ルフラン&ブルジョア(仏) (1) [コメントする]

ルフラン&ブルジョア(仏)


スレッド作成 : 管理人さん
 (2000/7/17 08:10:58)

ルフラン&ブルジョアの画用液や絵具などに関するスレッドです。

ルフラン&ブルジョアのHP


将来のために描く

bonapa さんのコメント
 (2001/1/5 10:24:32)

これはplatique des Artsという雑誌にルフラン&ブルジョワが毎回広告をだしているなかからえらびました。毎回それなりに興味深い広告ではありますが、今回はこのサイトににあった、テーマだったので取り上げてみます。

・・アーティストの仕事は未来の世代のためでもある。今日の作品が明日の宝物となる為に昨日の過ちを抑制してゆく・・

だれも気がつかない屋根裏部屋の奥にかくれ埃にまみれて長年わすれられていた古い絵。  緻密な洗浄という単純な修復作業が再び絵に生命を与える。  居間の壁に絵を掛けたとたんそれをみるそれぞれの記憶の中に祖父の思い出が浮かんでくる。筆を手に郊外を歩き回る彼の姿を想い出す。 そこに描かれている光、雰囲気、それらをまだ想像することができる、しかし我々はそれらをより強烈に感じたいという気持ちが止まない。  時にいくつかの色は変色する、ヴァにスは黄ばむ、キャンバスは黴る。
保存についての問題というのは、全てのレベルの芸術的創造についてまわる物だ。修復者が確実に結果として、絵画が悪い方向への進展によって悪化する要素には次の3つがあると認めている。
下地の選択の悪さ;描画材の不適切な仕事の仕方これは常に<<薄塗りのうえに厚塗り>>という規則を守らない。  芸術的使用法に適さない絵の具の使い方;、 作品の保護のまずさ;(ヴァにスがけをせずに湿度のたかいところ、埃の多いところ、寒い所へおいておく)

アーティスト、コレクター達は全て文化遺産の責任者であろう。 

どのくらい芸術的思想の尊重とその具現化があるのだろうか??
制作に使用している材料をどれほどものにしているのだろうか?
何層かのグラッシ、塗り重ねた絵の具、その他にもキャンバス上に描くためのメニューとして個人的な方法、洗練されたやり方、センス、はどれも鋭敏な感覚によって選択された方法であるから重要であり、かつもろいとも言える。

時の流れを尊重

絵画においては、ごまかしはきかない。例えばオイルのことについて。  15世紀にヤンファンアイクの絵画によって注目することとなった興味深いオリジナルオイルのレシピは天然の樹脂をベースにである事、乾燥促進オイル、グラインドされた顔料などであることを忘れてはいない。 乾燥を遅らせる調合、描きたての感触を再度取り戻す可能性、まったく新しい性質を持った絵の具による光沢と透明性。 これらのテクニックをもってヨーロッパ北部の画家性質はレアリスムという方法に彼らの純粋なスタイルを築き最終的には画家として頂点を極めた。 そしてこの時から西欧の偉大な時代が始まった。 オイルの調合はあらゆるヨーロッパの画家によって、受け入れられていった。しかし少しつづ調合内容を変えていくこととなる、というのも各学校、派などにおいての美の追及はそれぞれの規律、基準、気質に合わせて変化していったのである。 また、実験的な試みというもの開始されるようになった。  タッチに丸みを持たせるために蝋を加えてみる、定着を急ぐためシッカチフ、質感、テクスチャーを変えるためにより揮発性の低いものによって絵の具を溶いてみるなど。。。

