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画材&技法 全般」からの続き。


画材&技法 全般 (1)


Re: フレミッシュメディウム

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:29:44 -
Web)

■bonapaさま
お返事ありがとうございます。

> ちなみに、ルフラン社がだしている「技術ガイドブック」には…

貴重な情報ありがとう。
樹脂分が強いので、下層部分で使うと将来ひび割れの原因になるかもしれませんね。キャンバスより板に向いているかもしれない。

日本語のR&B社のカタログにも乾燥剤の混入は書いてありました。
グラフでちょっとわかりにくいけど。しるしが付いていました。

自分は普段乾燥剤は使っていないので、全く気にしないで使いましたが、人によっては気を付けるべき所でしょうね。

>「ルーベンスの絵画に見るような、、」
まさにそんな感じですね。実際ルーベンスが使用したものと同じかどうかは別として。
生乾きの状態でどんどん描いていけるような所がありますね。
いわゆる、「筆さばきが良くなる」感じでしょうか。
わかりにくい表現だ!。

グレージングの場合は乾燥が速すぎるように思いました。さっき書きましたね。
乾性油を少量と揮発性油を添加してグレージング用に用意し直すという手も考えられますね。


Re: フレミッシュメディウム

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:30:36 -
Web)

■訂正
> 日本語のR&B社のカタログにも乾燥剤の混入は書いてありました。
R&Bじゃ無い!
L&B社(ルフラン&ブルジョア)ではないか!

おはずかしい。


Re: 下素描に使う画材

HPY さんのコメント
 (2000/7/13 04:31:46 -
Web)

> > みなさんはテンペラ-油彩の混合技法(特に板絵)の場合、
> 下素描はどのように行っていますか?

えっとですねぇ。わたしはニュートンのインクを良く使うのですが・・。
インクとペンでハッチング素描の上に、水彩(最近は顔彩)で。
それから描きこみとして、全卵テンペラ、油絵の具、という感じなのですが、いつもいつもインクはまずいんじゃないか、と危惧しております。
でもわたしにとって、イメージが膨らんで一番やりやすいんだよねぇ。

インクも黒じゃ芸がないと、茶系を使うのですが、ペン素描が薄く透けて、ちょっときらきらっと光って見えて、悦に行っている時もあります。
(そんなの他人は絶対見ないって!)

インクと油絵の実験をなさった方はいますか?
本には、インクはレーキだから、後から染み出てくる恐れがある、
という記述があったのですが・・・。


Re: 下素描に使う画材

HPY さんのコメント
 (2000/7/13 04:33:35 -
Web)

そうそう、墨汁も試したのです。(なぜか本には墨汁は良い、と書いてあったので)
でも、耐水でも耐油でもないようで、上に塗るとき、筆にひっぱられて画面汚れると思う。
それで、墨汁に膠水を混合し、やってみたのですが、比率が悪かったのか、やっぱり思うようにならない。

それでニュートンの耐水のインクを使ってます。
パッケージも綺麗だし♪お気に入りなんだけどなぁ。

キャンバスでも板でも紙でも、下素描はペン描きのHPYでした。


インクですか

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:34:25 -
Web)

■HPYさま
ペンで下書きですか。めずらしいですね。

インクは染料だから退色しますよ。好きなら仕方ないけど。

墨は墨汁ではなく、書道用の墨とすずりですると、とても良い下描き用の
絵の具になりますよ。乾けば動かないし。
ちょっとめんどくさいけど。

画材の短所を知った上でどうしても使いたいなら使うべきだと思います。
私も素描用に質の悪い紙をあえて使っています。
どうしてもその紙でないと具合がよくないのです。


Re: インクですか

HPY さんのコメント
 (2000/7/13 04:35:17 -
Web)

窓鳥さん、いつもどーも。

> インクは染料だから退色しますよ。好きなら仕方ないけど。
退色はいいんです。下描きだし・・。
でも、将来的に油絵の具の層からじわじわと滲み出してきたらヤだなぁ。

> 墨は墨汁ではなく、書道用の墨とすずりですると、とても良い下描き用の
> 絵の具になりますよ。乾けば動かないし。
> ちょっとめんどくさいけど。

乾けば動かない。普通の墨汁でもそうあって欲しい・・。
なんか墨ひとつとっても、いちいちつくって便利じゃない。
昔の人は、すごい暇だったのかなぁ。やるしかなかったのかなぁ。

