入れてみました的な動画とは違うといえるでしょう。なんと言ってもみどころは、鉛白製造中の写真です。自製しようと考えている人には参考になることこの上ない写真かと思います。
後半は件の鉛白を練ったものをいじって感想を述べております。動画中で脱泡処理というのが出てきますが、チューブ絵具を在庫する為には必要な処理であって、これがないとチューブの中で乾性油が酸化、いずれは固化して、固くなってしまう為、消費期限は半年くらいになってしまうかと思います。たぶん、鳥越さんの求めている手練り風のチューブ絵具は可能ではありますが、何年経っても使えるような現在のチューブ絵具と違って、早めに使ってしまわねばならぬことでしょう。

| 絵画材料 | 10:17 PM | comments (0) | trackback (0) |
最近読んだ本:セッティス『ラオコーン 名声と様式』他
イグナチオ・デ・ロヨラ(著)『ある巡礼者の物語』読了
イエズス会創設者イグナチオ・デ・ロヨラの自叙伝、バロック芸術への影響という意味で読んでみたのだけれども、なかなか強烈な人物である。バロック美術についての本などで言及されることはあまりないと思うのだけれども、この人物がバロック芸術の発生に与えた影響は計り知れないものがあるとか、いろいろ考えたわけですが、それはおいておくとしても、けっこう面白いというか、興味深い生き方なので、一読の価値ありと言えるでしょう。

サルヴァトーレ・セッティス(著)『ラオコーン 名声と様式』読了
ここ最近ずっとルーベンスについていろいろ熱心に読んでいたのだけれども、ローマでの大理石像のデッサンはルーベンス作品の形成に言及せずにはおけない重要な要素ではありますが、特にラオコーン像の素描はよく知られるものですが、先日行ったルーベンス展で実物を見ることができたのでした。が、それはともかく、ラオコーン像というのは、ルーベンスに限らず、ルネサンス後期からバロックに与えた影響は計り知れず、という感じの像であり、もっと詳しくならねば、ということで、ちょっと値段の高い本ですが、買って読んでみました。払った金額を大きく上回る勉強ができました。

ヴルフ・コーノルト(著)『大作曲家 モンテヴェルディ』読了
こちらもルーベンス繋がりで。何しろマントヴァ公国で、同時期にゴンザーガ家に仕えていたわけで。しかし、私は音楽も好きなので、たいへん楽しく読みました。大作曲家過ぎて近づきがたい気がしていましたが、急に身近に感じてしまうような内容でした。ところで、ある図書館が廃棄する本を一部貰ってきたのですが、その中の古い音楽史の本を見たら、モンティヴェルディの項目が無い。パーセルですら載っているのに。

| 書籍・雑誌・漫画・アニメ | 07:08 PM | comments (0) | trackback (0) |
国立西洋美術館「ルーベンス展-バロックの誕生」を観る
5時に起床、車で八乙女駅まで、地下鉄で仙台まで、新幹線で上野へ。なんと、ほとんど何も持たず、手ぶらで。普段来ているスーツに、ポケットに文庫本だけ入れて出かけたわけですが、スマホの性能が上がって、複数のデバイスを持ち歩かなくてよくなったというのもあります。上野に着いてから国立西洋美術館「ルーベンス展-バロックの誕生」を観る。あまり下調べしていなかったのだけれども、ルーベンスのイタリア時代を中心にした展示でした。実は最近、ルーベンスについて語るという動画を鳥越さんと収録しているのですが、現在はイタリアでルーベンスの行動についてあれこれ話すというのを収録したところなので、個人的にタイムリーでした。まぁ、例によって全くと言ってよいほど再生数が延びませんが。このようなケースで取り上げられる、ルーベンスがラオコーン像をデッサンしたものがあるのですが、その現物を見るとことができて、なんだかんだでそれが最も印象的でした。せっかく東京に来たので、他にも何か観ようと思って、芸大美術館の「木島隆康 退任記念展 ―修復の手―」を観てみました。個人的にはテンペラ模写の展示が勉強になりました。特に金地は大変美しく磨かれており、覗き込んだら自分が映り込んでいました。東京国立博物館へゆき、常設展示を見て過ごすことに。まずは近年新年の時期に展示されている長谷川等伯の松林図屏風を観つつ、本館をいろいろ廻った後に、なんとなく東洋館にしばらく居たのですが、ここはいかにも博物館と言った感じで好きなのですが、思わず書籍を何点か買ってしまい、荷物が増えました。それから国立西洋美術館の常設に行って閉館まで居てたのですが、版画展示室では『ローマの景観―そのイメージとメディアの変遷』という展示をやっており、ピラーネジ作品が多数展示されていました。実際に現物を見ると、教科書で見るのとは違って大変迫力があり、これはヒットするわけだわ、と関心しました。それから新幹線で帰宅。電車内では『ビギナーズ・クラシックス日本の古典 伊勢物語』坂口由美子(編)を読んでたのですが、これすっきりしていてとてもいいですね。思わず同シリーズをいくつか注文してしまいました。

| その他 | 06:37 PM | comments (0) | trackback (0) |

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