材料を知る(顔料とつなぎ)
過去、古い絵画の分析をするときに我々は時に大変に不幸なことに悪い保存の見本のような事態にであうことがある。  厚塗りの濫用、誤用;描画層の中心部が乾いていない。  蝋の濫用;ヴァニスの溶剤に対して柔らか過ぎる絵の具。  シッカチフの濫用;数々のヒビ(油彩画は時間経過とともに自然と硬化する)細かいヒビがたくさんなかったとしても大きな亀裂となることがある。 そして画家はあらゆる形でのオイルの濫用というものを避けるべきであることに気づくこととなる。
19世紀においての禍は新しい顔料の登場から; ビチウム:その豊かな調子を持った赤っぽい焦げ色(*訳注:この「赤い」という表現については日本人とはまたちょっと違うものを色のなかに感じているのかもしれませんが、この色はたとえるならば、ちょっと湿気た「のり」を創造してください。火であぶる前に、やや、赤っぽい黒になっているのりというのがあります。あのクロに見えるけれど、中に赤みを感じているのでこの人は「roux」という単語を選ばれたと思います)ビチウムは時間を経ると黒く煤けた変色をしながら劣化する、加えて上に重ねた色にひび割れや色泣きを起こす。
印象派の画家においても劣化という状態は大変多く見られる。というのもその時代油絵のなかにつや消し表現を探求し、つやについては油絵の具自身がもっているつやで表現する試みがなされたからである。 揮発性物質の濫用;揮発性のもので絵の具を溶くことによって顔料の定着をさせるつなぎを失わせることによって、画面表面ももろくなる。  下地をほどこしていない基底材;油は下地へ染み込んで、酸によって浸食する。  ヴァニスの不使用;鉛白(酸化鉛べースの白でこの時代唯一存在した白)は大気に触れることによって黒ずみを及ばした。

単純化の追求

装飾美術の分野においては、いくつかの古色を帯びた感じをだすための塗料がある事をご存知でしょうか?遺産を失ってしまうのではないかという危惧、過去へのノスタルジー、これらは成功への理由とはならない。 ごく最近の形成(物質構成)によって作られた製品では、グレーがかった緑色の本物の錆びを再現することができるし、その他にも特別なヴァニスを使って画面にヒビを作ることさえできる。しかもこういった表現効果は実にたやすく短時間で作ることができる。

美術のなかで(多々な方法による制作、表現手段は)の潮流は、複雑化してきている。 その一方製作工程の単純化ということが物を作る喜びを味わえる一因ともなっている。  その現象の例えとしてアクリル絵画を上げられる:アクリル絵画のテクニックは多くの決まりごとに束縛されず、すべての色同士混合可能な品質をもち、複雑なことをしなくとも、ジェルを加えていくということによってすぐにテクスチャー効果が出せる。作品制作の規則が至ってシンプルな物だ。
実際それぞれのテクニックは作家の気質にみあっている。
テクノロジーの発展、新しいコミュニケーション方法、これら全てに見受けられる「即効性」が現代社会の性質からきていると見受けられるけれども、描くということについては、基本的な規則を尊守していくという感覚を作家から失わせることとはならないだろう。
全ての創造における使命は、時間の経緯の中で長持ちをさせることではない、しかし屋根裏部屋に開かれずにある包みから作品を取り出して新たなその作品の存在理由をある日問い掛けることがないとは誰がいえるだろうか?

Jacky Viaud (科学部門技術者)

ということでした。すごく長くなっているようなきがする。これを打つだけでも時間掛かった。
ミスタイプがないかじっくりよみかえしたいけれど、なんだか、まわりが仕事モードなので、あまりパタパタできない。。


でも彼がイワンとしていることについては共感することはあるな、と思いました。  技術は技術であり着そうは守った方がいいっていうのはやはり作った側としてもそれを持っておく側としても守っておきたいな、と思いました。

今後またなにか面白そうなことがあったら載せて行きましょう。


Re:将来のために描く

管理人 さんのコメント
 (2001/1/9 01:18:50)

これはいつもにもまして長文ありがとうございます。
この調子で(会社だけでなく)掲示板にも毎日出勤していただきたいなあ、と思ってます。

僕んところの会社もなかなか昼休み以外は書き込みにくいです。賃上げ要求中だし。


ブラン ムードンの寿命

bonapa さんのコメント
 (2001/10/12 20:22:39)

