管理人 さんのコメント
(2001/01/22 01:52:01)
ホルベインの、画材その他の製品に関するスレッドです。
水彩絵の具は良い
むっちー さんのコメント
(2002/10/19 21:58:13)
水彩はホルベインで使ってますが、私は好きですね。
なんか書いとこ!!
monga さんのコメント
(2002/10/23 08:39:59)
むっちーさんありがとうございます…
せっかく管理人さんが作ってくれたスレッドなのに、このまま書きこみなかったら消されそうなのでたわいのない事書いときます。当方一応関係者ということで詳しい事は…
「ホルベイン」は創業明治３３年ですから、今年で１０２年です東京「文房堂」さんが創業明治２０年ですから、ちょつと先輩。もともとは創業者の「吉村峰吉」の名前を取って「吉村商店」という名前で大阪中ノ島に文具・事務用品の輸入卸商社として発足しました。
「ホルベイン」という会社になったのは昭和３２年です。会社は現在絵具製造の「ホルベイン工業」、その他画材製造と卸部門の「ホルベイン画材」そしてキャンバス製造の「ホルベイン画布」があり、海外では「HK HOLBEIN U.S.A」と「HK HOLBEIN CANADA」が合弁会社としてあります。
色んな商品の問い合わせを頂くんですが、画材と工業は製造しているものが違うので、例えば筆の質問を工業へされるとちんぷんかんぷんになりますので、絵具の事は工業へ画材の事は画材にお問い合わせください。
でも、このサイトへの質問はなんでも結構です。分からない事は工業・画材・画布で確認してご返事しますから…。あんまり宣伝になるといけないのでここらへんで。
ホルベインのチタン白
管理人 さんのコメント
(2002/10/24 02:37:41)
mongaさん、こんにちは。
それでは、せっかくなので、質問いたします。
ホルベインの絵具やキャンバスで使われているチタニウムホワイト顔料は、ホルベイン工業で開発、製造しているものなのでしょうか？
他のメーカーのチタニウムホワイトと相違点などありますでしょうか？
それと最近、開発された白などにまつわるお話も聞きたいです。
では、暇なときでいいので、よろしくお願いいたします。
早速ながら…
monga さんのコメント
(2002/10/24 14:09:24)
早速、ホルベイン工業技術部・荒木部長にお聞きしました。以前「ルチル型」等は回答頂いているので下記を聞きました。
Q1．ホルベインの絵具やキャンバスに使われているチタン白顔料は、ホルベイン工業で開発・製造しているものか？
A2．いいえ。世界中に点在するチタン白製造専門業者から求めています。
Q2．他のメーカーのチタン白と相違点などあるか？
A2．チタン白自体の相違はその製造業者に関わります。同じメーカーの同じ番手なら（余程うるさく注文をつけない限り）同じです。製品のチタニウム・ホワイトやキャンバス塗料となると、今度は絵具会社（例えばホルベイン工業）やキャンバス業者の処方に関係しますから、差異が出ます。当社のチタニウム・ホワイトを例にあげると、色相のよいチタン白を指定し、それのみで製品化しています。他社などでは油焼け対策に亜鉛華（ジンク・ホワイトの顔料）を配合しています。
Q3．最近開発された白などにまつわるお話を聞きたい
A3．？ セラミック・ホワイトの事ですか？
鉛白（シルバー・ホワイト）：有害性＋油焼け
亜鉛華（ジンク・ホワイト）：亀裂・剥離
チタン白（チタニウム・ホワイト）：極端な高着色力・高隠蔽度
セラミック・ホワイトは、既存の白に不満を抱いた我々が他の白色顔料を探してたどり着いた顔料（チタン酸ストロンチウム）を用いた絵具で、シルバー・ホワイト程度の使用感、ジンク・ホワイトのような色相感、チタニウム・ホワイトの安定度を有した品です。
チタン酸ストロンチウム自体が元来色彩用途ではなくて窯業用途の品なので出自をとって「セラミック」と銘々したものです。他社もこの顔料をどんどん利用して普及して欲しいと考えています。
Q8．顔料のうち「黄土」は海外の絵具メーカーとの競争入札に勝ってイタリアの山土の権利をホルベインが保有していると聞いていますが、このようにホルベイン独自の顔料を確保輸入している色が他にもあるか？
A8．緑土（テール・ベルト）、代赭（ローマン・レッド）、アンバー土（ロー・アンバー）、シエナ土（ロー・シェンナ）、コバルト青（コバルト・ブルー・ディープ：透明なディープ色はホルベインのみです。
RE: 早速ながら…
管理人 さんのコメント
(2002/10/24 16:39:20)