> 画材の短所を知った上でどうしても使いたいなら使うべきだと思います。
> 私も素描用に質の悪い紙をあえて使っています。
> どうしてもその紙でないと具合がよくないのです。

そうですね!(^o^)


ラウニーの「テンペラ絵の具」

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:36:22 -
Web)

チューブ入りラウニーの「エッグテンペラ絵の具」を使ってみました。
といってもつかったのは、シルバーホワイトとローアンバーだけですが。
まさに実験というかんじです。
基底材にキャンバスペーパーを使って野外スケッチに使ったのですが、ちょっと扱いずらかったです。

この絵の具は、おそらくエマルジョン化していない卵黄テンペラ絵の具の様です。
実際の組成は分かりませんが、使った感じでは艶は無く完全なマットな仕上がりになる様です。ほとんどガッシュと変わりません。
ガッシュと併用してみたのですが、乾きがワンテンポぐらいでガッシュより遅いです。
そして、のびもガッシュほどにはありません。ちょっと固練りの感じです。
使いこなすのに少々時間がかかりそうです。基底材もちゃんとした地塗したものか、紙の方が良いでしょう。
私の好みでは、不透明な塗りを多用するのは苦手なので、紙を使い透明描方の延長線上でつかったらおもしろい表現ができそうです。
筆跡も残りやすいです。
細い線を引くには、自分で作ったエッグテンペラの方が良さそうですが。
あと、筆がいたみやすそうです。アクリルの筆を使った方がいいかもしれない。
これは、使った地がキャンバスペーパーであったせいもあるのですが。

今度は、水彩紙で実験してみます。うまくいけば作品になるかもしれない。


ダンマル

西谷 さんのコメント
 (2000/7/13 04:37:47 -
Web)

皆様 始めまして私は油絵を描いてます
一応 絵画技方及び絵具概論等は
大学でも独学でも習った事は習ったんですが・・・
割と?無視して描いてしまっているので 
こんな事を書いて おはずかしいのですが

私は、ダンマルを水飴状になるまで凝固させてから使っています。
友人達は「浅田飴」と呼んでますが。それをテレピンで戻したり 
メディユウムの様に使ったりしてます・・・
何年後かに何が起きてしまうのか・・ちょつと恐いですけど。。
今の所 亀裂や剥落と言った症状は出ていませんが・・
こういった事で何か後年支障があると報告等はされてますでしょうか?
マチエールとしては
板描きで 何十層も重ねていくことで 
「磨かれた石に張った水の様なマチエール」
になって..ると思ってます。。自分では。


Re:ダンマル

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:39:00 -
Web)

■西谷様
はじめまして。こんにちは。

>ダンマルを水飴状になるまで凝固させてから…

変わった使い方ですね。
多分、揮発性油にダンマルを溶かしてから、さらに油を飛ばすのでしょうね。
ほこりがつきませんか?
乾ききりはどうでしょう?いつまでもベタベタしていそうな気がするけど…。

硬い支持体を使っていれば大丈夫でしょけど、黄変はさけられないでしょうね。
多分御存じでしょう。

アクリル樹脂をエアブラシで数十層重ねて描いている方を知っていますが。はなしだけで実際作品を見た事は無いのですが、漆絵のような表面になるそうですよ。
光りの反射率、透過率が物質によって違うから、一概に言い切れないところがありますが。

オルセー美術館で見た「クールベ」のたしか『オルナンの埋葬』だったとおもう。これも表面に信じられないくらい厚くニスを塗っていましたねー。ガラスなみでした。でもたしかにニス層でした。
後年、誰かが塗ったのでしょうかね?
それともクールベが?
良く分かりません。


Re:ダンマル

管理人 さんのコメント
 (2000/7/13 04:39:53 -
E-Mail)

■西谷様

>ダンマルを水飴状になるまで凝固させてから…

水飴状ですか。
ぼくはシャルダンのマチエールに関心があるんですが、本物をみると中にはかなり肉厚の絵具が塗ってあるものもあって、どうやってるか知りたかったんですよ。フェルメールもドロッとした絵具を使ってますが、あっちはマチエールがない感じで、シャルダンはかなり絵具が盛り上がっている。やっぱ水飴状のメディウムを使ってるのかなって気がしたんですが。だれか知ってたら教えてちょうだい。


水飴

西谷 さんのコメント
 (2000/7/13 04:40:44 -
Web)