そうだそうだ、もう下地の在庫は少ないぞ、、とやっと重い腰をあげつつ、素材の確認をした。「あれ、このblanc Moudonっていつのよ?」と思い思い起こすと4年は経ってる。 「これだいじょうぶか?作ったあとにもろもろ、、って崩れたらくやしいではすまんぞ」と思いメーカーに問い合わせた。 さすがレスポンスの早いルフランさん(っていうかこの担当の方の性格だと思うけど。)「当社製品のブランムードンは開封されたものであっても4年は品質に全く変化はございません」と返事が来た。  私は日本の気候は湿度もたかいので、心配なのですがと質問したのだが、そんな物なんともないらしい。
毎回ではあるが「自信に満ち溢れたお答えありがとう御座います」と、この掲示板で言っておこう。(彼には聞こえないけど) きっと日本であれを買って使っている人なんて「稀有」だとは思うのだけど。(4年も放っておく奴も稀有だと思う)

と以上報告です。


新製品 

bonapa さんのコメント
 (2002/02/21 08:05:22)

ここって、私と管理人さんぐらいしか書き込みしないから、スレッド無くなってもいけないので、くだらぬことでも書き込みしておこう。
以前ルフランのHPは見づらいという話をしてたときに「アクリル絵の具」の話をしたと思うのだけど、ルフランのオリジナルブランド「ファイン アクリリック」という新製品を売り出しました。 これって明らかに「リキテックス」のぱくりじゃないかと、いう感じがしました。 長年リキテックスの代理店として販売を続けていてついに自社ブランドで売り出す。 なんかよくありそうな手口だ。  しかもHPとかには乗せていないけど、美術雑誌とかにはひんぱんに広告が出てる。 日本への上陸も近いとみた。「品質はリキテックス」価格はちょっと安いのよ。というコンセプトで売る事間違いなしだな。きっと今頃必死に代理店さがしているに違いない。このページを見にくる人は圧倒的に油絵の具を使っている人が多いのだろうけど。中にはアクリル絵の具を使っている人もいるでしょう。っていうことでお知らせ。 
ちなみに私はまだ使ってないです。 


karu さんのコメント
 (2002/02/24 14:15:29)

最近ルフランのシルバーホワイトのチューブ入りのものが出ましたね。以前法律(PL法だったかな?)の関係で全て缶入りになったのが不評だったからでしょうか。フラマン・メディウムやヴェネティアン・メディウムも缶入りは使用上・保存上共に最悪でした。150mlチューブが特価で1200円ぐらいだったので数本買ってしまいました。


開かない缶入り

bonapa さんのコメント
 (2002/02/25 18:05:42)

karuさん、そういえば一時缶入りになりましたね、あれはヨーロッパでも「毒劇物」基準が変わり缶にいれて販売しないといけなかったんですね。日本のPL法だけに限らず。
製造メーカーとしては「内容量を変更する」か「缶入りにする」うりやすいのはやはりチューブ入りですね。
でも、前はルフランのチューブって60ミリと250ミリチューブしかなかったから150ミリはプロモーション用なのか??いや新製品か?現物みないとわからないんだけど、そのチューブって昔の製品のではないだろうか??まぁ何にしても特価で売られていたのに出会ったのはラッキーでしたね。

缶入りのメディウムなんて1度あけてよく口をきれいにして蓋しないとだんだん開かなくなるしね。(あけるとこぼすし)
いくら「子供に絶対的危険が少ない」と言っても、使うあっしには不便でごわす。という感じでしたよね。

ところで、ヨーロッパのメーカーの中で一番油絵の具の色数を多く出している(と思うけど、、)Old Hollandは168色あって、容量の多いものは缶入りです。割安だし、要望があるから売られつづけているのでしょうね。
やっぱり時間もお金も気にせずゆっくりとのんびりと毎日絵を描く人たちは缶に入っていようが気にしないのだろうか?


