管理人 さんのコメント
(2001/05/09 04:08:27)
高橋由一に関するスレッドです。
金比羅の高橋由一作品が
sato ichiro さんのコメント
(2001/08/08 10:27:11)
昨日から9月24日まで、「油画を読む」を東京芸術大学美術館にて開催されており、由一の「鮭」「花魁」はもちろんのこと、「読本と草紙」「鱈梅花」「墨堤桜花」「洲崎」「桜花」「琴陵宥常像」が展示されています。絵画材料、絵画技術についても詳しくデータが記載された目録(カタログ)も販売されています。明治期の油画に興味ある人々には必見の展覧会であると、自負しております。
見たいです!!
monga さんのコメント
(2001/08/09 08:01:49)
こんにちわ
芸大の佐藤先生ですね、初めまして。時々ネットで芸大美術館の内容は見ておりましたが内容の濃い展覧会のようですね。とても見たいですが、行けそうにないので東京の営業所の若いものに頼んでカタログだけでも買って送ってもらおうと思います。
以前の東京芸大所蔵名品展「卒業製作に見る近現代の美術」のように京都にもこの企画展が来てくれたら良いですが…。
RE:金比羅の高橋由一作品が
管理人 さんのコメント
(2001/08/09 11:37:30)
sato ichiro先生
書き込みありがとうございます。明治時代の洋画には並々ならぬ興味があったので、「油画を読む」展は楽しみにしていました。盆明けに行こうと思っていますが、せっかく東京にいるので、何回か通ってじっくり見たいと思っています。カタログも絵画技術のデータが載っているということで楽しみです。
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既にご覧になった方がいたら、是非このスレッドに感想など書いてください。芸大美術館が改装されたときも話題になりましたが、この時代の作品に関するみなさんの意見を聞けると個人的に大変うれしいです。
これまで高橋由一に興味がなかった方は、一度、実物を見てみるといいかもしれません。とくに由一の「鮭」は他の美術館にもありますが、芸大にあるものはいろんな意味で別格なので、是非見に行ってください。
由一関連URL
管理人 さんのコメント
(2001/08/09 13:08:14)
参考までに、由一関連のURLを集めてみました。
「油画を読む」展
http://www.geidai.ac.jp/attached/art_museum/ReadingOilPaintings/index.htm
http://www.geidai.ac.jp/attached/art_museum/ReadingOilPaintings/konpira/konpira_jp.htm
金毘羅の由一作品は↓で画像を見れます。
http://www.konpira.or.jp/museum/yuichi.htm
芸大の鮭図
http://www.net1.sctv.ne.jp/~z-sabn/sakka/sakuhin/takahasi_03.htm
毎日新聞「高橋由一が描いた肖像画、金刀比羅宮で見つかる」
この作品も今回展示されているようです。
http://www.mainichi.co.jp/news/journal/photojournal/archive/200104/26/26-06.html
行ってみよう。
HPY さんのコメント
(2001/08/09 17:38:44 - Web)
高橋由一の鮭っていっぱいあるんですね。
新派・旧派ってあるんですね。旧派の絵画はあんまり見たことがなかったので、行ってみたいと思います。
行ってきました。
管理人 さんのコメント
(2001/09/07 03:30:25)
書き込むのが遅くなりましたが、お盆明けに行ってきました。他の人はまだ行ってないですか?