窓島様管理人様お返事有難うございます。

>多分、揮発性油にダンマルを溶かしてから、さらに油を飛ばす
>のでしょうね。
そうです 大量のダンマルとテレピンと
ホンの少しのリンシードを混ぜてから数カ月寝かせて作ってます。
乾ききりは
メディウムの寝かせ方が足りないとベタベタする様です。
何故か解らないのですが... 
完全に乾くとおっしやる通り漆塗りの様な表面でして 
意外と堅固です。
最近 今頃になってワニスを勉強中です
麒麟血(?漢字が間違ってるかな)
とかアロエを使ったりするそうですが
なんの事だかどう使うのやらさっぱり解りませんデ
誰か知ってましたら教えて下さい。

*取り合えずアロエを天日干しにしてみたりしてますが...
 コレをテレピンと?根本的に違うのかなぁ..


Re:水飴

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:41:39 -
Web)

■西谷様
どーもです。

> *取り合えずアロエを天日干しにしてみたりしてますが...
>  コレをテレピンと?根本的に違うのかなぁ..

なかなか、チャレンジャーですね。
でも、ダ・ビンチもわけの分からない草の成分を蒸溜精製して描画溶液つくっていたそうですが。詳細不明。
アロエは全然知りませんでした。

>メディウムの寝かせ方が足りないとベタベタする様です

多分、リンシードのみでダンマルを溶かした方が強固な皮膜が出来ると思いますよ。リンシードを過熱しないといけないけど。
あとは、ベネチアテレピンをつかったらより黄変しにくいものになりますね。
マスチックもいいけど高いですね。ダンマルの5倍くらいする。


Re:ダンマル

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:42:39 -
Web)

■管理人様

> ぼくはシャルダンのマチエールに関心があるんですが、…

油絵らしい油絵。という感じがしますね。
乾性油と樹脂をたっぷり含んで、絵の具を良くねって慎重に仕上げた感じ。
このへんはやってみないと分からないですね。
かなり実験を重ねてみないと、結果は出そうもない。
筆使いとか、絵の具層の厚さの好みとか個人差が出るところなので、個人的な研究しかないとおもいます。
でも、具体的に知っている方がいらしたら是非しりたいです。


質問

コアラ さんのコメント
 (2000/7/13 04:43:10)

テンペラのメディウムに使用するため、
炭酸(水素)ナトリウムを
購入したいのですが、
どこに行けば買えるのでしょう?
誰か教えて下さい。


Re:質問

窓鳥 さんのコメント
 (2000/7/13 04:44:19 -
Web)

■コアラさま
こんにちは。
どちらにお住まいでしょうか?
東京方面だと、神田に試薬品問屋街がありまして、そこで大体の入手可能な薬品は手に入りますよ。
駅で一番近くの店(フラスコや上皿天秤やら売っている店等)で聞いてみれば店を紹介してくれると思う。もう20年近く行っていませんが…。


Re:質問

コアラ さんのコメント
 (2000/7/13 04:44:51)

窓鳥さま
貴重な情報ありがとうございます。
早速行ってみたいと思います。


樹脂その他

三嶋 さんのコメント
 (2000/7/13 04:45:36 -
Web)

管理人様
今は東北の方にいらっしゃるのですか?
先日の樹脂の件の続きですが、こちらの方がふさわしいようなので
こちらに書かせて頂くことにしました。
私は自家製溶液を作ったりはしないので、市販品のメジウムを数種混ぜています。結果的にその中にはダンマルは入っていない様で、マスチックやコーパル等が含まれています。(それにしてもこのルフランの瓶また開かねーや!!!)(>_<)
メジュームといえば、大分前の話になりますが成分や配合比が昔から随分変化した物が多い様な気がします。自分が使った中では特にメジュームフラマンとハーレムシッカチフメジウム。これらの成分変更について詳しく知っている方がいたら教えて下さい。
それにしても外国製の絵の具も随分変わりましたよね。自分のパレットは日本製の絵の具の割合が多くなってきました。


Re:樹脂その他

bonapa さんのコメント
 (2000/7/13 04:46:33)

> 私は自家製溶液を作ったりはしないので、市販品のメジウムを数種混ぜています。結果的にその中にはダンマルは入っていない様で、マスチックやコーパル等が含まれています。(それにしてもこのルフランの瓶また開かねーや!!!)(>_<)
> メジュームといえば、大分前の話になりますが成分や配合比が昔から随分変化した物が多い様な気がします。自分が使った中では特にメジュームフラマンとハーレムシッカチフメジウム。これらの成分変更について詳しく知っている方がいたら教えて下さい。
↑こんにちば。くわしい配合の比率とかはしりません。内容がかわったのは「製品基準値」をクリアしないと「輸入輸出」ができないんです。それと「毒劇物指定品」の分量、物品も厳しくなった。 うるためにはせかいの言う事きかねばならんメーカーのサバイバルなんです。すんまそん。
粉パールダンマル樹脂入った既製品もありますよ。