そういえば…

窓の鳥 さんのコメント
 (2002/02/26 09:05:25)

御無沙汰です。
ルフランの「フレミッシュメディウム」(マスチック樹脂のメギルブメディウムです)はチューブのフタがすぐに壊れる(割れる!)ので缶入りを買った方が良いと思う。
最近出回っているのは、缶入りが多いようですね。(銀座、伊東屋では、チューブ品はなくなりました。)
ちなみに私は最近、国産の「アルキドメディウム」に切り替えてます。安いし…。


そういわれれば、、

bonapa さんのコメント
 (2002/02/26 18:48:18)

窓の鳥さん、 こんにちわ。
そうですね、チューブの蓋割れますよね。
強くしめすぎてもいけないし、かといってゆるゆるにしては中身が出てしまう。
でも、「メディウム フラマン」は私はお気に入りだから、そのぐらいの事は許してやります。


イタリアのメーカーでZecchiというところはなかなか賢いやりかたで、ジャムとかが入って売っているようなビンに金物の蓋です。あれのほうがいいっすね。まぁ広口ビンだから開け閉めは気をつけたほうがいいには違いないけど。(まぁメディムの固さとか状態によりけりですね)

ところで、窓さん、「アルキド」とフラマンって質感とか乾きかんも同じ感じなんでしょうか?
乾燥後光沢が引けてそうなきがする、、。どう?


Zecchiとは!

窓の鳥 さんのコメント
 (2002/02/27 09:09:14)

通ですね。
「メディウム フラマン」は試した事有りませんのでコメントできません。悪しからず。
現在使用中の物は(国産だってば!)マットになる物です。
その上で描画オイルを好みの光沢の出る程度に調整した物を使用しています。これは乾燥速度の調整も兼ねています。

ジャム用の広口ビンは調合油の保存に大活躍ですよね。
手練り絵の具の保存には、「プラモデル用」ペイントカラーの空きビン(空の状態で売っている)が重宝しています。
丁度良い大きさなんですよ。




パッケージに惹かれるってこともあるし、、

bonapa さんのコメント
 (2002/02/28 09:16:47)

窓の鳥さん、
そうですか、プラモデル用のペイントカラー空き瓶を売っているのですか。知りませんでした。
そうそう、ジャムの瓶って便利ですよね。

Zecchiってパッケージとか素っ気無いけど悪くないですね。 私はなんせ外見で惹かれるってこともおおいんで、新しいボックス入りとか見つけるとうきうきして欲しくなる。最近ブロックスの油絵の具がかわいい楕円形のBOXいりとかはチョコレートみたいでいいと思いました。

各メーカー「クリスマスシーズン」とかに贈物用として販売されるけれど、画材を一式いれたパステルとか、絵の具とかとっても惹かれるぅ。(昨年当たりはゼロハリ式のアタッシュケースもどきが流行っていた)

去年驚いたのは「銀でできたパレレットに12色固形水彩絵の具をいれたシュミンケ」のセット!(折りたたんで筆箱のようになって、青いビロードのポシェット二に入っているのがまた木箱に入っているの)
たけぇ!日本円で62000円もしていました。誰がプレゼントしてくれるんだろう??


私は画材はそりゃ目的に合えばなんでも良いが、楽しみとしては容器とか、外見とかも重視するな。おっとルフランとかけ離れてしまったけど許して。
ルフランの筆使っている人居ますか?
ATORIUMとプリントされていてグレーの軸に黄色のゴムがついてる。あの水彩用の筆は価格のわりに品質いいです。でも黄色のゴムがかんそうしてわれて無くなるんだけど。 あれ、日本で売れないってやめたんでしょうか?見ないね。
 


ルフランの筆

大西 さんのコメント
 (2002/03/11 14:07:11)

僕もグレーのルフランの筆使ってます。僕が買ったのは黒いゴムでした。大阪の笹部という画材店で4,5年前に一本だけ残っていたのを買って今でも愛用しています。軸の長さからいって油彩用でしょうが「マルト コリンスキー」と書いてあるので水彩に使っています。確かに使いやすいのですが、やはり、それ以来、売っているのをみませんね。


三角形のくさびの謎。

bonapa さんのコメント
 (2002/03/12 08:27:38)

あの筆やっぱり見かけないですか、日本の輸入代理店によって「輸入レンジ」をきめているから今の輸入代理店さんは「筆なんてかまってらんねぇぞ」ってことなのでしょうか? あれ、絶対値段のわりにいい品質だともうんだけど。
あの「コリンスキー」もきっと「ラファエル」とかに比べたら安かったとおもうんだけど。。