さっそく図録も買いました。それと今回の図録のほかに、『重要文化財・鮭(高橋由一作)』(1990年)というのも買いました。11年前の展覧会の図録だと思うのですが、まるまる一冊、由一の『鮭』についてのみ書かれていて、あまりの面白さに家に帰ってから一気に読んでしまいました。こんな図録があること自体がすごいような気もしましたが、おかげで由一について読みたいという欲求が満たされました。
芸大の「鮭」ですが、他の由一作品に比べてあまりにも巧いので、本当に由一の作品なのか、という話が『鮭』の図録にもたくさん出てきていましたが、言われてみれば、同じ時期の由一の作品と比べると全然違いますね。鮭も神奈川県立博物館でも見たことがありますが、芸大のより格段に劣るし。
しかし、今回展示されていた晩年の作品の「日本武尊(やまとたける)」は巧いと思いました。背景から手前の人物まで、全体のマチエールもしっかりしていて、完全に絵具を使いこなしているような気が。とくに僕が好きなのは、枯れた草原の奥の方が燃えているんですが、その朱色の炎が、たぶん、朱色と鉛白で描いたのでしょうが、その絵具の盛り上がりがなんとも言えません。
同じく晩年の作品に「長良川鵜飼」(東京国立近代美術館)というのがありますが(これは芸大美術館には展示されてません)、これも相当うまいような気がします。なにより絵具がよく画面についているし、夜景は慣れてないと表現が難しいと思うんですが、なかなか自然に描けてます。それに松明の炎がまた素晴らしいです。暗い海にいる船に松明がたくさんあるんですが、朱色の絵具の塊がこう、絵具としての美しさと、写実としての美しさを両方兼ね備えているというか、なんか自分も絵を描きたくなってくるような感じにさせます。ぱっと見ると平凡な絵ですが、よく見てみると隠れた秀作だと思います。
芸大の鮭も同時期の作品と比べると不思議に巧いですが、もし「長良川鵜飼」や「日本武尊」と同じ最晩年の作品だったとしたら、このくらい描いても不思議ではないような気がしますね。
そういえば、
管理人 さんのコメント
(2002/05/07 09:23:29)
東京国立近代美術館の改装が終わって既に開館してると思うのですが、「長良川鵜飼」展示されてますかねぇ。常設展示スペースが強化されたような話は聞いてますが。
と雑談してみる。
なんか話題ない?
由一ネタ
管理人 さんのコメント
(2002/07/14 14:47:57)
みなさん、こんにちは。
三重県立美術館から、高橋由一ネタを発見です。
高橋由一展―没後100年 近代洋画の黎明―
http://www.museum.pref.mie.jp/miekenbi/event/catalogue/takahashi.htm
↑図録のWeb版?
↓とくに作品解説のところをどうぞ。
http://www.museum.pref.mie.jp/miekenbi/event/catalogue/takahashi/kaisetsu.htm
それと、
http://www.museum.pref.mie.jp/miekenbi/event/p1994_3.htm
これは常設展示かな?よくわかりません。
読むと面白いです。
由一の時代の洋画家がどんなふうに画材を準備したか、ちょっとだけ書かれてたりと。
→ 三重県立美術館
荏の油
管理人 さんのコメント
(2002/09/11 04:19:35)
上の三重県立美術館のページにも書いてありましたが、まだ日本で亜麻仁油などが手に入らなかったときに、高橋由一なんかは『荏の油』というのを使っていたらしいですね。荏の油に、在来の顔料を混ぜて油絵具を作っていたらしいです。
昨日、東急ハンズの塗料コーナーを見ていたら、その『荏の油』を見つけました。さっそく買ってみたんで、機会があったら試しに使ってみます。
塗料屋は今でもけっこう天然オイルを扱っているのですね。日本の画材店ではあまり見かけない、クルミ油なんかも売ってました。
五姓田義松 の画
yuichi さんのコメント
(2003/11/21 01:25:34 - E-Mail)
五姓田義松 の画がうちにあります・・・美術館さん〜とお知り合いの方どなたか?知りませんか?
五姓田義松について
山崎 さんのコメント
(2006/07/05 15:37:27)
五姓田とは、5回「姓」が変わったためにつけた姓であるという話です。父親も画家で、義松を連れてよく旅行したようです。絵の師匠はイギリス人報道画家であった「ワーグマン」ですから、英国風の画風ということになります。ワーグマン自身の作風は古典的というより、もう少し近代的な画風で描かれており、折衷派といった感じですが、義松の画風は師匠より古典的といえるでしょう。「光線画」といわれる、西洋絵画を学んだ義松は、わが国明治時代の「宮廷画家」ともいえるので、その作品は宮内庁が所蔵、管理しているものが多く、一般人の所蔵する作品は少ないようで、宮廷画家であったために世間的には余り知られていない画家といえるでしょう。そういうわけで、貴重な作品ですから大切になさってください。
明治初期の油絵技法
K・H さんのコメント
(2010/03/20 00:03:30)
高橋由一の技法については、NHKブックス「油絵を解剖する 修復から見た日本洋画史 歌田眞介著」(定価1020円+税)に詳しく書いてありますので、値段も安いことですし、興味のある方は一読を。