ホワイト

K.FUJITA さんのコメント
 (2000/7/13 04:47:30 -
Web)

フリートークの掲示板ではお世話になりました。
さて、僕は雪山を描くことが多いのですが、
ホワイトについてもっと深く知りたいと思っています。
普段、ホワイトは色の彩度や明度を変えるために混色することが
多いのですが、雪を描く時はまさにホワイトは主役になります。
管理人様も「油絵具の解説」の項で書かれてましたが、
様々なホワイトがありますよね。
空の反射や木々の陰など一口に「雪」と言ってもいろいろな
表情を見せるホワイトが最重要課題です。
基本的に混色にはシルバーホワイト、ハイライトにはチタニウムホワイトを使っていますが、
チタニウムは少し色が強すぎる気もします。
ジンクホワイトで厚塗りするのはこわいですし、
これと言った回答がなく、画面に向かって困惑している現状です。


白い白!!

monga さんのコメント
 (2000/7/13 04:48:29)

> チタニウムは少し色が強すぎる気もします。
> ジンクホワイトで厚塗りするのはこわいですし、
■よく聞かれますのは油絵具の「一番白い白」はどれか?ということです。その意味ですよね?

ホルベインの油絵具では最近出来た「セラミックホワイト」が「一番白い白」となります。「セラミック」の顔料は「チタン酸ストロンチウムSrTiO3」で通常の「チタニウムホワイト」の顔料「酸化チタンTiO2」とは違います。「ジンクホワイト」と同じように光の反射率が高く、青みの白なので人間の目に一番白く感じられるそうです。混色でも「チタニウム」のようなぼけた色にはしないので安心です。「シルバー」のような経時変化による黄ばみもすくないようです。当方の昔の失敗のように上塗りに使って「ジンク」のような剥離の心配もありません。また毒性がないのも良いところです。唯一の難点は値段が他のホワイトより少し高いことかな。詳しくはホルベイン工業から「ホワイトノート」という冊子が無料で配布されていますから取扱い店で聞いてみて下さい。

ちなみに「一番黒い黒」は同じく青みの黒「ピーチブラック」になるのかな?こんど技術の人に聞いてみます。


Re:ホワイト

hikaru さんのコメント
 (2000/7/13 04:49:12)

> 基本的に混色にはシルバーホワイト、ハイライトにはチタニウムホワイトを使っていますが、
> チタニウムは少し色が強すぎる気もします。
> ジンクホワイトで厚塗りするのはこわいですし、
> これと言った回答がなく、画面に向かって困惑している現状です。

 シルバーホワイトとチタニウムホワイトを混ぜてみてはいかがでしょうか。(例えば、1:1の割合で)
 シルバーホワイトは、乾燥を速めて、耐久性のある層をつくり安定させます。
 シルバーホワイトとチタニウムホワイト 両方の顔料の長所を生かせば良いと思います。
 私が、以前、勤務していたメーカーでは、荒目のキャンパスの地塗りに、これに近い処方の塗料を使用していました。


K.FUJITA さんのコメント
 (2000/7/13 04:49:58 -
Web)

■monga様
> ホルベインの油絵具では最近出来た「セラミックホワイト」が「一番白い白」となります。

ありがとうございます。ここはひとつ値段を気にせず、がんばってみたいと思います。人間の目は不思議なモノで、手で触れたわけでもないのに対象の質感をある程度、想像する力がありますよね。
例えば、ワックスがよくかかっている車とそうでない車とはボディの光の反射やその車体固有の色の見え方で分かります。
雪を描いていても、乾いた雪なのか、しめった雪なのかを描き分けるためには絵具の見え方をもう少し、探ってみたいと思います。

■hikaru様
> シルバーホワイトとチタニウムホワイトを混ぜてみてはいかがでしょうか。

ありがとうございます。チタニウムホワイトの隠ぺい力の強さは武器でもあり、くせものでもありますよね。山の岩の情景を描いたあとにチタニウムホワイトをおそるおそるのせると、雪が山から浮き上がっているように見えます。シルバーホワイトの助けを少し、もらおうと思います。

堅牢性はもちろん、絵を描いていく上で、考える必要のある課題なのですが、「見え方」に一生懸命でなかなか気が回らないっすね。
またがんばってみます。


ご参考まで!!

monga さんのコメント
 (2000/7/13 04:50:34)

■ 一番黒い黒!!