そういえばルフランのキャンバスって張ってある物にも、木枠だけのものにも三角形の楔付きなんだけど、あの習慣は日本では見かけないですね。くさびだけ「別売り」っていうこともないですよね? 日本でも木枠かったら「三角のくさび」くれるところあるのでしょうか?  あのくさびってそもそもそのようにつかうのが正しいの?  なにげにさしこんであるのは見たことがあるから「あぁたるみを調節しとるのね」と思っていましたが、自分では持っていても使ったことありません。

正しい使い方知っている人教えてください。

大きなキャンバスだけではなくて、ちっこいキャンバスにもついてました。

ご存知の方よろしくです。


キャンバスの張り具合

窓の鳥 さんのコメント
 (2002/03/13 09:40:00)

の調整のためなのですが。
日本の物はあまり必要ないと思います。
キャンバスがゆるんで来た場合、引っ張りなおしてくぎを打ち直すのが良いと思う。
緩むたびにくさびで調整していると、額縁があわなくなります。
日本の額縁は規格品がほとんどだからなおさらですね。

ヨーロッパの木わくって、とても柔軟性があると思うのです。
日本の木わくで同じ事をするとおそらく割れてしまうと思う。
材質の違いもさる事ながら、日本人の木工製品に関わる感性にもその違いがあるとおもいます。
縦横直角で、遊びが無く、見事に組めるキャンバス用木わくなんて日本製だけじゃないかな。
ルフラン製はどうですか?
スペイン製はとんでもなく荒作りでしたよ。
でも、注文でその場で欲しい寸法の物を作ってくれるのは有り難かった。

ルフランの筆は見た記憶がありませんが、安いのならばぜひ使ってみたい。ラファエロの筆は質は良いけど、高いから。
日本製でも毛質の良い物はやっぱりそれなりの価格がするから、しょうがないのかな。消耗品だけにいつも頭を悩まします。


たるみ強制器ですか。

bonapa さんのコメント
 (2002/03/13 18:08:21)

なるほど、具合をみながら使うのですね。
顔のしわとり手術のごとく、「たるんだら引っ張って張りなおす」方法が一般的に見かけますよね。そうですか、額縁とも関係するからくさびの使い方も良し悪しなんだね。

ルフランの木枠のうりかたには2種類あって、あの木だけを組み合わせるものと木プラス「tention-automatique」とかいう名前だったか?の三角形のプラスチックにかねでできたばねのようなものがくっつて居るものを組み合わせて張る方式の2つがあります。 画面の四隅にあたるところにいこの器具をあてて、木枠の端がちょうど、この器具と合う角度にカットされていて、白いプラスチックのところにはめ込むようなかん時で木を入れておくと木枠の「組み立て」ができるような仕組みです。  その上にキャンバスを張ると多分この器具の名前どおり「自動的に木の具合」にあわせてかねのばねが引っ張り具合を調節するんだと思います。

一般の木をくんであるものはやはり日本の出来具合を見慣れていると雑だと思います。 しかしながら0号Mサイズなどは器用に上手にできているなぁ、と思います。(タッカ―っていうんですか?あのおおきなホチキス見たいなものは、あれでがんがんと打ち付けてあるだけ)  

雑なかんじでも、困るほどの問題が起きたことは無いから、まぁそれはそれでいいか、っていう感じです。

あの筆、また「売ってよ」って頼んだら「じゃ、買ってよ」って言われるんでしょうね。
弘法も筆選びますよね。



bonapa氏の写真!公開!!