mongaさん、ありがとうございます。
WhiteNoteを読んで、どういう経路で顔料が行き来しているのか興味を持ったのですが、お話を聞けてよかったです。
なるほど、とりあえず、ホルベインのチタニウムホワイトにはジンクは入っていないということですか。
そうです。新しい顔料とは、セラミックホワイトのことでした。ありがとうございます。
実は、お伺いしたいことはやまほどあるのですよ。
でも、少し間隔を開けておきますね。
技術部さんの方も大変だと思うので。
ありがとうございますと、伝えておいてください。
では。
ホルベイン、ホワイトノートの着色力隠ぺい力について
沙羅ゐ さんのコメント
(2008/01/25 20:26:34)
フリートークでも話題に出たホワイトノートの簡易版を早速もらってきたので以前のものとも合わせて質問です。
データでは着色力隠ぺい力ともにシルバーより高いクイックドライングホワイトが、写真ではシルバーより低く見えるのは何故でしょうか？（ちなみにホワイトノート、簡易版ホワイトノート共にです）
Re:
ホルベイン工業 さんのコメント
(2008/01/28 17:26:38)
お詫びします。恥をさらしますが、記載ミスです。
ご説明の前に、区別を定かにする為に、
従来の16頁ものを「ホワイト・ノート」、
簡易版を「ホワイト・コンサイス」と呼称しておきます。
実は我々も昨年夏に気付き、慌ててデータ採取に入りました。
結論的には、画面を御覧になった感じが正しい姿で、
ホワイト・ノートのデータ�，�変なのです。
この冊子を作った当時の採取データ数値が編集時に狂ったようです。
後日、ホワイト・ノートの訂正作業に入ります。
ご指摘ありがとうございました。
ありがとうございます
沙羅ゐ さんのコメント
(2008/01/28 22:47:15)
すばやい返信ありがとうございます。
>ホワイト・ノートのデータ�，�変なのです。
この冊子を作った当時の採取データ数値が編集時に狂ったようです。
ということはデータ�，離轡襯弌爾良�分だけが
でたらめな数値になってしまっている、で良いのでしょうか？
>後日、ホワイト・ノートの訂正作業に入ります。
ご指摘ありがとうございました。
いえいえ、新しいものができるのを心待ちにしています。
ありがとうございました。
ホルベイン工業 さんのコメント
(2008/01/29 09:53:44)
データ�，離�ィック・ドライング・ホワイトのデータが変なのです。
言葉足らずをお詫びします。
ホワイトコンサイスについて
沙羅ゐ さんのコメント
(2008/01/30 21:22:08)
>データ�，離�ィック・ドライング・ホワイトのデータが変なのです。
ホワイトノートのデータ�，伴命震椹襪亡悗靴討肋綉�の修正で合致しているので納得したのですが
ホワイトコンサイスの写真目視と、ホワイトノートのデータ�，伴命震椹襪砲�なり違いがあるように見えます。
参考例として目視での比較等を記しておきます
略語 Ｓ＝シルバー Ｚ＝ジンク パ＝パーマネント セ＝セラミック チ＝チタニウム ク＝クイックドライング
ホワイトノートデーダ１の数値（クイックドライングは誤りであるため省略）
着色力 低 Ｓ＜Ｚ＜パ≒セ＜チ 高
隠ぺい力 低 Ｚ＜Ｓ＜パ≒セ＜チ 高
ホワイトノート写真の目視比較
着色力 低 ク＜Ｓ＜Ｚ＜パ≒セ＜チ 高
隠ぺい力 低 Ｚ＜ク＜Ｓ＜パ≒セ＜チ 高
ホワイトコンサイス写真の目視比較
着色力 低 Ｚ＜ク＜Ｓ＜パ≒セ＜チ 高
隠ぺい力 低 ク＜Ｓ＜Ｚ≒セ＜パ＜チ 高
ホワイトノートに関しては目視とデータ１の数値が合致しています。（クイック除く）
ホワイトコンサイスは目視とホワイトノートのデータ１が合致しません。（当然ホワイトノートの目視比較とも合致しない）
目視の個人差や塗り方による違い等、細かい要素があると思いますのでほかの方の意見も聞きたいです。
ホルベイン工業 さんのコメント
(2008/02/14 16:00:58)
写真撮影の資料の作り方が両者で異なっています。
ノートの方は、正確に容積秤量して、フィルム・アプリケーターと云う塗布道具で塗ったものですが、
コンサイスは、油絵具のホワイトの講習で行うやり方に則って目分量で作り、指先で塗りつけたものです。
精度がまず異なることと、塗膜の厚さで色感の変わることが、違いに現れています。
同じ意味の見本で異なる印象を持たれては主旨にそぐいますから、再度精秤し、両者の統一をはかります。
ありがとうございました。
ご投稿に気付かず、説明を遅らせ、失礼しました。