ホルベイン油絵具の一番「黒い黒」を聞きましたところ、やはり「ピーチブラック」だそうです。油絵具には4種類の黒があります「アイボリーB」「ランプB」「ブルーB」そして「ピーチB」。「アイボリーB」は他社同様、名前の通り元々は象牙を焼いて作った「ボーン(骨)ブラック」で今は勿論象牙は使用していませんが動物の骨が原材料。「ブルーB」も「ボーンブラック」です。「ランプB」は油煙カーボンが材料。

「ピーチB」は本来は名前の通り桃の種を焼いてそのカーボンを使用したみたいですが、現在はアニリンを酸化重合したものが主材料とのことで、漆黒度・着色度・隠蔽力に勝っているとのことです。


Re:樹脂その他

管理人 さんのコメント
 (2000/7/13 04:51:16)

■三嶋様
こんにちは。
自分からメディウムのことを聞いておきながら、せっかく書き込んでもらったのに返事が遅くなってすみません。

コーパルを含んだ画溶液だったのですか。私もコーパルは好きだったんですが、デルナーなどの技法書にあまりいいことが書かれてなかったので、しばらく封印してました。でもやっぱり、独特の光が好きなのでまた使ってみるつもりです。

>それにしても外国製の絵の具も随分変わりましたよね。
>自分のパレットは日本製の絵の具の割合が多くなってきました。

外国製の絵具は東京に出てくるまでは滅多に使わなかったので、実はあまり詳しくないのですが、最近いろいろ試しています。東京って面白いですね。世界堂本店とか、なんか世界の絵具の博覧会みたいだし。マイメリも買ってみました。
世界堂のホームページを見たところ、マイメリのアーティスティ絵具の説明で、「油と顔料以外は何も入れない」と書かれてましたが、これがなんとなく気に入ったので。「顔料以外何も入れない」というのの、顔料には体質顔料も含まれているのだろうか?という疑問もありますが。
それと高いので買う勇気はないのですが、クサカベから「ギルド」という絵具のシリーズが出てますね。使ったことありますか?

では。


洋画顔料と岩絵具の名称

管理人 さんのコメント
 (2000/7/13 04:52:06)

昔の絵具を再現するにあたって、顔料の粒子の大きさはけっこう重要ではないか、と最近思うのですが(現代の顔料は昔に比べてかなり細かくて均一になっているそうなので)。岩絵具だと、粒子の大きさによって、細かくわけて売っているので、それを使って絵具を作ろうかと考えています。

しかし、岩絵具はどれでも油絵具として使えるわけではないのですよ(例えば胡粉は炭酸カルシウムなので、乾性油で練ると透明になる、など)。

それで、油絵の顔料と、日本画の岩絵具で、名前が違うだけで、物質的には同じもの、というのを調べてみようかと思ってます。私が思いつくところでは、黄土(オーカー)、鉛白(シルバーホワイト)、朱(ヴァーミリオン)、なんかだと油絵には使えるなとは思ったんですが、岩絵具ことはよくわからないんで、もし他にもいろいろ知ってる方がいたら、情報大募集です。書き込んでみてください。実験した結果でもいいです。
では、よろしく。


絵具

三嶋 さんのコメント
 (2000/7/13 04:52:35)

管理人様、クサカベギルドはセルリアンブルーとビリジャンを愛用しています。品質がいいだけでなく、すっかりなじんでしまっているので手放せません。今はウルトラマリンやコバルトブルーも使っています。ちょっと高いのですが・・・。クサカベは他にもミノーを多く使っています。クサカベの人の話によるとミノーはその昔レンブラント油絵具を参考にし、それを超える事を目標として生み出されたらしいです。最大の特徴は色をささない事(色合わせのための?)だそうです。乾きの遅い顔料には乾燥剤を入れています。最近はクラシック油絵の具なんていうのもありますが、ほとんどの店で売ってないみたいです。
マイメリはどの色が気に入りましたか?やっぱりビチュームですか?
(冗談です。)どの色も低価格で魅力的ですよね。


画材&技法 全般 (2)」へ続く。


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