管理人 さんのコメント
 (2002/03/15 14:07:54)

上で語られている、ルフランの”木プラス「tention-automatique」とかいう名前?”のキャンバスですが、たぶん、bonapa氏の上の説明では、いったいどのような物か想像するのは難しい、と本人が思ったらしく、画像を送ってきてくれたので、アップしてみました。

http://www.cad-red.com/photo/tmp/lef-cnv1.jpg
http://www.cad-red.com/photo/tmp/lef-cnv2.jpg
http://www.cad-red.com/photo/tmp/lef-cnv3.jpg

確かにカネのバネがついてますね。画布も木も、湿度、気温によって、それぞれが違う条件で伸び縮みすると思うので、それによる絵のダメージを防げるのかもしれませんね。

というわけで、何かございましたら、この器具の是非などについて語ってください。


たるみ矯正器

karu さんのコメント
 (2002/03/19 09:17:13)

「tention-automatique」ということは自動的に張り具合を調節してくれるということなのでしょうか?だとしたら画期的な製品ですね。下手に張り直すと割れたりひびが入りそうだし第一手間が省ける。くさび付き木枠は初めは日本のものにも付いていたそうですが、窓の鳥さんの言うように規格品の額縁に合わなくなってしまうので徐々に無くなったのだと思います。現在日本でも作っているのは銀座の「月光荘」ぐらいでしょうか。何年か前に画材屋の在庫でnasuno製のものを購入しましたが今は作ってないだろうなぁ。
あと修復家の方に聞いたのですが、よくキャンバスを張った後に余った布を木枠に沿って切ってしまう人を見かけますがこれは大きな間違いで将来的にたるんだりした時に張り直しが困難になってしまいます。また、サイズぎりぎりにカットして張るのも同様です。市販の多くの張りキャンバスがそうなっているので勘違いする方が多いようですが張り器で掴めるぐらいは残しておきましょうとのことです。これも額縁の裏板が閉まらないので切ってしまう例もあるようです。


字訂正ありがとうございます。

bonapa さんのコメント
 (2002/03/20 18:17:54)

karuさん、
ご指摘どうもすみません。「ITぼけ」を言い訳に漢字がかけなくなっている昨今ミスタイプも多しでございます。
ご想像のように「自動的に張り具合」を調節してくれます。(ここでもうひとつあやまっていいすか?tentionじゃなくてtensionだろ、と一人突っ込み入れました。)
これも額縁に入れたときに問題とかがあるのかどうかはわかりません。

キャンバス地を少し残して張るほうがあとで調節できるというのは聞いたことがあります、その理由どうりだと思います。

でも、これってきっと他のメーカーでもあるんでしょうね。パテントとってあるようですが、イタリアで取っている番号がついてるんですよ。
ま、よくわからないな、「これはルフラン独自の」って言っていたけどそれを信じていいものかは。。

nasuno製ってnasunoさんっていう画材やさんですか?


nasunoはメーカーです

karu さんのコメント
 (2002/03/21 04:39:01)

bonapaさん
nasunoは木曽にある那須野画材工業が製造している木枠のブランド名です。木枠にはローマ字で刻印がされています。神田神保町の文房堂などで取り扱ってますがくさびはついていません。
ところでルフランの木プラス「tension-automatique」って日本で売ってるんでしょうか?


どうもありがとうです。

bonapa さんのコメント
 (2002/03/21 16:09:10)

karuさん。
那須野画材のブランド名でしたか。今度文房堂へいったら見てみます。(なんかちょっと高そうですね)
ルフランのtension-automatiqueは今画材やさんでは売っているのみたことは無いです。
画材やさんで尋ねた事もないんだけど。

フランスでは「高くないぞ」という印象の価格だった。いくらか思い出したらまた連絡しに来ます。


値段は思い出したものの、

bonapa さんのコメント
 (2002/03/21 18:38:06)

ほんいちば、引き続きキャンバス木枠の話です。
15Fの大きさで860円くらいでした。(張ってあるもの)張ってあった生地は特別なものではなくて目の細かい生地で「やすっ」とおもい買った。
今はルフランでの取り扱いは無いみたいですね。
でもきっとヨーロッパとかアメリカとかうっているところはあるんでしょうねぇ。
日本のメーカーでももしかしたらうっているところあるのかもしれないですね。
せっかく写真もっとたのに幻の木枠になった。

でも、結局「売れなかった」ってことですね。


ルフラン&ブルジョア(仏) (1)」へ続く。


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